名探偵の推理日記〜仏のしらべ〜

耕一

第7話『尻尾と全体』

 「松本さん、やはり現場にはbluetooh対応のスピーカーがあり、これがClass1と言って最大100mまで電波が届くものでした。それからスピーカーの側にCDが置いてあったので、中身を確認したらヴィバルディの夏が今度は最初から最後まで収録されていました。それと被害者の方の身元なんですが、現在無職の源和樹さんでした。数年前までは前回の事件の被害者である早川正志さんが勤めていた市内の病院に勤めていたそうです。」
へっぽこ刑事が捜査の結果を松本さんに報告した。
「なるほど」
そう言って松本さんは俺の方を見て
「高木君、犯人からもらった予告状、もう一回見せてもらえるかな?」
と言われたので俺はカバンの中から犯人からの予告状を松本さんに手渡した。
「なるほど、犯人が分かりましたよ。」
松本さんはそう言うと事件の真相を語り始め
た。
「この2つの事件に共通するのはどちらも、事件発覚時に毎回ピアノの曲がラジカセ、スピーカーから流されているということ。そしてそれが意味するのは、この連続殺人事件の犯人の正体です。これは高木君達が受け取った予告状にも言える事です。」
「で、犯人は一体誰なんですか?」
へっぽこ刑事が興奮気味にそう言った。
「犯人は………」
その場にいた全員に緊張が走った。

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