目覚めると何故か異世界に!

味噌ラーメン

第40話 いつか辿る道

「では、今日はここまでにしましょう」

東の国への道中での野営

「ああ、暗くなる前に準備しよう」

焚き火の準備と夕食の準備も進める

「東の国までは後少しです、明日にはたどり着くでしょう」

「ああ、じゃあ交代のタイミングで起こしてくれ」

「はい、おやすみなさいしっかり休んでくださいね」

見張りは先にアスタルテ次に俺の順番だ

「ああ、おやすみ」

最近は妙にリアルな夢を見る、、、、少しずつ俺の意識は闇の中に沈んでいく




ここはどこなんだ、、、、

「どう、、して、、なんでなんだ!」

あれは俺なのか?

「それは、貴様の存在がこの世界には邪魔なのだ」

俺が邪魔?

「なら、、俺だけを殺せばいい!関係ない人達まで!」

一面は火の海だ、、そこに倒れる夥しい数の死

「こいつらはお前をかばったり最後まで我らに反抗した者たちだ」

「なんなんだよ、、お前達は!!」

こいつらは何なんだ!?一体なぜこんな事に!

「何故?これは貴様のせいだ貴様の存在が殺したんだ」

「な!俺の、、せい?」

嘘だ、俺のせい、、なのか?

「こいつを抑えろ」

両脇から騎士の格好の奴らに抑えられる

「どう、して、、?」

「残念だったな、貴様は自分が命を懸けて守ろうとした者たちにも見捨てられたのだ」

そんな、、どうして?

「馬鹿な奴だ、そんなんだからお前は死ぬことになるんだ」

「お、俺は、、間違っていたのか、、、俺は、、それでも、、守りたかったのに、、」

俺は何かを間違えたのか?

「裏切られ、摩耗してき、絶望の淵で死んでいけ」

そして、剣が振り下ろされた





意識が覚醒する

「やめろおおおお!!」

「わあっ!びっくりした」

飛び起きてしまいアスタルテを驚かせてしまったようだ

「す、すまない、、驚かせた」

「い、いえ、怖い夢でも見ましたか?交代まではまだ時間あります寝ていてください」

「あ、ああ、すまない」

俺は本当にただの夢なのか?何れ自分自身が辿る道だとしたら俺は、、、





東の国の外れの丘

「ようやくだ、やっとこの時が来たんだ、、」

一人の男がいる

「俺は俺自身の手で必ずお前を、、」

そっと腰に差している刀に手を伸ばし振るう

「殺してやる」

その瞳は憎悪に満ち、振るう刃は荒々しくも洗練された雷のようだった、、

end

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