オオカミ少女
兄
ー1996年ー
私は小学生になった。
私には年が6歳離れた兄がいた。
兄は中学へ入り、部活動に励んでいた。
そんな兄の面影を見て私はカッコいいと思っていた。
好きとかではなく尊敬だった。
ある日、学校も部活もない日に兄が友達を2人
連れて遊びに来た。
『ちょっと、部屋に来て』
そう言われ、私は兄の部屋に入った。
なんも変哲も無い兄の部屋。
いつも見慣れている光景なのに、少し違う。
怖い。
そう思ったのだ。
中へ入り、兄の友達へ会釈をした。
兄は私を空いてるベットに座らせ、私を含めた4人で世間話を始めた。
年が離れているせいか、全く内容が理解できなかった。
なぜ私を呼んだのだろうかと疑問に思っていた。
そんな時、母が部屋に入って来た。
『買い物に行くから留守番よろしくね。家には君たちしかいないから』
そう言って、母は買い物に出かけた。
すると、兄は私にこう言った。
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私は小学生になった。
私には年が6歳離れた兄がいた。
兄は中学へ入り、部活動に励んでいた。
そんな兄の面影を見て私はカッコいいと思っていた。
好きとかではなく尊敬だった。
ある日、学校も部活もない日に兄が友達を2人
連れて遊びに来た。
『ちょっと、部屋に来て』
そう言われ、私は兄の部屋に入った。
なんも変哲も無い兄の部屋。
いつも見慣れている光景なのに、少し違う。
怖い。
そう思ったのだ。
中へ入り、兄の友達へ会釈をした。
兄は私を空いてるベットに座らせ、私を含めた4人で世間話を始めた。
年が離れているせいか、全く内容が理解できなかった。
なぜ私を呼んだのだろうかと疑問に思っていた。
そんな時、母が部屋に入って来た。
『買い物に行くから留守番よろしくね。家には君たちしかいないから』
そう言って、母は買い物に出かけた。
すると、兄は私にこう言った。
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