擬人化魔法!〜ハーレムでウッハウハ〜

雅蛇

最終話目:擬人化最高!

「今あなたが見ていることは全て夢よ。」

「え………?」

状況が飲み込めない。

「あなたが今見ているのは全てあなたの妄想よ」

「つまり…?」

「あなた、あの時車に轢かれたことを覚えているかしら?」

「はい、でもあれってあの時神様(?)が生き返らせてくれたから」

「あなたは、車に轢かれたことは現実でその後のことは全てあなたの夢なのよ。」

「そ…そんな…」

「嘘かもしれないけれど、全てホントのことよ」

「や、やめてくれよ!つまり、俺がみんなと過ごしたことは…」

「全て夢よ」

「嘘だ!」

「……」

「嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ!!!!」

「すべて受け入れるしかないのよ」

「じゃあ、今の俺って…」

「今は、昏睡状態よ。」

「ということは…今まで一緒にいた智奈美や結愛は…」

「それはあなたの夢だから実際にいるわ。」

「はぁ…良かった…」

「でも、あなたがこのことを伝えなければいけないわ」

「俺が?伝える?」

「そう、このことをその、智奈美さんや結愛さんとかに伝えなければ一生このままよ。あなたはずっと昏睡状態のままでいくの?」

「お、俺は…俺は現実の世界の生活も楽しいけど、今の生活も楽しい…だから、俺はどっちの世界もいたい!」

「…残念ながらそれは無理よ。」

「え?」

「これは、あなたがあなた自身で決めなさい。もしあなたが現実の世界で生きたいなら、このこと、嫌…あなたの思いを伝えなさい。そして、あなたが今の生活を送りたいなら、あなたは…死んだことになるわ。私は、死神の力もあるから…」

「俺が…死ぬことに?」

「えぇ、そうよ。あなたがこのことを伝えたければ、私の手を握りなさい。これを拒否して今の状態がいいならあなたの後ろにある扉を開けて入りなさい。そうすればあなたは現実で死ぬことになるわ。」

「………」

後ろを振り抜くと白い扉があった。

「…」

「どうするの?」

「…くっ!俺はどっちかがなくなるなんて嫌だ!」

「功亮さん…」

「俺は…ものすごく楽しかった!みんなと笑い!みんなと遊び!時には喧嘩をしたり、それでも、楽しかったんだよ!」

「……」

「でも、決めた!俺はこのことをみんなに伝える!」

「そう、なら私の手を握りなさい。」

そうして、俺は手を握った。





「功亮!大丈夫だったか!?」

ヒメ姉が心配してきた。

「あぁ、大丈夫だ。」

「良かった…」

周りを見回した。が、葉瑠狐の姿が無かった。

「なぁ、葉瑠狐は?」

「ん?何を言っているの?葉瑠狐って誰?」

雛美が首をかしげた。

「え?雛美と一緒にいた…」

「そんなやつ知らないよ?」

記憶が無いのか…

「後、みんな…」

「ん?どうしたの?」

「これは、俺の夢なのか?」

「「「……」」」

3人とも黙った。

「何か言ってくれよ!」

「ふっ…バレちまったか。」

「仕方ないないにゃあ。」

「仕方ないですね…」

「え?」

「私達、元々分かっていたんだよ…功亮がいつ夢であることに気づくかなって…」

「え?じゃあ、なんで言ってくれなかった……」

「それは!功亮の嬉しい顔が…好きだったんだよ…うぅ……」

ヒメ姉から涙がこぼれた。

「まず、功亮が僕達を人間にしたのは功亮で間違いないにゃあ。だけど、これは、功亮が作り出した夢…現実の世界で魔法なんてまず、ありえないにゃあ。」

「……だけど…」

「でも、楽しかったにゃあ!」

「えぇ、私も楽しかったですニャア…!」

すると、周りのものと3人が砂のように舞っていく。

「ありがとうにゃあ!功亮!!これは、1番の思い出だにゃあ!」

「別れるのは辛いけど私達は、お前を忘れないぞ!」

「ありがとうございましたニャア…!ご主人様…!!

