目覚めると何故か異世界に!

味噌ラーメン

第42話 啓示

そこには一人の少女がいた

「始めまして、私は月野神夜つきのかぐやこの国で巫女をしています」

彼女の名前を聞いた瞬間に知らないはずの映像がフラッシュバックする

「なんだ!?」

突然頭を押さえるシュウを心配するアスタルテ

「シュウさん!?どこか怪我を!?」

「いや、心配ない」

何だったんだあの映像は

「すまない、冒険者の山田集だよろしく頼む」

そう言って自己紹介を行う

「ええ、存じ上げております貴方を私はずっと待っていました」

「どういうことだ?」

待っていた?俺のことを?

「貴方はこの国を救う存在でありこの世界の救世主となりうるお方ですから」

そういって、微笑む彼女の笑顔を俺はどこかで見た気がした

「御子様それはどういう、、」

アスタルテから疑問の声が上がる

「主からの啓示です、私はそう聞いたのですそして先程の力確信しました」

神からの啓示、、、それこそが彼女が巫女と言われる所以なのだ

「巫女さんよ、この坊主はそんな存在なのか?」

清正から疑問の声が上がる

「ええ、集様こそ私を救ってくれるお方です」

愛おしそうに呟く神夜

「盛り上がっている所悪いが救世主になんてなるのは無理さ、ただの一人の人間だ俺は」

そう、俺は友達も守れないようなやつだからな

「いいえ、それでも貴方は世界を救うでしょう」

そう笑顔で彼女は言った



セブンスギルド内

「はぁ~」

ため息を付くシェリー

「シェリーったら、シュウがいなくなってからため息ばかりね?」

「ギルドマスター!?ごめんなさい!そういうつもりじゃ!」

慌てて謝罪するシェリー

「寂しい?彼に会えなくて」

「そんな事!、いえ、本当は寂しいです、、」

当然だ、愛おしい彼にもう既に一月ほど会えていない







「そうよね?なら会いに行きましょうか?」

「そうですね、、、って!?」

突然のエルザの発言に驚くシェリー

「私も丁度東に用が出来たのよ着いてくる?」

「は、はい!」

これから会いに行くよシュウ君!



王国騎士団団長室

「すまないが、アリサを呼んでくれないか?」

ランスロットに呼び出されアリサが団長室にやってくる

「アリサ下級騎士、団長お呼びでしょうか?」

「ああ、アリサすまないね少し所要で東の国に行くことになったんだが同行してもらえないかな?」

ランスロットからの突然の用事に戸惑うアリサ

「それは構いませんが、一体どのようなご用事で?」

「ん?それはねこの世界が生まれ変わる瞬間をこの目で見たくてね」

そう、その時は近い、、、シュウ君がどんな選択をするのか見せて貰うよ

「それに、友達だろう僕たちは、、、」

そういって、笑みを浮かべるランスロット

END

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