地に堕ちた神へ告ぐ

nohzu

2話 転生する(元)神は

「嘘だろ?俺達が、下界に?」
 「嘘もなにも、お前たち、下界が好きだろ?なあ、ポセイドンよ。」
「えっ?あ、はい...。」
ポセイドンさんの「下界の食べ物つまみ食い」はやっぱりばれていたようだ。

 「今から、全ての神を下界に落とす。そして、人間の高校生として転生させる!お前たちが天界に戻る方法はただひとつ。『他の神を見つけ、始末すること』だ!」

 始末すること。神を殺すってことか?僕達は、殺し合いをしなければいけないのか?

「おっと、一ついい忘れた。『始末する』とは、殺すことではないぞ。下界での人殺しは犯罪だからな。今から、お前らにある物を配る。」

 僕達の所に、一丁の拳銃が配られた。

 「この弾丸が、お前たち神に当たるとな」

 そう言ってゼウス様は一番近くに居た、名前もわからないような神に発砲した。すると、弾丸が直撃した神は


 気づくと、小さなサイコロになっていた。ということは──

「そう、このサイコロを10個集めよ。そうすれば、天界への帰還を許そう。」
 神々は誰も口を開こうとしない。突如として襲われた恐怖と緊張に、誰もが固まる。その中で、ゼウス様は更に続ける。

「神は増えすぎた。私は、他の神を踏み台してでも登ってくる賢く、強い神のみを求める!」


 ロキは考える。僕は、他の神を踏み台に出来るのか?勝ち残り、天界に戻れるのか?
 答えは出ないまま──

「細かいルールは、後々伝える。それでは、去らばだ、元、神たちよ!」

 神々は、下界へと降り堕ちていった。

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