人狼 ~神様のお遊戯~

サイコ

弍 消えた「退屈」

凪「かいとくーん!!」

同級生の凪と潤と真司だ。

海斗「お前ら相変わらず元気だなー。」

潤「海斗くんは相変わらず不機嫌でちゅねー。」

海斗「あ?殺すぞ。」

潤「いやーん!あたちまだ生きたいわー!」

海斗「冗談だよ笑 俺がお前を殺すわけないだろ?笑」

潤「だよな笑 何せ俺と海斗は幼稚園の頃からの幼馴染だからな!」

真司「お前らほんと仲いいよな笑 そだ!暇だしみんなで写真撮らないか?『 sn〇w』ってアプリなんだけどさ。」

海斗「おう、撮るか!」

真司「ほらほらお前ら!真ん中に寄って!せーの!」



この時、俺とこいつらが撮った写真がこいつらと撮る最後の一枚になるとは考えてもいなかった。


海斗「あ、わりぃ。ちょっとトイレ行ってくる!」

凪「おう!行ってこい!」

トイレに向かう途中、中庭の方からいつもの三人の声が聞こえた。杏奈と美香と楓だ。

杏奈「とっとと立てよ豚!!」

瑠依「お願い…もうやめて…。」

ミカ「立てって言ってんだろうが!」

そう言ってミカは瑠依に蹴りを入れる。

『おい!やめろよ!』って昔なら言って止めれたのに。今の俺は昔の俺より弱くなった。

俺と潤と瑠依は幼稚園の頃からの幼馴染だった。瑠依はとても頭が良くて成績も優秀だった。それがあいつらにとって目障りだったらしくいじめの標的となった。俺と潤は瑠依を助けてあげることができなかったんだ。昔の俺はあいつを助けれたのに…。

そして今日も普通に授業が始まり、普通に授業が終わり、普通に休み時間が始まり、普通に下校する時間になった。

俺「今日も何もなかったな。そういや親父にビール買わなきゃ…。」

凪「かいちゃん!一緒に帰ろうぜ!」

俺「わりぃ、親父におつかい頼まれてんだわ。あれ?潤は?」

凪「それがなぁ、さっきまで一緒にいたんだけどな。」

俺「そうなのか、ってか…あれ?もうみんな帰ったの?」

凪「あれ?みんなさっきまでいたのに…。」

その時、体が急に軽くなりそれと同時に意識が飛んでいく。まるでどこか別の次元に行くみたいだった。そこからの記憶はなかった。おそらく眠ってしまったのだろう。次に俺が目を覚ました時には見たこともない場所にいた。部屋中真っ白でテレビも冷蔵庫もエアコンもあった。

瑠依「カイトくん!」

俺「瑠依?ここは?」

瑠依「分からない…気づいたらここにいたの…。」

凪「お前らもいたのか。」

俺「凪…お前まで…。」

潤「俺もいるぜ。」

俺「潤!何が起きたんだ…?」

よく見ればここにいる奴ら全員同じクラスの同級生だ。

真司「一体何が…。」

その時部屋中にアナウンスが響いた。

『皆様。おはようございます。ようこそ、人狼の館へ。GM(ゲームマスター)の【社長】です。以後お見知りおきを。』

────

俺の退屈は終わりを告げた。

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