少女と蛇神様

黒猫

長老からの許し

「よし!!終わった!!」「ありがとうふく。」「うん!!さてと、すぅ君に報告しに行こ!!」
「うん分かった。」「おーい!!すぅ君ー!!ちもちゃんの治療終わったよー」「おー分かったーじゃあ長老に報告しに行くぞ!!」「分かったー」



長老に報告しに行く途中…
「ねえちもちゃんここでしばらく暮らしてみない?ほら、もう家族居ないんでしょ?だから長老から許しを貰えればここにいられるし!!」ふくが遠慮がちにちもに言った「えっ…と考えてみるよ…」いきなりのふくからの提案にちもは少し戸惑いながらも返事を返した。「ほんと!?やったー!!」ふくが、嬉しさの余りちもに抱きついた。
「うぐっ…く…苦しいよふく…」「おいふく!!ちもが窒息死するぞ?!」「わわっごめんちもちゃん!!」蛇神がふくに言うとふくが急いでちもから離れた。「だ…大丈夫…あっ…えと…ありがとうございます…」ふくがちもから離れると、ちもは蛇神にお礼を言った。
(ここがもし神様の住んでいる土地の高天原なら…蛇神様も居るはず…一体何処に…でも見つけても一応は様子見だな…神様丸ごと敵に回すかも知れないし…)ちもが考え事をしているとふくがちもに抱きついてきた「わわっ!!」ちもが転びそうになる。「ちもちゃんってば驚きすぎだよ〜」なんやかんやしていると、ちも達は長老の家に着いていた。




.......長老の前
「頼みがあるんだ長老…この子…ちもって言うんだがしばらく俺の所で…」「ダメじゃ…すぅ…お前はこの子が…いや…やめよう…少女よ…お前はここにいたいか?」「もし、長老様がお許しをくださるのであれば私は二人と一緒にいたいです。」長老の問いかけに対し、ちもはしっかりと長老の目を見つめながら言った。
「ふむ…いいじゃろう。ただしじゃ!!ふくすぅ…この子が何か起こした時に止めるのはお前達じゃ…この条件でならいいじゃろう。」「分かった(分かったよ)。」ふくと蛇神はしっかりと頷いた。

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