運命の人探してます!

ちーず

~入学式~

桜が舞い落ちる暖かい日、
青い空、白い雲、明るいピンクの桜...

を想像しがちだけど、めちゃめちゃ雨降ってますよーー

入学そうそうなんかやばい感じだよw

ザーザー

大粒の雨が空から落ちてくる

傘に当たる雨の音が切ない気持ちにさせる

今日は入学式です

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「結衣ちゃん!」

私の名前は宮川結衣。13歳です

今私の名前を呼んだのが私の小学校の時からの親友の井上桜子

さっちゃんです!

さっちゃんは可愛いくて、ちっちゃい感じで頑張り屋さん

要は私とほとんど逆かな

私は普通。

ザ・普通☆

身長も普通(148cm)

顔も普通(おそらく合コンとかでギリお持ち帰りしてOKくらい)

頑張り屋?ぜーんぜん
三日坊主ならぬ3時間坊主

努力も何も無いや
HAHAHA(・∀・)

性格もなんとも言えないこのちょっとお笑い入っちゃってるよーみたいな変な性格

まぁ彼氏もいたことないわけで

自分語りもここまでにして、話を続よう

「さっちゃん!おはよー」

入学式のくせに親がいる訳でもないこの謎めいた学校に私達は2人で目をキラキラさせながら向かった

「同じクラスだといいね!」

「そうだねー!私結衣ちゃんいないと死んじゃう!」

「それ...さっちゃんが言うとあんまり冗談に聞こえないよ...」

「そうかなw てへっ(´>ω∂`)☆」

「さっちゃんは若干メンヘラ入ってるからね...」

「ねー!でも実際自分じゃあどうしようもないからなー」

「まあでもそんなさっちゃんが私は好きだよ!」

「ありがとっw」

こんな他愛もない話をしていたらクラスの名簿が貼ってあるとこに着いた

えーっと私は何組だ?

...

4組かー

「さっちゃん何組?」

私が聞くとさっちゃんが目をキラキラ輝かせながら

「4組!!」

「おっ!一緒だ!じゃあこれから1年間よろしくね!」

と私が言うと

「うんうん!これからもよろしくねっ!」

と今日1番の笑顔を見せてくれた

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私達は体育館に向かった

私「校長先生の話って長いからなー」

さっちゃん「それな!でも入学式に居眠りとかしちゃうと目つけられそう」

「そうそう。でも眠気には勝てませんわ」

「そーなんだよねー...昨日も緊張で寝れなかったしw 眠気がすごい☆」

「それは...ないかなw」

そんなこんなで体育館にむかう途中...
私は気づいてしまった

☆視☆線☆

さっちゃんが可愛いからわかる...わかるけど!!

なんとなぁーく引き立て役みたいな感じでっ

はぁー

「どしたの?」

キョトンとしさっちゃんの顔を見ると

あぁ可愛い

「んーん!なんでもないよ!」

私はなんていじわるなんだろ

自分がモテないのをさっちゃんのせいにしかけた!(いや、しましたよね)

最悪だわw

これだからモテないんだおw

そんな中学生ならではのあほらしいことを考えてる時

「あのっ」

おーっとさっちゃんが呼び止められたぞぉ

さぁいってらっしゃいと言わんばかりのにんまりした顔で私はさっちゃんを見た

われながら気持ち悪いなと思う

「宮川さん!」

えっ

その名前は私じゃないか

私の名は宮川

おーい間違えてるぞー

あっあれだな

さっちゃんと仲良くなるためにとりあえず友達を的なやつぅ

あるある

小学校の時さっちゃんがそーいうことする男嫌いって言ってからはもうやんだけど

まーまだやるのかね

男「ちょっといいですか...?」

さっちゃんは何を勘違いしたのかニヤニヤしながら私を置いて体育館へ向かった

男「あの、すみません、迷惑でしたか?」

私「いえいえ全然大丈夫ですよ!」

男はほっとした

その子はいわゆる陽キャって感じの雰囲気なのになんでかおどおどしてるw

名前は...博斗...?菊池博斗!

博「宮川さん...俺、宮川さんが好きです!!」

んんんんんんん

名前が私になって....ええええええええええええ


私「えっ私?!」

博「はい。あ、俺の事覚えてない...ですねw」

私「ご、ごめんなさいw」

博「いやいや、全然ですw」

私「えっと?菊池くんは何組?」

博「4組です!」

私「あ!一緒だね!じゃあ、その、こっ、告白の返事は...」

博「あっ、えっと無理に返事しなくてもいいです!!!」

私「えっ?」

博「知らない人から急に好きてきもいじゃないですかww 自分で言うのもなんだけど」

私「あはは、でも会ったことあるっぽいね」

博「はいw まぁだからもっとお互いよく知ってからでもいいなぁ...なんて勝手ですね!すみませんw 断られたくないだけですっ」

うわぁ何この可愛い言い方

私「じゃあ、友達からってことで!」

博「おう!」

あ、男の子っぽい感じはあるんだ"おう"って...おどおどしてたのは緊張?かな?

まっいっか

私「じゃあ体育館行こうか、博斗くん!」

キーンコーン

博&私「やばいっ!」

ん?

博&私「あははははwwww 走れええええ!」

走りながら考えた

15歳までに会うはずの運命の人、この人かな?

運命の人とは何回でも会うらしいし、出会うし、なんて

バカみたいw

私のキャラじゃないじゃんw

そんなことを考えながら

私達はぎりっぎりで体育館にスライドインして

若干注目を浴びながら

席へつきました


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1話を読んでいただきありがとうございます!!

ここまでに出てきたキャラクターを整理します

-宮川 結衣(みやかわ ゆい)
13歳
主人公
能天気、ザ・普通、意外と几帳面
148cm
A型
A型が全面に出てるけど時々O型っぽい
誕生日は8/1
運命の人に会えないかなと密かに思ってる乙女な1面も
でも自分はそういうキャラじゃない!って隠してる

-井上 桜子(いのうえ さくらこ)
13歳
結衣の幼なじみで親友
努力家、ちょっっっっとメンヘラ、勉強できる、とにかく可愛い
142cm(コンプレックス)
B型
マイペース
3/12の早生まれ
告白された人の名前と顔は絶対忘れない
振った人も大事にしてる(期待させちゃう系)

-菊池 博斗(きくち ひろと)
13歳
結衣が好き
小さい時に結衣にあったことがあるけど結衣は忘れている(??)
陽キャ、明るい、と見せかけて意外と根は大人しい?(後々理由が出てきます)
AB型
誕生日は12/3
何年も一途に結衣を想ってる
それは本人に言うと重いと思われちゃうので言わない

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