こんな俺でも愛してくれますか

UAI

13話 新たな日常

生徒会及びクラス内の能力わけがなくなり、次の日。
学校がやばかった。

「ギンって1年やばくない?」
「それな、けど、いい。」
「同じく。」

学校内の壁がなくなり、学校内は、誰もが楽しく話していて、より良くなった。だか...

「はぁー。」

と大きなため息をギンはついた。

「幸せが逃げるよ?」

とミア。

「と言ってもな、これだぞ。」
「う、うん。」

片手には紙袋いっぱいのラブレターが入っていた。

「おかしいだろ!」
「どんまい。」
「慰めんな。どうしよう。」
「返事は?どうするの?」
「なんとかするさ。」
「そう」

(一件落着と言いたいが、選択みすたったかも。)

後悔するギンであった。





「席つけー、HR始めるぞー。」

先生が入ってきて、教卓の前に着くと同時に、

「起立、礼。」

と日直が号令をかけた。

「おはようございます。」

とみんなが挨拶をして、席に座った。

「急だが、転校生を紹介する。入ってきて。」

「女か?男?」
「どんな子だろう?」
「俺的女かな。」

教室内は、転校生の話しが始まった。
先生の声かけてと共に、肩まである白い髪、青い目の女の子が入ってきた。...そして、登場とともにクラス内は、お祭り騒ぎになった。

「はじめまして、イートン・メリーと申します。」

礼儀正しく、転校生の自己紹介が始まり、室内は、小話する生徒が現れはじめた。

「イートン?どっかで聞いたことあるような。」
「王族のお姫様でしょ。」
「王族!。」

(ガヤガヤうるさいなぁー、人が寝てるのに。...待てよ、どっかで聞いたような。)

「メリーさんは、えーと、ギンの横の席で。日直号令。」

「起立。れ..」
「ギン様ー。」

礼、が言われる直前、メリーがギンに飛びついた。

(まて、この声は!)

ばたん、とギンとメリーは倒れた。

「メリーか、久しぶりだな。」
「はい、あなたに会いにきました。約束覚えてますか?」
「えーと、イートン家に居づらくなったらここに来いってやつか?」
「そうです。」
「また、あとで話そうな。」
「はい、わかりました。あ・な・た。」

「「「「・・・・・」」」」

メリーの発言後、室内は静まり、そのあと...

「「「「あなたぁーーー」」」」

(そういえば、あったな。考えてやるって言ったは。)

このことは、瞬く間に広がり、学校全体にも広がった。ミアにも。




「ギンくん、言いたいことあるよね?」
「ごめん、すっかり忘れてた。」
「ひどいです、忘れるなんて。」
「で、この子は?」
「イートン・メリー。王族のお姫様。入学する、一ヶ月前にキーロンって言う国で助けた。」
「キーロン?...ってここから何百キロもあんのよ?どうやっていったのよ?」
「飛んで。」
「あー、なるほど。」
「どうして納得する。」
「ギンくんなら、ありえるし。」
「そっかー、ところで、メリーさん。そろそろ離れてくれませんかね?」

ミアとの会話中、メリーは、ギンにべったりと腕にしがみついていた。

(会話中...ミアが、笑ってなかったし、怒ってたな。誤解をとかないと。)

「ミア、誤解だ。あなたっつても、保留中だぞ。」
「意味わかんない。」
「そうですよ、決定してません。ですので答えを聞きにきました。」
「答えは、まだ保留です。これで話しおわり。」

「「えぇー」」

キリのいいとこで、話を切って、室内へと戻っていった。





次は、メリーの話でも。

そして、良いお年を。






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