この度、晴れてお姫様になりました。

KoKoRo83

自由奔放な

気になってバカ親父に聞いてみる。
「ああ、ルークスとファビオが来てるみたいだね。」
「誰それ?」
「姉さんの息子と、アリアの弟の息子だよ。」
「ふーん。アリアって誰?」
「えっ?エルちゃんのママだよ。まぁ知らないのもしょうがないか。憶えてないもんね。あー。話してたらアリアが恋しくなっちゃった。ごめん。ちょっとアリアの肖像画見てくる。」

えっ、ちょっと待てよ。はぁ〜。


俺の母、アリアは3カ月前ちょうど俺が転生してくる1日前に病気で息を引き取ったらしい。そのショックで俺は6年間の出来事を全て忘れたことになっている。「記憶喪失女だ。」そう。いわゆる記憶喪失というやつだ。
  ん?今の誰だ?
「あー。本当だ。記憶喪失女だ!」
 初対面から失礼な。
「俺にはちゃんとエレナという名前があるんだよ。」
「「あっそ。」」
くぅー。うざい。思わず飛びかかる。が難なく避けられてしまった。

「あーあ。今殴りかかって来たことママに行っちゃお。」
 えっ、ママって女王様ですか?
「それはやめて!」
「ふーん。僕らに土下座したら、許してあげなくもないけど。」
「すっすいませんでした!」
「うむ。」
チッ。すんごいウザい。
「それにしてもお前、男みたいな喋り方するな。」
「確かに僕も思った。」
「そお?そんなこと無いと思うわよ〜。オホホ(汗)」
「決めた!今日からお前はエレだ!」
何そのダサいネーミングセンス…。うわぁ、めっちゃ睨まれた。怖っ!
「しかし、僕達見ても顔赤くならない女なんて初めてだね。」
いや、お前ら見て顔赤くしてたら、俺結構問題だぞ。まぁ、確かにかっこいいけど。
「そうだな。お前他の女達と違って面白い!決めた!今日から僕達は仲間だ。貧しい時も病める時も死が3人を分かつまで。いいな?」
うわ、急だな。しかも、結婚式みたい。まぁ、いいけど。
「うん。よろしくな。ファビオ、ルークス。」
「「おお、よろしくな。」」


その時俺らは知らなかった。3人を分かつのは死だけじゃないことを。

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