太陽の為に生きる月
Newborn moon〜11〜
和希くんが眠ったのを確認して、安心して僕も眠ったあと何故か数時間後に目が覚めてしまった。
時間は午前2時、深夜だ。
おかしいな、起きることなんて滅多に無いのに…。
ぼんやりしつつ時々うとうとしていたらすすり泣きとそれに混じる声が聞こえてきた。
最初はすごく驚いてホラーな類かと思ったけど、よくよく耳をそばだてたら和希くんの声だった。
寝返りを打ったのか、抱きしめていたはずなのに少し離れていた。
なのでちょっと心配になって近くに寄ると和希くんは小さく震えていた。
「…助けて、誰か…いや…!」
起こそうかどうか迷っていると、突然和希くんが大きな声を出してハッと目を覚ました。
何が起こったのかわからないのか、それとも夢現なのか…キョロキョロしてから僕を視界に捉えた。
「…大丈夫?怖い夢でも見た?」
そう問いかけると、これまた突然和希くんが泣き声を上げて大粒の涙を流し出した。
「え、えっ…?!ど、どうしよう…こういう時どうすればいいの…?」
僕も慌てて少々パニックになりながら一先ず和希くんを抱きしめた。
落ち着けるように頭から背中まで優しく摩ると、徐々に泣き声と震えは収まっていった。
完全に収まると、再び穏やかな寝息を立て始めた。
大泣きしたからか目が少し腫れている、まだ残るようならあとで冷やさないと。
でも落ちついてよかった…。
僕もやっと安心して、和希くんがまた怖い夢を見ないように抱きしめて眠った。
時間は午前2時、深夜だ。
おかしいな、起きることなんて滅多に無いのに…。
ぼんやりしつつ時々うとうとしていたらすすり泣きとそれに混じる声が聞こえてきた。
最初はすごく驚いてホラーな類かと思ったけど、よくよく耳をそばだてたら和希くんの声だった。
寝返りを打ったのか、抱きしめていたはずなのに少し離れていた。
なのでちょっと心配になって近くに寄ると和希くんは小さく震えていた。
「…助けて、誰か…いや…!」
起こそうかどうか迷っていると、突然和希くんが大きな声を出してハッと目を覚ました。
何が起こったのかわからないのか、それとも夢現なのか…キョロキョロしてから僕を視界に捉えた。
「…大丈夫?怖い夢でも見た?」
そう問いかけると、これまた突然和希くんが泣き声を上げて大粒の涙を流し出した。
「え、えっ…?!ど、どうしよう…こういう時どうすればいいの…?」
僕も慌てて少々パニックになりながら一先ず和希くんを抱きしめた。
落ち着けるように頭から背中まで優しく摩ると、徐々に泣き声と震えは収まっていった。
完全に収まると、再び穏やかな寝息を立て始めた。
大泣きしたからか目が少し腫れている、まだ残るようならあとで冷やさないと。
でも落ちついてよかった…。
僕もやっと安心して、和希くんがまた怖い夢を見ないように抱きしめて眠った。
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