人と魔物の極限解放
幕間I 暗闇に存在する意思
その空間は真っ暗だった。 どの方向を向いても光はなく、 どこまで進んでも壁は存在しない。 そんな空間にポツンとエメラルドのような輝きを放つ炎が浮かんでいた。
「何回か本能に従おうとしてしまっていたが、 この程度のことは切り抜けられたか…… まぁあいつが選んだ人材だ。当たり前か…… これからどのような成長を遂げるか見物だな。 あいつはこの少年の魂に何かを見たらしいが、 果たして過去を乗り越えられるのか、 あいつが望む決断をするのか、わかんねぇことだらけだな。 だが、それはそれで面白い。 今までになかったことがこの世界で起きようとしている。 こいつぁ楽しみだ。せいぜい頑張れよ、少年」
炎はニヤニヤしながら空間に映し出された街の前で門番と話しているツバサを見て、そうつぶやいた。
「何回か本能に従おうとしてしまっていたが、 この程度のことは切り抜けられたか…… まぁあいつが選んだ人材だ。当たり前か…… これからどのような成長を遂げるか見物だな。 あいつはこの少年の魂に何かを見たらしいが、 果たして過去を乗り越えられるのか、 あいつが望む決断をするのか、わかんねぇことだらけだな。 だが、それはそれで面白い。 今までになかったことがこの世界で起きようとしている。 こいつぁ楽しみだ。せいぜい頑張れよ、少年」
炎はニヤニヤしながら空間に映し出された街の前で門番と話しているツバサを見て、そうつぶやいた。
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