少女 美竹の話 ①

mi

頭が子どものまま大人になってしまった美竹の話。

小学3年生から特別支援クラスに入れられた。

今思えば、あの時から、もっと先生や親が勉強しなさいと言い続けて入れば、後悔はしなかったんじゃないかと思う。

美竹は、勉強が出来ない。
という表現よりも、やって来なかった。
と言う方が正しいかもしれない。

今までやって来たのなら、
今の後悔はきっとなかったと思う。

だが、今はそれよりも、
前を向く方がもっと大切だ。

下を向いて何がある?
後ろを向いて何がある?
何もないじゃないか。

誰しもが、後悔することはあると思う。
だけど、最善を尽くせたのなら
それは最高なことだ。自信を持って欲しい。

なぜなら、美竹は、
できるはずの努力もせず、
与えられた時間を無駄に過ごし
今に至っているんだ。
後悔しても、しきれない。
努力したのなら、それに対して胸を張って
頑張ったと言えるだろう。


コメント

コメントを書く

「詩」の人気作品

書籍化作品