いつか君と。

ノベルバユーザー208695

2.ストーカー

翌日
「…(;´Д`)ハァ…」
「どうしたの?ミコト。何かあった?」
「うさぎちゃん…」
(どうしよ…うさぎちゃんには話そうかな…)
「…実はね…」
私は、最近誰かにつけられてることをうさぎちゃんに話した…
「えぇ?それストーカーじゃん。お兄ちゃんには話したの?それ」
「ううん。話してない。迷惑かけたくないから…」
「ミコト、1人で悩んでたら何も解決しないよ…相談してみたら?」
「…うん。そうだね。ちょっと行ってくるね!」
「うん。」
トコトコ…
ガラッ
「ゆきとさん…ちょっと話したいことあるんですけど今いいですか…」
「トラちゃん!いいよ。」
トコトコ…
ガラッ
「どうしたの?」
「実は…昨日から何ですけど…」
私は誰かにつけられてることをゆきとさんに話した…
「…それ本当?」
「はい…なんかずっとつけられてるんです…」
「トラちゃん…」
「はい…」
「これからは一緒に帰ろうか…そしたらそういうのなくなるかもしれないし。」
「でも…迷惑じゃ」
「全然迷惑なんかじゃないよ。むしろ頼ってくれて嬉しい!」
「…ありがとうございます。」
「それじゃ、また帰りにね。」
「はいっ!」
(これでなくなるといいな…)
そう思っていた…

放課後
「トラちゃんお待たせ。」
「あ、ゆきとさん。」
「それじゃ、帰ろっか。」
「はい。」
トコトコ…
「はい。トラちゃんの家着いたよ!」
「送ってくださってありがとうございます!」
「ううん。気にしないで。今日はつけられてなかったからよかった。」
「はい。おかげで少し不安が取れました。」
「そっか。よかった~」
「はい。」
「それじゃまた明日ね?」
「はいっ!」
そう言うとゆきとさんは帰っていった…
するとその時…
「みーこーとーちゃん!」
「っ!だ、誰!」
「僕だよ~」
「あ、あんた私のことつけてたでしょ。」
「ヤダな~つけるなんて。
   僕は君のこと心配して見てただけだよ?にこ」
  (ゾクッ)
「もう、私のことつけないで!」
そして家に入ろうとしたら…
「逃がさないよ~」
グッ
「っ!んんー。」
「ちょっと眠ってもらうからね。」
「…。」
私は意識を手放してしまった…

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