赤髪幼女の異世界転生録!

鮭@SAKE

No.5〜師弟関係は突然に〜

              『いらっしゃいませ〜♪』
          小さな宿屋から可愛らしい声が 
                          聞こえる
 『ル、ルージュちゃん、このマジカルオムライスってゆーの頼めるか、かな?〈デュフフ』
             
            『はい...w  かしこまりました』

     ルージュは  苦笑いしながらオムライスにケチャップをかける。ケチャップでは悪魔のような文字でマジカルと書かれていた

(俺が求めるのはこうゆうプレイじゃねーんだよーー!!)

手に持っていた ケチャップをにぎりしめた
    
                       〜二ヶ月後〜

  ルージュが雇われてから二ヶ月が経った
旅に必要な資金も集まったし、装備も完璧ではないがないよりはマシになった。
   『ミノコさん。お世話になりました資金もかなり貯まってきたのでそろそろここを出ようと思います。』

『あら、もう旅に出ちゃうの?悲しくなるわねー』

 『はい。両親達を探しに行かないといけないので』

    ミノコは涙目になり大きな声で言った

『あなた!その事隠して働いていたのね!

(ミノコさんには悪かったけど、関係のない人を巻き込みたくはなかったからな)

『ごめんなさい...自分の問題だったので.』

                          バシン!!
     
大きな手で平手打ちをされた、だがその手は優しく、温もりを感じた。

『あなただけの問題ではないわ!!私の下についていた以上、私の問題でもあるわ!』

(現実世界にいた時の母さんを思い出す)

『そうだわ!!私も旅についていきましょう!ついでにスキルも教えてあげるわ!』

                     (んんん???)

『店は代理の子に任せればいいし、これでも私はレベル20、あなたより5つ上だし、足手まといにはならないわ!』

(はぁ〜〜。頼りにはなるんだけどお節介が過ぎるんだよなー、ミノコさんは)

(まぁ戦力が少ないよりはマシだし、俺は固有スキルが強いだけで総合的な戦力はミノコさんより下だしな)

『分かりました、同行をお願いします。
ただし責任は負いませんよ』

              『分かってるわよー』

話を聞いていた店員達がミノコさんの荷物を持って外に出てきた。

                    『あなた達....』

『ミノコさんをよろしく頼むわね、ルージュちゃん』

                      『はい!!』

ミノコさんとルージュは宿屋をあとにした

『まずどこを目指すの?ルージュちゃん。』

『特には決まってないんですけど、次の街に行こうかなと』

『まって!それならこの近くに森があるからそこでスキルを教えましょう!!』

『え?いいんですか?ところでどんなスキルなんですか?』

      『それはついてからのお楽しみ♪
それよりもまずは私を師匠として敬いなさいな』

(うわーー。ミノコさん、こうゆう状況になると上から目線になるタイプなのか...)

            『分かりました!師匠!!』

                  『返事は押忍!!』

                       『押忍!』

こうしてルージュとミノコの旅が始まった








追記    ルージュの務めていた宿屋はレストランとしても経営します。

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コメント

  • 西東 北南(さいとう ぼくなん)

    『はぁーー。』じゃなくて「はぁ〜〜。」の方が良いと思います。

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