擬人化魔法!〜ハーレムでウッハウハ〜

雅蛇

17話目:ヒメ姉家事をやる(前編)

 最近思った。

私ヒメ、何も出来ない気がする、と…

「ねぇ、私…何にもできやしない気がするんだけど」

「よく言った!ヒメ姉なーんにも出来てないよ」

「だ…だよね……」

「うん、だって、出来る事といったら、箸の持ち方と着替えしか出来てないよ。」

「やっぱり…そうだよね…だから、私決めたんだよ!」

「何を?」

「私、家事をする!」

「うんうん!って…エェ!!!!」

「私なんにも出来ていないから、だから、せめて家事くらいは練習しようかなぁ、なんて思ってるんだよ!」

「いや、…でも、よく考えてみ?家事できる人…いるじゃん……」

「あっ!」

 よく考えてみたらそうだったわ…
じゃあ、私このまま何もしないで死んで逝くの!?

「ちょっと!クロック!来て!」

「はい…なんですか?…」

「今日1日ヒメ姉に…家事を教えてやってくれ…」

「……何もしない人が…?家事を?」

「うん」

「珍しいですね…」

 やっぱり…そうなるわよね…

「クロック!家事を私に教えてくれよ!」

「わ…わかりましたから……離れてくださいですニャア…」

「ヒメ姉、今日1日はクロックじゃなくて先生って呼んでよ!」

「え?なんでよ…」

「教えてもらうんだから、それくらい言うのが当たり前だろ?」

「そうよね…よろしくお願いします。先生!」

「は…はい…」

「だ、大丈夫かなぁ………」

 功亮に信用されてない…よし!頑張るわよ!

 こうして、ヒメ姉の家事の練習が始まる。

「まず、初めに基本である皿洗いから始めますニャア…」

「皿落とさないかなぁ……」

「大丈夫ですニャア…まず、お皿の表面を洗って、次に皿の淵を洗い…最後に皿の裏面を洗って流せばいいですニャア…」

「よ、よし!」

 見ていた俺は、ものすごくひやひやした。
多分、ヒメ姉は内心皿を落とさないかと思って逆に心配していると思う。

 すると、いとも簡単に洗えた。

「出来た…」

「それができたら完璧ですニャア…続いて皿拭きですニャア…」

「え?皿洗いって洗剤つけて洗って流すだけじゃないの?」

「違いますニャア…皿洗いとは言っても、洗って終りじゃないですニャア…」

「うぅ…これで終わりかと思った…」

「皿拭きは、キッチンペーパーで水を拭き取ってくださいニャア…」

「は、はい…落とさないかなぁ…大丈夫かなぁ……」

 皿拭きをひやひやしながらやっていたら

「あっ…」

ガシャーーーーーーーーン

「「「………………………………………」」」

 フラグ回収乙
案の定落としてしまった。

「あ…ああ…………ああぁぁぁぁ!!!!!」

 そのまま、ヒメ姉は膝から崩れ落ちた。

「ヒメ…どいて下さい…」

「は…はい…」

 そこから、ヒメ姉は、離れた。

「ヒメ姉、怪我はない?」

「…ある……」

「え!どこ?」

「心のキズ……」

「体の傷だよ!今そう言っている場合かよ。」

「体は大丈夫……」

「はぁ…それは良かった…」

 クロックは、割れた皿を片付けた。

「はぁ、困りましたね…これじゃぁ……」

「もう1回…やらせて…!!」

「もう、いいってまた今度教えてもらえば…」

「ダメだよ!だって、今度になると逆に出来なくなっちゃうから!」

「…クロック、いいか?」

「えぇ、大丈夫ですよ…」

 クロックは、微笑みした。

「ヒメ姉、頑張れよ」

「うん」

 クロックは、もう1回ヒメ姉に教えた。

「皿拭きは、私がやっておきますので、次を教えますね…」

「はい!」

「続いては、掃除です…まず、掃除の基本としては上から下架けてやるのですニャア…」

「はい」

「高いところの掃除は、長いモップを使って掃除します…」

「はい」

 なんか、めんどくさいって顔しているけど大丈夫か…?ほんとに…

 長いモップを使って掃除をした。

「次は、掃除機を使って掃除をしてください…」


カチッ

「……あれ?」

カチッ

「あの、ヒメ姉…」

「ん?」

「コードが繋がってないよ…」

「え?」

 後ろを振り向いた。

「あぁ、ごめんごめん!!」

 はぁ……先が思いやられるよ……
 









 

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