END。

♯はりねずみ

♯始まり

6/8(金)  08:50a.m.


城北高校に入った蓮と星哉は校内がやけに静かなことに気付いた。
そして蓮には何か悪い予感がした。
「(血の臭いがする...)」
2人とすれ違う生徒は誰もいなかった。
「星哉、とりあえず近くのクラスの様子を見て来る。」
「お...俺も行く...」
蓮は2年A組のクラスを覗いてみた。
「(ここは...確か優のクラスだよな。)」
「嘘だろ...!」
蓮と星哉が見たものは同じだった。
そこには大量の血と転がる人間の死体、そして黒板に血で大きく書かれた『END。』と言う文字だった。
「(END...死ぬって意味なのか...?優は...無事なのか..?)」
「蓮...?」
蓮の呼吸が一瞬止まり、後ろから消え入りそうな小さな声が聞こえ、振り返る。
「優...!」
優は教室の隅で小さくなり、震えていた。
「優!何があったか教えてくれないか...?」
「あのね...さ、さっきね...」
「うん」
「変な人が...急にき、教室に入ってきた...の!そして...それから...」
優はそこまで言うと大声をあげて泣きじゃくってしまった。
「優...?クラスメイトを殺した人は.....ピエロだった?」
優の目は一瞬見開かれた。
「なん...で!」
「やっぱりか...。星哉、優。ピエロはまだ近くに居るかも知れないし、ここを離れよう...。星哉、優を連れていくの手伝って。」
「お、おう。優、大丈夫か?」
「大丈夫...。ありがとう。2人がいてくれて、なんか安心した...」
蓮と星哉と優が教室を出ようとした時...
『ガタン!!!!!!』
隣の教室で大きな物音がした。
「星哉、優。ちょっと見てくるからここで待ってて。」
「おい!蓮。俺も行く。」
「駄目だ。何かあったら2人で逃げろ。」
「蓮!」
蓮は2人を置いて2年A組を後にした。
警戒しながらB組を覗く。
「(ん...?)」
蓮の目に映ったのは、怪我をしているが必死に立ち上がろうとしている葉月翼(はづき つばさ)の姿だった。

 




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