神様育てませんか?
8話 ルールはちゃんと覚えた方がいいよね
真昼間の公園に来ていた。
俺はインドア派なので、こんな日差しが強い時間に公園に来ることなんてない。
そんな俺がなんで来ているかというとミユカがバスケがしたいと言い出したからだ。
「わたしも3ポイントレイアップダンクしたい!」
大方アニメに影響されたのだろう。高校に入ってから運動の一つもしていない俺としては迷惑極まりない提案だ。
あとルールは絶対よくわかってないと思う。
「悪いが俺は運動苦手なんだ。しかもこんな昼間からは体力的に追い付かんぞ」
「やれやれ、インドアはこれだから困るんだよー」
「いやお前もそうだろ」
「まぁ今回は審判やってくれればいいよ。対戦相手は別に用意してあるからね!」
「対戦相手?」
ミユカが指さす方向には、ばぁちゃんが仁王立ちしていた。
、、、ばぁちゃん!?
「1対1で正々堂々勝負だよばーちゃん!」
「ふふ、望むところじゃ。いくらミユカちゃんでも容赦はせんぞ」
「ちょっとストップ!!」
俺はばぁちゃんに向き直った。
「いやいや流石にばぁちゃんがバスケは危なくない?」
「そんなことはないぞ。まだまだ若いもんには負けるつもりはないわい」
「でも結構な歳なわけだし、普通ばぁちゃんの歳だとゲートボールとか、、」
「うるさいわい!ごちゃごちゃ言ってると入れ歯でなぐるぞ!」
「独特な攻撃方法やめてよ、、」
ばぁちゃんの決意は固いみたいだ。
仕方ない、危なそうならすぐに止められるよう審判を引き受けることにした。
1 on 1の勝負、3回ゴールを奪えたほうが勝ちとすることとした。
ミユカの攻めから勝負が始まった。
「いくよ!!」
以外にも様になっているドリブルから、小柄を武器に重心を低くゴールに素早く向かっていった。
ミユカは結構運動神経がいいみたいだ。すこし関心しながら動きを追っていると、ミユカの前にばぁちゃんが腕を広げて立ちはだかった。
「ここは通さんぞ!」
「甘いよばーちゃん!!」
ミユカはボールを持ち屈むように、ばぁちゃんの広げた腕の下を華麗にくぐっていった。
意表を突かれたばぁちゃんはミユカについていくことができない!完全に抜き去った形でゴールへ突き進んでいった。1歩、2歩、3歩、4歩、、、
ピピー!
「トラベリング」
「えぇ!!」
どこに出しても恥ずかしくないほど完全な反則だったのだが、納得いかないというような顔でミユカが迫ってきた。
「ちょっと審判!厳しすぎじゃないの!?」
「いやどんだけ遠くからボール持って歩いてるんだよ。フリースローのあたりだぞ反則とったの」
「ビデオ判定を希望するよこれは!」
「いや撮ってるわけないが判定必要ないぐらい明らかだったわ!」
ブツブツ文句を言いながら、ミユカはボールを持って戻っていった。
「邪魔が入ったけどまだ勝負は終わってないよ!この日のために脳内で完成させた必殺技も、、、ばーちゃん?」
ばぁちゃんはさっきミユカに抜かれた場所から一歩も動かず止まっていた。
不思議そうにミユカが近づき話しかけた。
「ばーちゃん?どうしたの?」
「ミユカちゃん。さっきの動きは流石じゃ」
「、、うん」
「やっぱり若い力には敵わんのう。これからも元気なミユカちゃんのままで頑張るんじゃ、、、ぞ、、うっ!」
「ばーちゃん、、、ばーーちゃーーーん!!」
ばぁちゃんのギックリ腰により、はやくも勝負が終了することとなった、、、
俺はインドア派なので、こんな日差しが強い時間に公園に来ることなんてない。
そんな俺がなんで来ているかというとミユカがバスケがしたいと言い出したからだ。
「わたしも3ポイントレイアップダンクしたい!」
大方アニメに影響されたのだろう。高校に入ってから運動の一つもしていない俺としては迷惑極まりない提案だ。
あとルールは絶対よくわかってないと思う。
「悪いが俺は運動苦手なんだ。しかもこんな昼間からは体力的に追い付かんぞ」
「やれやれ、インドアはこれだから困るんだよー」
「いやお前もそうだろ」
「まぁ今回は審判やってくれればいいよ。対戦相手は別に用意してあるからね!」
「対戦相手?」
ミユカが指さす方向には、ばぁちゃんが仁王立ちしていた。
、、、ばぁちゃん!?
「1対1で正々堂々勝負だよばーちゃん!」
「ふふ、望むところじゃ。いくらミユカちゃんでも容赦はせんぞ」
「ちょっとストップ!!」
俺はばぁちゃんに向き直った。
「いやいや流石にばぁちゃんがバスケは危なくない?」
「そんなことはないぞ。まだまだ若いもんには負けるつもりはないわい」
「でも結構な歳なわけだし、普通ばぁちゃんの歳だとゲートボールとか、、」
「うるさいわい!ごちゃごちゃ言ってると入れ歯でなぐるぞ!」
「独特な攻撃方法やめてよ、、」
ばぁちゃんの決意は固いみたいだ。
仕方ない、危なそうならすぐに止められるよう審判を引き受けることにした。
1 on 1の勝負、3回ゴールを奪えたほうが勝ちとすることとした。
ミユカの攻めから勝負が始まった。
「いくよ!!」
以外にも様になっているドリブルから、小柄を武器に重心を低くゴールに素早く向かっていった。
ミユカは結構運動神経がいいみたいだ。すこし関心しながら動きを追っていると、ミユカの前にばぁちゃんが腕を広げて立ちはだかった。
「ここは通さんぞ!」
「甘いよばーちゃん!!」
ミユカはボールを持ち屈むように、ばぁちゃんの広げた腕の下を華麗にくぐっていった。
意表を突かれたばぁちゃんはミユカについていくことができない!完全に抜き去った形でゴールへ突き進んでいった。1歩、2歩、3歩、4歩、、、
ピピー!
「トラベリング」
「えぇ!!」
どこに出しても恥ずかしくないほど完全な反則だったのだが、納得いかないというような顔でミユカが迫ってきた。
「ちょっと審判!厳しすぎじゃないの!?」
「いやどんだけ遠くからボール持って歩いてるんだよ。フリースローのあたりだぞ反則とったの」
「ビデオ判定を希望するよこれは!」
「いや撮ってるわけないが判定必要ないぐらい明らかだったわ!」
ブツブツ文句を言いながら、ミユカはボールを持って戻っていった。
「邪魔が入ったけどまだ勝負は終わってないよ!この日のために脳内で完成させた必殺技も、、、ばーちゃん?」
ばぁちゃんはさっきミユカに抜かれた場所から一歩も動かず止まっていた。
不思議そうにミユカが近づき話しかけた。
「ばーちゃん?どうしたの?」
「ミユカちゃん。さっきの動きは流石じゃ」
「、、うん」
「やっぱり若い力には敵わんのう。これからも元気なミユカちゃんのままで頑張るんじゃ、、、ぞ、、うっ!」
「ばーちゃん、、、ばーーちゃーーーん!!」
ばぁちゃんのギックリ腰により、はやくも勝負が終了することとなった、、、
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