男の娘でも可愛ければいいよね!

煮干

最終回.海

今回で最後にします。
理由は、なろう小説家とノベルバの2つで投稿をしているとなかなか書けないことと、みきり発車だったのでネタが尽きてしまったことです。
本当にすいません。
では本編です。視点は健太です。


海…そこは男が日ごろの鍛練を見せる場。
鍛えぬかれた肉体は時として身を守り、時として女性を悩殺する武器となる。
だが、俺にそんなのは必要ない…なぜか?
なぜなら俺には高校生という属性がある!
若さは武器!なのになぜ食いつかない?
ほら、そこのお姉さん。高校生ですよ?ピチピチですよ?
あ、こっち見た。やっと気づいたか…埋もれている原石に…。
「君可愛いねぇ。よかったらお姉ちゃんたちと遊ばない?」
嘘だろ…俺じゃなくて女装したこいつらかよ。てか、気づいてるのかよ…。
「ごめんなさい。僕には健太君という結ばれた…」
「おい!結ばれてたまるか!」
俺はいつものように怒鳴ってしまった。
女性たちは驚き、逃げてしまう。
「守ってくれたんですね…健太様…。」
「うんそうだよ。友達じゃないかー。」
「僕はセッ…」
「ストップ!それ以上はまずい!俺の恋愛対象がねじ曲げられる!」
とっさに幸の口をおさえた。
こんな公衆の場で公言でもされたら俺は一生表を向いて生きていけなくなる。
「どうぞ…粗品ですが、私の健をもらってください…。」
どけ座をする母の頭を踏みつけたくなった。
粗品とまで親に言われるとは思いもしない。
「じゃあ僕がつ…」
「大空君だととても不安だからねぇ。僕がなるよ。」
「僕もなりたいです…。例え三番目だろうが健太様のお側に置いてください…。」
「なら簡単じゃない!一夫多夫(いっぷたぷ)よ!健を中心にハーレム作ればいいじゃない!」
その瞬間、三人の顔が輝いた。
「待て!俺は嫌だからな!絶対に異性と結婚するからな!」
だが、俺の言葉を無視して三人は一番を決め始めた。
「絶対に嫌だからな!」
俺はそう言うと、海へと駆け出した。

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