魔王でもゴロゴロしたい!

ユキ

2.目の前で神様がわちゃわちゃしてた(´・ω・)

はっ!ここはどこ!僕はだれ?
ふぅ、夢か、僕がすくらんぶるえっぐになる夢を見た、なかなかリアルで怖かったなー
ん?
「はわわわ!大変ですー!どうしましょう、どうしましょうううーー!!!」
なんか...ゆるふわなお姉さんがわちゃわちゃしてる...
わちゃわちゃお姉さんを見て思い出したが、ここはどこだろう?
なんか神殿見たいだけど、僕確か帰ってる途中だったよね。
あ、眼鏡落とした
あ、踏んだ
「ふにゃぁあーー!!眼鏡踏んじゃった!あー!どうしましょうーーー!!!」
と、とりあえず声をかけてみよう、なんか大変そうだし...
あ、あのー、大丈夫ですかー?
「キャァーーー!...あら?どちら様ですの?」
えー...こっちのセリフなんですけど...
「ご、ごめんなさいね、少し大変なことがあって慌ててたの、私は第四の柱、死と再生の神、ペルセポネと言います。」
そう言いニコッと微笑むゆるふわお姉さん。
女の僕が見ても綺麗で可愛い。
....へ?神様、!?
「信じてもらわなくてもいいわ、ところで貴方のお名前は?死んじゃってここに来てしまったのかしら?」
え、えと状況が良く分からないです...あ、如月 雪キサラギ ユキって言います。
「えーとね、ここは冥界って所なの、そして私がこの場所を任せられてる神で、ここに来れる人は死んだ人か生まれる人のどちらかなの」
ふむ、お姉さんの言葉を信じたとしたら、僕はあの時死んじゃったのか...確かに潰れたもんね、僕、まだ感覚あるし
「でもここに来る人は向こうにある門を通って来なきゃいけなくて、門を通ったら私が気づくはずなんだけど、、どうしてかしら?」
わかりません、とりあえず僕はどうすればいいですか?このまま居なくなるんですかね?
「...あっ!ユキさん、もしよろしければなんだけど神か魔王になって見ない?」
ふぁっ?ちょっと御免なさい意味がわかんないです!そ、そんなものになれるんですか!?てか魔王ってなんですか!
「あ、ごめんなさいね、説明がまだだったわね。えーとね、この輪廻にはいくつかの世界があるの、そこの1つに魔王って生物がいるの!」
り、りんね?てか説明アバウト過ぎませんか!?
「さ、説明下手でごめんね...」
そう言いめちゃめちゃ落ち込む死と再生の神様、そんな落ち込まないでください!大丈夫ですから!!
「えーと、だからー...ほら!ユキさんの世界のゲームに魔王と勇者の冒険!みたいなのあるじゃない?あれ、実は本当に存在してたの、勇者が貴方の世界に戻ってきて、それが伝説として今も存在してるの!」
ぶ、ぶっちゃけた!!お姉さんぶっちゃけちゃいけなさそうなこと平気でぶっちゃけちゃったよ!!
て、ことは異世界の魔王になるか、神様になってほしいって、、事ですか??要するに?
「そう!!えーと、ユキさんは働くの好き?」
嫌いです!
「だ、だよね、そんなに即答されるとは思わなかったけど...そうだよね...神様は無理そうだね..ちょうど今空きがあるんだけど...
じゃ、じゃあ!魔王になってくれないかな!?少し忙しいけど...そのぶん!!貴方の好きに出来るようこっちも頑張るから!!お願い!!!」
か、神様!頭をあげてください!!
ところでなんで神様は無理なんですか、?私はなってもいいんですが
「年中無休よ?」
ゔぅ
「休む必要がないから娯楽などは1つもないわよ?」
か、神様?
「私もね、こんな事になるなら神様なんてならなかったらよかったわ...あの時ハーデスの誘いで乗った私がバカだった...はぁ...久しぶりにいっぱい寝て下界に降りて遊びたいなぁ...問題ごとはほとんどこっちに来るし、はぁ...」
神様、あの...お疲れ様です、あ、私神様絶対やりたくないですので、はい、よろしくお願いします、はい
「わかってたからいいわ...じゃあ魔王はどうかな?神様よりかは楽だけど」
魔王って最後勇者に殺されたりしませんでしたっけ?
「ゔゔっ」
図星ですか...出来れば魔王もしたく無いんですが...
「ほ、ほら!強いしお城に住めるわよ!ユキさんの世界はお城あまりなかったでしょ!?そ、それに少し力もあげるから!!お願い!!!」
神様!頭をあげてくださいっ!!




そして3時間後




「ユキさんありがとう!!!私の加護とか、色々付けておくから!!勇者なんかに絶対負けないような強さにしたから!!頑張ってね!!」
私は神様の押しに負け、魔王をする事になった。
どうやら、前の魔王が世界を滅ぼしかけて慌てて救済処置をしようとしたらその救済処置が強過ぎて魔王を殺しちゃって、そして魔王がいなくなって平和にはなったが、今度は人類が魔族を滅ぼしかけて困っていたらしい。
それであんなにわちゃわちゃしてたのか。
「でわユキさん!ありがとう!それではいい魔王ライフを!!」
え!?ちょ、ま、神様!?まだ説明とかなんか、色々聞いてないんですが!!というか、その世界とか言語とかって、どう、す、
そして意識が途切れた。




「時期魔王様がお産まれになられたぞ!!男の子だ!!」
「「「「おおおおーーー!!!!」」」」
「お名前はどうなさいますか?王女様?」
「彼の方に似た真紅の目に、私の白い髪...ユキ...名前はユキよ、ユキにするわ!」
「お名前はユキ様だ!!宴の準備をしろぉ!!」
あー、来てしまった...てか名前同じになるのね、それとも偶然?
まあ、どうでもいいけどとりあえず、寝よう

それから僕の魔王ライフ始まった

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