先輩、私と付き合ってくれますか?

ノベルバユーザー208695

9,仲直り!?

あれから先輩は私とすれ違っても声をかけてくれなくなった…
「(;´Д`)ハァ…」
「萌々香~大丈夫ー?
   先輩の事、まだ好きなの?」
「う、うん…どんなに忘れようとしても頭から離れてくれないんだ…」
「そっか…ま、無理に忘れようとしなくていいよ!」
「ありがとね美咲。いつも相談乗ってくれて」
「これくらいお安い御用よ!
   あ、そうだ!気分転換にとは言わないけどさ来週の日曜日私さ合コンするんだけど萌々香も来る?」
「…どうしようかな…」
「無理にとは言わないけど…」
「…。」
(…でも先輩の事まだ好きだし…
  先輩にこの事を伝えてなんにも言わなかったらもう諦めよう…)
「美咲…その答え明日伝えてもいい?」
「いいよ。もしかして先輩のとこ行くの?」
「うん…もしこれで何にも言わなかったら諦めようと思って…」
「そっか…よしっ行ってこい!」
「うん」
ダッ
ガラッ
「すみません、伊藤先輩…いますか?」
「あぁ…翔?アイツなら今屋上行ったよ?」
「あ、ありがとうございます!」
ダッ
「先輩!」
「…。」
「あの…先輩」
「…なに。お前とはもう別れたんだけど。」
「す、すみません。これだけ伝えときたくて…
   実は私…来週の日曜日に合コン誘われてて…
でも、私はまだ先輩のこと好きだから行くの迷ってるんですけど…」
「…行けばいいじゃん。」
「…え?」
「…別に俺に相談しなくても行けば?
   その話別に俺関係ねぇし。」
「…。先輩は私が違う人といてもなんとも思わないんですね…」
ポロっ
「っ。」
「…もういいです…それだけ伝えたかっただけなので…(。•́ωก̀。)…グス
 今までありがとうございました…
  先輩と付き合えて幸せでした…」
ダッ
「あ、おいっ!
   …違うのに…俺はまだお前のこと…」
そう呟いた先輩の声は私には聞こえなかった…

翌日
「…おはよ美咲…」
「あ、萌々香…おはよう。
   昨日大丈夫だった?」
「あーうん…やっぱりね先輩、私の事興味なかったみたい。」
「…そっか…」
「…だから私その合コン行くよ…」
「…大丈夫なの?無理してない?」
「ううん。してないよ!
  それに先輩のこと早く忘れたいから。」
「分かった。合コンは明日になったからね。」
「うん。」
(…早く先輩のことは忘れなきゃ…)

当日
「美咲、お待たせ。遅くなってごめん!」
「ううん。大丈夫だよ!
  よしっ!行こっか!」
「うん。」
私は重い足取りでその場所へと向かった…
「着いたよ!」
「…もうその人達はいるの?」
「多分いると思うよ!」
「中はいろ…」
「そうだね!」
ガラガラっ
「おっ!来たきた~待ってたよー」
「ごめんごめん!」
「じゃあさ、1人ずつ名前言ってこうぜ。」
「じゃ、まず俺から!
   俺の名前は響也!
  みんなからは響とか響也って呼ばれてるぜ。
  ま、適当に呼んでくれ。」
「なら次私だね!
   私は、美咲!
   私も、美咲とかみさとか適当に呼んでくれていいよ!」
「で、俺の名前が優斗!」
「わ、私は萌々香って言います…
   こういう事はやったことがないのでドキドキしてますけどよろしくお願いしますっ。」
「へぇ~萌々香ちゃんって言うんだ?
   可愛い名前だね?」
「あ、ありがとうございます!」
(…何だろ。この人ちょっと距離近い気が…)
「ところでさ~この後2人で抜け出さない?」
「…え?で、でも美咲達が…」
「あの二人はいい雰囲気だから邪魔しない方がいいよ…」
「…そうですね。」
「よしっなら行こう。」
……
「あ、あのどこ行くんですか?」
「んー?いいとこだよー 」
ゾワッ
(何か嫌な予感がする。)
「はーい。着いたよ?」
「っ!…え?ここって…」
「そ!ラブホテル!」
「な、何でこんな所に。」
「えー?萌々香ちゃんもそういうの知っててついてきたんでしょ?」
「ち、違います…やめてくださいっ!」
「大丈夫!優しくするから…ね?」
「や、やだっ!触らないで!」
「っ。いいから来いよ!」
グッ
(こ、怖い…誰か助けて。)
そう思ったその時…
「…萌々香っ!ハァハァ」
「っ!先輩…」
「は?コイツ誰?」
「…お前こそ誰だよ…
   てゆうか、その手離せよ!」
グイッ
「っ!せ、先輩…」
「は?何お前、横から出てきて何様?」
「…コイツはお前が触れていい女じゃねぇ…」
「っ!」
「(;´Д`)ハァ…何お前ら。冷めたわー」
コツコツ……

「…先輩どうしてここに…」
「…ごめん。お前の事心配だった…」
「…今さら何ですか…もう私の事は放っておいてください!」
トコトコ…
パシっ
「っ!」
「…放っておけるわけねぇだろ…
   俺は、お前が好きなんだから…」
「…じゃ、じゃあどうして別れたんですか…」
「それは、お前がいつも裏で何かされてんの知ってたから別れたら何もされないと思って…」
「っ!」
「…でも、逆にお前の事傷つけちまった…
    ゴメンな萌々香…」
「わ、私もごめんなさい!理由も聞かずに酷いことばっか言ってしまって…」
「…もう俺は絶対にお前の事離さない!
  だからもう1回俺と付き合ってほしい…」
「/////は、はいっ!」

私達は再び付き合うことになった…

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