ねぇ、好きです…

はる

9

「誰が鬼や!夏の練習きついからな!
短距離お前期待の新人やから頑張れよ!」
えっ…初めてかも、褒められたの…
どうしよう、嬉しすぎて頬が緩む。
「あ、ついに私の実力認めましたね〜
さっすがせん…」最後まで言い終わらない
うちに莉玖が会話をさえぎった。
「2人とも盛り上がりすぎな!
もうチャイムなるぞ?早く席につけ、結衣。」
「へ?!莉玖が真面目〜!こっわ!笑」
「るっせえなぁ、2人だけで盛り上がんのが
悪いんだろ?俺達も混ぜろっつの!」
ぷっ、と笑ってしまう
「なんだ莉玖〜、寂しかったのね!
可愛いところあるじゃ〜ん!」
ーキーンコーンカーンコーンー
結局喋ってたらチャイムがなった。
「やばやば!じゃね〜」
慌てて席につく。てかもう莉玖ったら…
せっかく2人で盛り上がってたのに、
会話に入ってくるなんて…
もう少しで朝休みずっと話せたのに〜…
そう思いながら莉玖を睨んでやった。

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