ワールド・ワード・デスティネーション

抜井

*あとがき* 朝日の当たる家 

 神戸の街を歩いていると、多くのことを発見する。そこにはたくさんの人がいて、それぞれの目的をもって行動している。僕はそんな中をすたすた歩いて、いつもある所へ行く。川崎重工のはずれにある小さなドッグだ。そこへ行くと、僕は自然と落ち着いた気持ちになる。
 この文章を書く前に、僕はもう一度そこを訪れた。最初に来た時とは細かいところ(泊っている船、置いてあるコンテナのことだ)が変わっていたが、あの体を包むような穏やかな空気は変わっていなかった。
 防波堤に腰をかけて海を臨むと、神戸のポートランドなんかが見えた。僕はそこへ座ったまま、ずっとそういった景色を眺めていた。
 この物語の構成のほとんどはそこで考えた。しかしこれを書いたことで何か得るものがあったかと聞かれると、僕はとても困ってしまうことになる。この文章で何を得るかは、恐らくそれを読む人によって変わるだろう、というのが僕の考えだからだ。







 最後にこの文章を書くにあたって高校の地理担当教員と同級生二人の協力があったことをここに記しておく。僕が何度も彼らにしつこく連絡を取っても、彼らは嫌な顔一つせず相談を聞き入れてくれたからだ。
 また、僕の自宅の机にあるデスクトップパソコンにもお礼を言うべきなのだろう。ブレーカーが落ちてしまったとき、必死でデータを守ってくれたのは他でもない彼なのだから。






・物語内の登場人物、団体名、固有名詞等は実際のものとは一切関係がありません。
・本文内で西日本豪雨災害について触れるページがあります。犠牲になられた方々のご冥福をお祈りいたしますと同時に、被災された方々に心よりのお見舞いを申し上げます。




<ワールド・ワード・デスティネーション 終わり>

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