ファルダーミール -明日の世界-

ほむほむ

No/3

 朝日が上がり、元気な小鳥たちのさえずりを聞きながら俺は現在走っている。
   なぜ、走っているかって?日課の早朝ランニングだ(ゲームで徹夜した日は除くがな)。  
「おはようさん」  

「おはようございます!」  
 同じく朝ランをしている若い女性があいさつをしてきたので、挨拶を返す。  
 朝ランをしている人は割といる。この朝の挨拶も、日課となった今では朝ランの楽しみの一つだ。  
 「ハァー、ハァー」  

 家の前に付き、目標の5kmを達成したためランニングを終える。  
  
 ランニングでかいた汗を流すためにシャワーを浴び、朝食を作る。  

 今日は、フレンチトーストだ。姉貴の分も作り、冷蔵庫に入れておく。  
 もろもろ、やることを終えた俺は西城に電話をかける。  

Prrrrrr♪Prrrrrr♪  

「はい、もしもし。西城ですが、どなた様でしょうか?」  
「カヤトだよ、わかるだろう。通話相手の名前が出るんだから」  
「ごめんごめん、つい」  
「そんなことより、西城。百鬼夜行について調べに行くから、準備をしろ」  
 「そういうと思って、もう準備はしてあるよカヤト!」  
「そうか、それじゃ、出雲公園に集合な」  「わかった」  

 プ~プ~  

 カヤトは西城との電話を終えると出雲公園に向かう。人の家の屋根上を走って。  「着いた......西城はまだついていないのか。まあ、当たり前か。いま、午前6時だしな」  

それから、数十分後......  
「カヤトお待たせ!!待った?」 
「いや別に待ってないが」
 「そう、よかった。はい、これ」  
 西城はタブレットを渡してきた。 
 「なんだ?どうした」  
 おおよそ想像はつくが。 
 「昨日、家に帰ってから暇だったからtwwwwtoでこのあたりので話題になっていることを調べて見たんだ。そうしたら、最近は心霊現象にあったっていう投稿が多く見受けられたよ」  
 そういいながら、その投稿をタブレットを使って見せてくる西城。   
 ────────────────────────────────────────────  怪奇現象w@kaikigensyou  とある友人の話なのですが。  先日、Y公園に大学のサークル仲間数人と肝試しに行ったらしいのですが。 「ガチで出たんだ!!暗かったからよく見えなかったけど、公園の祠のある場所に白い影が7体も!!」なんて言っていましたwww  笑えますよね。幽霊なんかいるわけないのに......  ────────────────────────────────────────────  
 このツイートに対して、「私もその公園で幽霊を見ました!」「俺も!」などといった意見がついてた。 
 リツイート数もかなりの数になっている。 

「何でこんなもので呟きたがるのかね~?俺にはわからん。ただ、どうやら、Y公園で心霊現象が多発していることは事実のようだな」 
「ここを調べに行ってみないかカヤト?」 
「もちろんだ、Y公園に行くぞ」  
カヤトと西城は、公園を後にし、Y公園に向かう。 

コメント

コメントを書く

「ファンタジー」の人気作品

書籍化作品