「みんな……うっ………すうぅぅ……俺も!!楽しかったぞぉぉ!!!」

そして、3人が砂のように舞っていった。

消える前3人の笑顔がはっきりと見えた。



「!!うわぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」

あの時と同じ落ちる感覚になった。

「!?はぁ…はぁ…」

目を覚ますと、俺はベットの上にいた。

体を起こし窓に近づいて外の景色を見ると、あの時と同じ光景だ。

「…また…夢なのか?」

自分の頬をつねった。

「痛ててて!!」

夢じゃないようだ。

『私達は、お前を忘れないぞ!』

脳裏に、あの時の言葉が流れた。

「あぁ…俺も…お前達のこと忘れない…」


「功亮!!!」

「お兄ちゃん!!!!」

「うん?なっ!智奈美!結愛!!」

「大丈夫なの?」

「う…うん大丈夫…」

「はぁ…良かった……私…功亮が死んじゃうかと思っちゃったわよ!」

「結愛もだよ!」

「わ…悪い悪い…」

一応、3人のことを聞いてみた。

「なぁ、クロックと雛美とヒメ姉って知っているか?」

すると、智奈美と結愛が顔を合わせ、

「知らないわ?誰なのそれ」

「結愛も知らないよ?お兄ちゃんのお友達?」

記憶が無いのか…まぁ、そうだろうな。

「いや、知らなきゃいいんだよ。」

「え?誰なの?教えてよ!」

「結愛も気になる!」

「別になんでもないよ!」

「もう!」


《2日後》

「ねぇ、私さ功亮の家に行ってもいい?」

「うーん、仕方ないな。来いよ!」

「やった!!」

そして、2人で歩いていると家の前に、犬1匹と猫2匹が座っていた。

「ん?あれは…」

どこかで見たことのある犬に黒い猫しかも、白い首輪をしている、もう1匹は、白く綺麗な猫。

「お、お前達は…」

俺は、涙がこぼれた。

すると、犬達が俺の方に駆け寄ってきた。

「ま…まさか、ヒメ姉!?」

「ワンッ!」

まるで、返事をしたかのように吠えた。

「クロックと雛美!?」

「にゃあ!」

「ニャア!」

「やっぱりだ!」

「ねぇ、この犬達って功亮の?」

「うん!そう!」

「へぇ、可愛い!私も触りたい!」

俺と智奈美は、3匹をなでなでした。

すると、

「だから、言っただろ?私達は、お前を忘れないって!」

どこからか、声がした。

「え?ヒメ姉?」

犬の方に目をやると、その犬は首をかしげて、こちらを見つめている。

「…気のせいか、まさか、お前が喋るわけないよな。」

「ワンッ!」

智奈美が俺の方を向いて

「擬人化にしたい?」

「え?なぜ?」

「だって、そういう顔していたもん!」

「そ、そんな顔していたか?」

「してた!してた!」

「まぁ、出来たら、やりたいよねw」

「だと思った!」

「「アハハハ!!」」

2人で笑った。

「もう、擬人化は、いいよ」

「え?功亮がそんなことを…どうかしたの?功亮らしくないよ?」

「いつもの俺だって」

「もう1回入院したら?」

「なぜそうなる!」

「だって、おかしいんだもん!いつもの功亮だったら、擬人化サイコーとか、擬人化してみてぇ!とか言ってたから。」

「言ってたかもしれないけど、あくまでも冗談で…」

「あはは!いつもの功亮だ。」

「なんだよ」

「なーんでもない!」

「気になるだろ?」

「早く家の中に入れてよ」

「そうだったな…」

こうして、俺は犬1匹と猫2匹を飼うことにしました。

そして、俺は犬にヒメ、黒い猫にクロック、白い猫に雛美と名付けました。

「擬人化してみたいなぁ…」

「ほーら、やっぱり言った。」

「うっせぇなぁ」

「ごめんごめん」

その後、結愛にも見せたら可愛がっていました。

「なんか、この3匹私と功亮と結愛ちゃんにものすごく懐くね。不思議」

「気のせいじゃない?」

「そうよね、気のせいよね。」

俺は、智奈美と結愛には俺が夢で見た3匹と一緒だった。とは、言わないようにしています。

だって、嘘って言われちゃうからな。

やっぱり、擬人化最高!!!!!!!!!







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