話題のラノベや投稿小説を無料で読むならノベルバ

異世界転生者〜バケモノ級ダンジョンの攻略〜

海月結城

一つ目

 ヒューとクリスターの戦いは想像を絶するものだった。
 戦いが始まってから既に二時間が経っていた。

『はぁはぁ、力は互角。魔法で負けてる』

 ヒューは所々から血が出いて鱗も剥がされていた。クリスターは、破片が地面にバラバラと落ちており、身体が小さくなっていた。
 すると、クリスターが魔力練り始めた。

『これが、最後の攻防だね!』

 クリスターの身体は水色に発光し始めて、四つの色が身体の周りをぐるぐるし始めた。
 ヒューは、深い青色の魔力を身体に纏わせた。

『うおぉぉぉおお!!』

 そして、クリスターが動き出した。それと同時にヒューも動き出す。
 二人は飛び立ち、勢いをつける。そして、二人はぶつかり合った。

『私は! お前なんかに、負けられないんだぁぁぁぁぁぁあ!!』

 二人の間には魔力の波紋が広がっている。

『だ、め! 押される!!』

 ヒューは少しつづ魔力が無くなって押され始めていた。

『これじゃあ、倒せない......。どうすれば!?』

 ヒューは自分が持っている知恵を振り絞った。

(今の私には魔力が足りていない。空気中の魔力をあいつが取り込んでいるからだ。でも、、、っ!!)

 そこで、ヒューは思い出した。自分が使った魔力は直ぐには取り込めない。空気と中和してやっと取り込めるようになると。

『まだ、負けないんだぁぁぁぁあ!!』

 ヒューはあいつが使っている魔力を吸収し始めた。
 すると、クリスターがどんどん押されていっている。
 ついに決着がついた。

『はぁ、はぁ、やった?』
「ばか! 油断しないで!!」

 ように見えた。
 クリスターが魔力をまた集めだした。それも、さっきよりも多く。

「あれは、自爆!?」
『え!? 私たちもろとも殺す気ね。私のなけなしのブレスで爆発を止めるわ』
「何言ってんのよ。私がいるでしょう?」
『え?』

 カレンたちが会話している時もどんどん魔力を蓄えていく。

「そろそろね。私の後ろに隠れていなさい」

 ヒューはカレンの言う通りに後ろに下がった。
 そして、クリスターはどんどん発光していき、部屋全体が照らされていく。ついに、クリスターが爆発した。
 まるで、ゲームの核爆弾のようだ。全てを消し去る光と炎。それは、部屋全体を覆った。

 それから数分後、煙は何処かに消えていきそこに残ったのはカレンのヒューの二人だけだった。

「いやー。私の防御魔法も随分と威力上げたわね」
『そ、そうね。もしかして、あの敵って、私の姿してなかったら結構簡単に倒せた?』
「かもね〜。そんなことより、あそこ何か落ちてる」

 カレンが指差す先には何か光る物体が落ちていた。

『あれは、宝石?』
「もしかして、これを五つ集めるんじゃない?」
『あ、そんなことが本に書いてあったわね。それじゃ、それを集めればいいのね。あと四つ頑張りましょう!!』

 カレンたちは一つ目の宝石を手に入れた。あと四つ、カレンたちにどんな困難が待ち受けているのか。知るものはいない。

「異世界転生者〜バケモノ級ダンジョンの攻略〜」を読んでいる人はこの作品も読んでいます

「ファンタジー」の人気作品

コメント

コメントを書く