名探偵の推理日記〜仏のしらべ〜

耕一

プロローグ

 「差出人が分かんないのにわざわざここまで来る必要あるか?」
俺は面倒くさい感じを出来るだけ出してそうぼやいた。
「いいじゃない、なんか楽しそうだし。」
朱莉はいつもの調子でそう言った。
俺たちが今何をしているかというのは話せば長くなるが、簡単に説明すると、差出人不明で、
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
                   コンやダレカガみやマチゅ
                   ウの音がクシツで
                   カイ死ヲとゲル
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
と書かれた予告状が平田高校のミステリー研究会に届き、それを朱莉が面白がって今、ここにいるのだ。ちなみに、この予告状の中に書かれている美山中学校は30年以上前に廃校なり、それからというもの、色々な怖い噂が囁かれていた。本当は俺と朱莉の2人で行こうとしていたが2人きりにさせまいと、孝花智と、柳楽実の2人が調査を志願してきた。こちらも断る理由はないので受け入れはしたが、さっきから俺と朱莉が仲よさそうに話しているとこれでもか、というほど会話の邪魔をしてきていい迷惑だ。
「よし、じゃあ中入るぞ」
俺はそう言って、校舎へと足を踏み入れた。

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