34歳気弱なサラリーマン、囚われの美少女お姫様始めました
第72話 ソニアとシルク(22)
「あなたは…誰…?」
シルクが知っているデュラン王とは、数年前にしても別人すぎた。
顔はハンサムだけどキツくて、線が細い。
どちらかと言うと綺麗な女の人のようだ。
「誰だと?私は王に決まっているだろう。売られた哀れな姫よ。」
「売られたって…」
「お前の父…いや、正確には叔父だったか。
お前を好きにして構わないと一番乗りで返事をよこしたぞ。
だから一番に抱いてやることにした。
ああ、そうだ、おまえが生娘だからといってもご遠慮なくと書いてあったかな?
我が妃にお前のような小さき姫が相応しいと本気で思っているのか。愚かなる田舎者よ!」
シルクは言いたい放題言われて口惜しかったが、何も言い返せなかった。叔父に売られたのはどうやら事実のようだったから。
デュラン王を名乗る男は、酒の匂いをさせながら近寄ってきた。
シルクは、誤魔化すようにハンスに貰ったハーブティーを勧める。
「あの、これっ、お城のお庭で取れた葉っぱで作ったお茶です。飲めば気持ちが落ち着くとか…。
どうぞお召し上がりください。」
「落ち着く必要はないがな」
王はそれを一口で飲み干し、シルクの身体を舐めるように見る。
「ほう…乳房だけは…」
シルクの顎を掴んでキスしようとした。
シルクは顔を背けたが、また戻される。
唇が重なる前に、気力を振り絞って男に言った。
「…あの、大切なお話があるんです!どうか少し聞いて下さい!数年後の未来の話なんです!」
「未来のことを語るのはミダだけで充分だ」
デュラン王はシルクを、花を散りばめたベッドの上に押し倒した。
「ま、ま、待ってください!」
「私に待てだと?笑わせるな。せいぜい身体を使うといい。良ければ、妃は無理でも側室として飼ってやらないこともないからな…」
シルクがまとっていた薄い布は簡単に剥がされた。
(ソニアさん!)
ソニアの方を見ると、いつのまにか2人の兵士に捕まっていた。
「ソニアさんをどうして…!離してあげて!」
「それは出来ないな。護衛に邪魔されたら興ざめだ、終わるまではおとなしくしててもらう。」
「シルク様!」口惜しそうなソニア。
「そうだなソニア、お前が下手に動けば私の腕の中にいるシルクは無事では済まない。
そしてシルク、お前が抵抗すればソニアの命はない。」
王は、さっきソニアの頬にキスをしたシルクの赤い小さな唇を、自分の唇で塞いだ。
「ん…んくっ…」
シルクの乳房を弄びながら王は長く激しくキスをする。
(ソニアさんに見られてるなんて…。せめて唇が自由になれば、王に未来のことを話せるのに…そしたらこんなこと…)
しかし王は唇を離そうとしなかった。
手はシルクの身体を自由に這い回っている。
シルクは、自分の体がこれ以上ないほど赤く、熱くなっているのを感じた。
初めて他人の指先が触れるのだが、痛みと同時に、認めたくはなかったが確かに快感があった。
ずっと弄られている乳首は硬くなっている。
(これが…女の子の体なんだ…)
シルクは目を閉じて一生懸命想像した。相手はソニアさんだと。
だけど不思議なことに、自分の立場が男なのか女なのか分からないでいた。
やっと王の唇が離れて、苦しさがなくなったと安心した時、王はシルクの足の間に身体を入れ、挿入しようとした。
「それっ…やだっ…!」
シルクは必死で逃げようとする。しかし大きな手で腰を掴まれて動かない。
入り口に痛みと圧迫感を感じ、気が遠くなった瞬間、
王が糸の切れた人形のように、シルクの上にバサリと倒れこんで来た。
「えっ…?」
王が気を失ったと気付いたソニアは、自分を捉えていた兵士を素早く気絶させた。
「シルク様、大丈夫ですか?!」
「う、うん、多分…。でもどうしたんだろう、王様が突然倒れちゃった…。」
ソニアは倒れた王の体を調べる。
「死んではいません、眠ってしまっただけのようです。ですが一体何故…」
「思い当たるとしたら…」
ソニアなハンスからもらったハーブティーに目をやった。
シルクが知っているデュラン王とは、数年前にしても別人すぎた。
顔はハンサムだけどキツくて、線が細い。
どちらかと言うと綺麗な女の人のようだ。
「誰だと?私は王に決まっているだろう。売られた哀れな姫よ。」
「売られたって…」
「お前の父…いや、正確には叔父だったか。
お前を好きにして構わないと一番乗りで返事をよこしたぞ。
だから一番に抱いてやることにした。
ああ、そうだ、おまえが生娘だからといってもご遠慮なくと書いてあったかな?
