目覚めると何故か異世界に!

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第49話 呪槍の担い手 

「さて、この坊主は休ませねえといけねえな」

清正は倒れた集を担ぎ上げる

「そうだね、僕たちは周辺を警戒しながら神夜様に屋敷に向かおう」

そのとき、偵察をしていたアリサが戻ってくる

「団長!さっきから巨大な魔力の衝突は一体!!」

「ああ、アリサすまないねさっきまでシュウが戦っていたんだ」

そう言われ集を見て驚くアリサ

「シュ、シュウ様!?こんな大怪我を!?」

「落ち着きなよアリサ?シュウは勝ったんだ、それよりも報告は?」

「そでした!すぐにここを離れた方が良いです先程からかなり嫌な気配が」

その時、ランスロットは上を見上げる

「どうやら遅かったみたいね」

「ああ、もう既に来てしまったようだね」

そこへ現れる一人の男

「おいおいおい〜ガジルの野郎負けてんじゃん?」

「おい、あいつは」

冷や汗を流す清正

「神夜様、あいつはトリニティなんですよね?」

「はい、あいつはトリニティのひとり呪槍のエルド!」

「なんですって!?」

その名に驚くエルザ

「呪槍、その名を関するならあの槍は厄介ね」

「なにか不味いんですか?」

アリサの問にアスタルテが答える

「呪槍とはこの世界に数本しかないと言われる闇の武器です、どれも強力な能力を持つと聞きます」

「お〜よく知ってるな?俺の槍はそんじゃそこらの呪槍とはひと味もふた味も違うがな」

全員に緊張が走る

「なら、僕のお相手をしてもらおうかな?」

ランスロットが前に出てアロンダイトを構える

「ほう、王国騎士団団長ランスロットか相手にとって不足はねえ」

「ちょっと待ちなさい、あなた一人で戦うつもりなの!?」

「無茶です団長!!相手に能力もわからないのに!」

エルザとアリサに止められる

「それでも、シュウは一人であの男に立ち向かい勝利した、なら僕もやるしかないだろう?それに君たちは先に行ってシュウを少しでも休ませるんだ、敵の狙いがこの国とその象徴たる神夜様なら皆といたほうが安全だ」

「ランスロット団長、大丈夫なのですね?」

神夜の問に笑顔で答えるランスロット

「ええ、王国最強の名は伊達ではないとうことをここで証明してみせましょう」

「それでは、王国騎士団長ランスロットマリスここは任せます」

ランスロットは振り返らず告げる

「東の国の盟主その命承りましょう、王国騎士団団長の名に懸けて!」

END


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