念願の異世界転移がようやく俺にも巡ってきたけど仲間ばっかり無双してて辛い
第6話 スキル説明2
あなたのスキルノート
アカギイオリ
あなたの能力は
【獅子の刻印】
です。
まず最初に刻印の位置をご確認ください。
【獅子の刻印】はあなたの右の大腿部にあります。
刻印の力の発動条件は、『剣を振ること』。
剣であればなんでもよく、切れ味も関係しません。
能力は、自分自身の視界をそのまま切断することです。
切っ先が視界に入るように、剣を振ってみましょう。
風景写真をハサミで真っ二つにするように、生き物も、建物も、山々も、月も、太陽も。
目に映った景色は全て切断できます。
なお、視界外のものには一切効果がありません。
…俺は絶句してしまった。
…なにこれ?
…太陽すらも切断できる…だと…??
「でも結構不便だったりするんだよ! さっきアキトくんを助けに行った時もさ、アキトくんが視界に入ってると凄く危険だから、走り寄らなきゃいけなかったしね」
あまりにチートなスキル内容にドン引きしている俺を見て、イオリは言った。
ああ…そうだったのか。
イオリは、黒いやつを斬るだけなら、この四階の教室からだって、簡単に出来たわけだ。
でも、万が一にも、俺ごと切断してしまわないように、わざわざ階段を駆け下りて、そして俺の元まで走ってきてくれたんだ。
色々な感情が込み上げてきて、もう、なにも言えなかった。
俺、こういう能力が良かったんだけどなぁ…
「ねっ! イオリは最強なんだよ! じゃ次はボクのも見て!」
ウミがノートを差し出してくる。
多少気がすすまないけれど、俺はノートを開いた。
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