我が妃にお前のような小さき姫が相応しいと本気で思っているのか。愚かなる田舎者よ!」
シルクは言いたい放題言われて口惜しかったが、何も言い返せなかった。叔父に売られたのはどうやら事実のようだったから。
デュラン王を名乗る男は、酒の匂いをさせながら近寄ってきた。
シルクは、誤魔化すようにハンスに貰ったハーブティーを勧める。
「あの、これっ、お城のお庭で取れた葉っぱで作ったお茶です。飲めば気持ちが落ち着くとか…。
どうぞお召し上がりください。」
「落ち着く必要はないがな」
王はそれを一口で飲み干し、シルクの身体を舐めるように見る。
「ほう…乳房だけは…」
シルクの顎を掴んでキスしようとした。
シルクは顔を背けたが、また戻される。
唇が重なる前に、気力を振り絞って男に言った。
「…あの、大切なお話があるんです!どうか少し聞いて下さい!数年後の未来の話なんです!」
「未来のことを語るのはミダだけで充分だ」
デュラン王はシルクを、花を散りばめたベッドの上に押し倒した。
「ま、ま、待ってください!」
「私に待てだと?笑わせるな。せいぜい身体を使うといい。良ければ、妃は無理でも側室として飼ってやらないこともないからな…」
シルクがまとっていた薄い布は簡単に剥がされた。
(ソニアさん!)
ソニアの方を見ると、いつのまにか2人の兵士に捕まっていた。
「ソニアさんをどうして…!離してあげて!」
「それは出来ないな。護衛に邪魔されたら興ざめだ、終わるまではおとなしくしててもらう。」
「シルク様!」口惜しそうなソニア。
「そうだなソニア、お前が下手に動けば私の腕の中にいるシルクは無事では済まない。
そしてシルク、お前が抵抗すればソニアの命はない。」
王は、さっきソニアの頬にキスをしたシルクの赤い小さな唇を、自分の唇で塞いだ。
「ん…んくっ…」
シルクの乳房を弄びながら王は長く激しくキスをする。
(ソニアさんに見られてるなんて…。せめて唇が自由になれば、王に未来のことを話せるのに…そしたらこんなこと…)
しかし王は唇を離そうとしなかった。
手はシルクの身体を自由に這い回っている。
シルクは、自分の体がこれ以上ないほど赤く、熱くなっているのを感じた。
初めて他人の指先が触れるのだが、痛みと同時に、認めたくはなかったが確かに快感があった。
ずっと弄られている乳首は硬くなっている。
(これが…女の子の体なんだ…)
シルクは目を閉じて一生懸命想像した。相手はソニアさんだと。
だけど不思議なことに、自分の立場が男なのか女なのか分からないでいた。
やっと王の唇が離れて、苦しさがなくなったと安心した時、王はシルクの足の間に身体を入れ、挿入しようとした。
「それっ…やだっ…!」
シルクは必死で逃げようとする。しかし大きな手で腰を掴まれて動かない。
入り口に痛みと圧迫感を感じ、気が遠くなった瞬間、
王が糸の切れた人形のように、シルクの上にバサリと倒れこんで来た。
「えっ…?」
王が気を失ったと気付いたソニアは、自分を捉えていた兵士を素早く気絶させた。
「シルク様、大丈夫ですか?!」
「う、うん、多分…。でもどうしたんだろう、王様が突然倒れちゃった…。」
ソニアは倒れた王の体を調べる。
「死んではいません、眠ってしまっただけのようです。ですが一体何故…」
「思い当たるとしたら…」
ソニアなハンスからもらったハーブティーに目をやった。
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