幻想郷虚無異変

まったり

幻想郷虚無異変序章最終話「幻想郷」

大量の竹で月明かりがほとんどない竹林の中を1
人のシルエットが動いていた

??「はぁー、やっぱ人間って怖いわー」

??「なんで、あんなに楽しそうに話せるんだろう」

??「独り言を言っても仕方がないよね、早くか姫のところへ行こう」

そう言って、いつもの集合場所へと向かった、吸血鬼の住む館の近くの霧の湖に約束してた人はいた、彼女の下半身は魚のヒレだったいわゆる人魚族だ、名前は、わかさぎ姫でみんなには姫と呼ばれている。

??「ごめーん、姫、遅くなった」

わかさぎ姫「影狼、大丈夫私も今来たところだから

影狼「今来たって、姫はこの湖に住んでるんだから遅刻なんてするわけがないじゃない」

狼人間の影狼と呼ばれた子は不満そうに言った。

わかさぎ姫「まぁ、確かにね、それで相談したいことってなに?」

影狼「最近、人間の友達が欲しくなった」

そう言って私は本題をいきなりぶっちゃけた。

わかさぎ姫「は?いやちょっとまっていきなりすぎない?」

影狼「いや、だって霊夢さんや魔理沙さんはあんなに妖怪友達がいるんだから、私も友達になれるかなと思ったんだもん」

わかさぎ姫「うん、それはいいんだけど、それがなんで人間の友達が欲しいにつながるの?」

影狼「だって、コミュ障(コミュニケーション障害)の私がいきなり、幻想郷の有名人と話せるわけがないじゃない、だから、普通の人間になれておこうかと思って」

わかさぎ姫「なるほどね、だったら、人里に行って人間の友達を作ればいいんじゃない?上白慧音(かみしろけいね)の寺子屋に行けば子供と話せるでしょう?」

影狼「でも、私なんかがいきなり行ったら向こうにも迷惑だよ」

わかさぎ姫「どんだけマイナス思考なのよ、あなたはもっと自分に自信を持ちなさいよ」

影狼「そういえば、草の根妖怪ネットワークで聞いたんだけど、紫さんがこっちに人間を連れてくるって本当なの?」

わかさぎ姫「私もその話を聞いたけど、多分デマじゃないかな?あの人意外といい加減だから」

影狼「そっかー、その話が本当なら会ってみたいなー」

わかさぎ姫「人間が苦手なのに?」

影狼「もう、そういうこと言わないの!!」

わかさぎ姫「ごめんごめん、それじゃそろそろ私寝るね」

影狼「うん、おやすみ」

わかさぎ姫「うん、おやすみ」

そう言ってわかさぎ姫は湖の底に沈んでいった、湖からの帰り道。

影狼「はぁ、やっぱりデマだったのかな?人間がこっちにくるって、まぁいいや帰ろう」

ボソッ(そういえばあの人はいつになったらこっちに戻ってくるんだろう)
その人に聞き取れないほどの独り言は風のおとによってかき消されたのであった。




なにも、ない真っ暗な空間にに人影があった、暗闇のはずなのにそのシルエットはよく見えた 

??「藍」

すぐ後ろに控えた藍とばれた九尾の式神がすぐに答えた

藍「はい、紫様」

紫「あの件だけど、あの4人には一部の記憶がないというのは本当なの?」

藍「はい、本当でございます、しかし、彼らをこちらに連れてこれば記憶と能力が戻ると思われます」

紫「そう、奴の動きは?」

藍「すでに動き始めたようです」

紫「そう、こちらもすぐに動かないとね、明日彼らをこの、幻想郷に向かい入れます」

藍「承知しました」

紫(あの能力はこの幻想郷だけじゃなく外の世界も破壊する可能性があるもの、奴の能力に対抗するには同じ能力をもつ彼の力が必要、そして、かつての大異変を終わらせた彼らの力が)

別の空間にて。

??「フフフ、そろそろ俺も動き出すか、この、幻想郷を破壊し、奴に復讐するために」

この、言葉は誰に向けられたのかはわからないが、とてつもなくいやな雰囲気だ。

彼らの運命は幻想郷にて交差する、はたしてどうなるのかはまだ、誰にもわからない。

幻想郷虚無異変序章  終






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