擬人化魔法!〜ハーレムでウッハウハ〜

雅蛇

5話目:夏の出来ごと(前編)

 8月12日 夏

「暑っつうぅぅいぃぃぃーーーー」

 ヒメ姉が扇風機に当たりながら呟いた。

「にしても、今日は暑いですニャア…」

「そうだなぁ…」

「そうにゃ!今からジャンケンをして、負けた人がアイスを買いに行くってのはどうにゃ?」

「お!それはいいな!」

「早速やりますニャア…」

「いっくぞー!最ー初はグー!ジャーンケーン!!」

「「「「ポン!」」」」

結果、ヒメ姉《グー》、クロック《パー》、俺《パー》、雛美《パー》

「ま、負け、た…」

「ヒメ姉、じゃあ、頼んだそ!」

「あ、あぁ…」

 ヒメ姉はアイスを買いに行った。

「あいつ、相当落ち込んでたな…」

「多分大丈夫ですニャア…」

「楽しみだにゃあ!」





「全く、負けちゃたわぁ…」

「あ!こんにちは!」

「ん?あ!智奈実ちゃん!」

 そこには智奈実がいた。

「どうしたんですか?」

「いやぁ、これには深いか理由が…アハハ」

 ヒメ姉は、智奈実に話した。

「へぇ、そんなことがあったんですか…w」

「あ、そうだ」

「??」

「うちに来るか?」

「え?いいんですか?」

「うん!!」

「ありがとうございます!」

 ヒメ姉と智奈実でアイスを買って家に向かった。




《家》

「ただいまぁ!」

「おっ邪魔しまーす!!」

 俺は物凄く寒気がした。

 自分の部屋に居たから、急いで降りてくると、やはり、思った通りだ……

「おっすー!こーすけ!!」

「なんでいるの!?」

「ヒメさんがいいよォーって!」

 ヒメ姉!ふwざwけwんwなw!!!

「おう!私が許可した!」

「はァ………」

「そういえば、もう1人、あれ誰なの?」

 指を指した方向は雛美だった。

「あぁ、えーっと、俺の姉だ!2番目の…」

「へぇ!いいなぁー上に2人もお姉さんがいるなんて!」

「うっせぇな!」

 すると、クロックが俺の服の袖をクイクイっと引っ張った。

「な、なんだよ」

「いえ、ご主人様って嘘おつきになられるんですね…」

「え?酷くね?それ、酷いよ?」

「すみません…」

「だ、大丈夫だけど…」

「初めまして!功亮の姉の雛美って言いまーす!」

「あ!は、初めまして!河下智奈実って言います!」

「そうだ!功亮!アイス溶けちまうぞ!」

「!!そうだ!」

「ほらよ!」

「サンキュ!」

「そうだ!!智奈実、今度の土日どっちか予定空いてる?」

「日曜なら空いてるわよ?」

「みんなで海行かない?」

「おぉ!いいな!それ!」

「ぼ、僕達はいいよ…」

「え、えぇ、私も…遠慮しときます…」

「うん?『僕』?」

「雛美は自分のことを僕って言うんだ!男の子じゃないからな!」

「で?なんで、クロックさんと雛美さんはいいの?」

「私は、家の事もあるので…」

「僕も色々と用事があるから!」

「いいや、みんなで行くぞ!」

「で、いいよな?智奈実!」

「え、えぇ、いいよ!」

「うえぇぇぇんん!!!ボクミズニガテナノニィィィィ!!!!!!」

「まぁ…ご主人様が言うなら仕方ないですね…」

「どうせ!ただ、私達の水着姿を観たいだけだろうけど!!」

 またもや、図星だった………

「じゃあ!決まりだな!」

 みんなで海へ行くぞ!





















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