一度きりの人生、大事にしないとっていう言葉が偉大だと気づく頃は結構歳取ってたりする。

ろぼ

タイムマシンが無くても未来は勝手にやってくる。

あの頃に戻りたい…
なんてことを耳にすることがある。

ああしておけば良かった…
そんなことを耳にすることもある。

うん…分かる。
よ〜く分かる。
私の過去は、思い出すのも辛いような出来事が多いけど、決して悪いことばかりじゃなかったし、進んだ道や選んだ場所を間違えたとは思ってない…つもり。
それにね、戻りたい過去があって、たとえ戻ったとしても、その時の私は、きっと同じ選択をしてしまう。で、未来は変わらないんじゃないかということ。
それに、辛い時をもう一度経験するのはしんどい…。
戻っても似たような山やら壁やらはあるんだと思うんですよね。
まぁ人によっては戻ることで変えられる未来もあるのかもしれない。
なんて、戻ることが出来ないからこそ思うことなんだけどね。

戻れるなら後悔なんてしないし、戻れるなら一瞬を大事にしようなんて考えない。
一度きりの人生…よく出来た言葉だ。

36歳の私だから思う。
もっと、学びたい。
もっと、武器が欲しい。
もっと、強くなりたい。
もっと…もっと…

あんなに大っ嫌いだった学校も勉強も、今はとても必要だと感じてる。

つい2、3年前までは、そんなこと思ったりしなかった。
高卒でも就職には全然困らなかったし、仕事を始めると意外と学歴なんて関係なかった。
学校の勉強も役に立っているように思ったことは…ない…かな?

だけど、今なら分かるかな。
学ぶということ。
それは、知識をつけるだけじゃないんだよね。
自分のことを知ること。
自分の可能性を広げること。
自分を大きくすること。

凄く思う。
18歳で将来を決めるとか絶対無理だわ。

ま、あくまでも私個人の話だけどね。

色んな景色を見てきた今だから見つかるやりたいこと。
経験があるから進みたい道。
なりたい自分。
それを、18歳の高校卒業する頃に見つけてる人って、本当に凄いけど、きっと一握りの人なんだと思う。
漠然とやりたいと思ったり、憧れることはあっても、本当に本気で真っ直ぐ進み続けるって、かなり大変で、そこまで出来るほどのものに出会ってる人って少ないと思う。

若い頃に決めなきゃいけない将来。
でも、若い頃には見つけられない夢。
凄く矛盾してる。

結局、何が言いたいのかって話になると、何かを始めるのに早いも遅いもなくて、自分しだいだという所に着地してしまう。
諦めたら何も見えない。
だからって、やったから上手くいくとは限らない。
でも、無理だったとしても、そこまでの過程には必ず意味があるし、そのおかげで次につながる。
そう信じれば、36歳になった私も夢を追う力が湧いてくる。

考え方、見方一つで景色は変えられるよ…きっと。

次はどんな夢をみようかな…
ワクワクして眠れない。

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