END。

♯はりねずみ

♯崩れ始める日常

06/08(金) 06:00a.m.

朝。聞き慣れたメールの着信音で目が覚めた。
【6/8(金) 06:00  送信者:佐藤優  件名:朝だよ! 本文:おーい、起きてる?朝ですよー。】
メールの内容を確認し、ゆっくりと体を起こした。
目覚まし時計で起きることが出来ない松原 蓮は唯一の幼なじみの優に毎朝メールで起こしてもらっていた。蓮は城北高校に通っている2年生の男子高校生で、東京のアパートで一人暮らしをしている。
今日も変わりのない日常を過ごすはずだった______。

身支度を終えて家を出た蓮はドアに鍵を掛け、城北高校へ向かった。毎日通っている通学路は小学生や中学生が楽しそうに歩いている。蓮はその姿をぼんやりと見つめていた。
「蓮ー!おっはよーう!なーにぼんやりしてんだよっ。」
「あ、星哉おはよう。今日も元気だね。」
「おう!そう言えばこないださぁー...」
伊藤 星哉は中学の頃からの付き合いで、バカだが友達の事を第一に考えているいいやつだ。星哉はとても頼りになる。星哉と一緒に居ると嫌なことも忘れられるくらい。
星哉と話をしながら通学路を歩いていると、後方で誰かの叫び声が聞こえた。蓮と星哉は同時に振り返った。その光景を見て2人は、大きく目を見開いた。
「...!?」
2人の目に映ったものはピエロの面を被り、右手にはオノ、左手には人間の頭を持っている。左手に持っていた人間の頭からは血が滴っていた。そしてそのピエロは蓮と星哉の姿を見つけるとこちらに向かってきた。
「お....おい、やべー奴がいるぞ...!蓮、とにかくここから離れた方がいいんじゃねーか!?」
「お...おう!」
2人は同時に走り出した。蓮にはいつも通ってるはずの通学路がとても長く感じていた。3分くらい走っただろうか、城北高校に着き、蓮と星哉は地面に倒れ込んだ。
「なぁ...蓮......アイツは...一体何だったんだ...?」
「分から.....ない...けど....もう大丈夫..だ。」
「あぁ。」
2人は校舎に入り、そこでやっと学校が静まりかえっていることに気づいた。
「なぁ、やけに静かすぎないか?」
「俺も思った。とりあえず行こう。」
その時、蓮は何か悪い予感がする...気がした。








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