擬人化魔法!〜ハーレムでウッハウハ〜

雅蛇

10話目:結愛と買い物

「お兄ちゃん!!どっか行こう!」

「どっかってどこだよ…」

 いきなり、結愛が言ってきた。

「とにかく、外に出てそれから考えようよ!」

「はぁ…今日やっと休日だっていうのに…」

 そう、俺はこの1週間、大切なテストがあった。

 それはものすごく長ったらしかった。

「ねぇーえ!お兄ちゃん!でなきゃ、ヒメお姉ちゃんに言うよ!」

「わかった!わかった!と、とりあえず外に出よう!」

「わぁーい!やったー!」

 ふぅ…ヒメ姉に絡まれたらホントめんどくさいんだよな……

《外》

 仕方なく、俺と結愛は外をブラブラしていると、

「お兄ちゃん!結愛、あれが欲しい!」

 結愛が指を指した。

 そこには、キラキラしたヘアゴムがあった。

「ごめん、結愛、お兄ちゃん今お金持ってきてないんだ。」

「おねがい!お兄ちゃん!!買ってよ!」

 うぅ…どうしたことか…ん?そうだ!クロックに頼むか!
俺は家に電話した。

「はい、もしもし。」

「クロックか?俺なんだけどさ!」

「ご主人様ですか?ご用件はなんでしょう?」

「今俺さ、コンビニにいるんだけどさ!財布を持ってきてくれないか?」

「かしこまりました。2分くらいでそちらに行きます。」

「悪い!助かる!」

 それから、2分後

「ご主人様…こちら財布です…」

「おぉ!サンキュ!」

「では、私はこれで…」

 クロックは、スタスタと歩いてった。

「さて、いくらあr…」

 財布の中身を見てみたら、2000円くらいしかなかった。

「あれぇ?もっとあったはずなんだけどな…」

 まぁ、どうせ500円くらいのヘアゴムだろうなと思っていたら、なんと1500円もする。

「た、高ぇ!」

「お兄ちゃん!!買ってくれるの?」

 ここはどうするか…このまま買ってあげるか…それとも貯めて買うか…

「お兄ちゃん…?」

「ん?あぁ、か、買ってあげる!」

「やったー!」

「はぁ……………………」

 俺は男だ!

 そして、俺の金が無くなった…。

「ありがと!お兄ちゃん!!」

「あ、あぁ、いいよ…」

「大丈夫?お兄ちゃん?」

「うん、大丈夫だよ…」

 結愛はまだ金の大切さがまだわからない歳だから、仕方ないか…それでも、小学2年生だけどな!

「これで、学校のみんなに自慢できる!」

「喜んでくれて良かったよ。」

「ありがと!お兄ちゃん!!」

 残り残金500円…

「結愛、これで満足したか?」

「うん!大丈夫!!」

「お腹は空いてないか?」

「もう少しでお家でしょ?」

「うん」

「我慢できるから大丈夫だよ!」

「本当かよ……」

 結愛は我慢できるからと言っても、少しすればお腹空いたって言うから信用できないんだよなぁ…

《家》

「ただいまぁ!」

「ただいま…」

「お帰りなさいませ…」

 クロックは俺の顔を見るなり「?」な顔をしていた。

「どうかなさいましたかニャア…?」

「い、いやぁ、何でもないよ…!それよりさ!結愛におやつ作ってくれよ!あいつお腹すいているから!」

「わ、わかりましたニャア…」

 そう言うと、クロックは台所に向かった。

「ねぇ!お姉ちゃん!見て見て!お兄ちゃんに買ってもらったの!」

「おぉ!綺麗なヘアゴムだな!」

「でしょ!」

「結愛様、おやつでございますニャア…」

「ありがとう!」

 結愛は椅子に座っておやつのホットケーキを食べた。

「はぁ…今月貯金が………」

「やはり、そうでしたかニャア…」

「ク、クロック!どういうこと?」

「はい、雛美様がご主人様のお金をお財布から抜き取る所を目撃いたしまして……」

 その時、俺は堪忍袋の緒が切れた。

「雛美ぃぃぃぃぃぃ!!!!!!!!!」

「にゃ、にゃあ!なんにゃ!?」

「なんにゃ!?じゃねぇよ!」

「何怒っているにゃあ?」

「てめぇ!俺の財布からお金抜き取ったろ!」

「な、なんで知っている…うぅ!」

 口が滑ったのか、急いで口を塞いだがもう手遅れ。

「俺の金で何に使った!」

「そ、それは…キャ…キャットフードに使ったにゃあ……」

「いくら分のだァ?」

「さ…3000円分…………」

「はあぁぁぁぁぁぁぁぁ!?」

「ご、ごめんなさいにゃあ!!許してくれにゃあ!!!」

「今更謝っても遅いわァ!!!!!!!!!」

「んー?お兄ちゃん、何ひーちゃんに怒っているの?」

「聞かない方がいいのですニャア…」

「ふーん」

 そう言いつつ、ホットケーキを1口パクッと食べた。




 



 

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