神様育てませんか?
2話 なんとなく流されることってあるよね
「正確には神様候補なんですよ〜。見習い的な感じでしょうか〜?これ言うとあの子に怒られちゃいますが〜」
へメットさんと言うらしい女性は、未だ状況を飲み込めていない俺に対して説明を始めた。
100年に一度、神様は政権交代?的な事が行われるらしい。
「ほら、100年もあれば時代も変わってくるじゃないですか〜。それに伴って人々の考え方も変わってきますし〜」
神様は人の願いを聞くのが仕事。
時代によって適任を選ぶ必要があるらしい。
「本当だったらまだシュミト様、、今の神様は現役の方なんですが〜。お体が弱いこともあって次の選定を急いでまして〜」
なるほどそれで俺の家に、、、っていやいや
「話を聞いても何で来たのかわからないんですが、、、そもそもいきなり神様の話とかされても」
「え〜?少なくとも普通の人間でない事はさっき見て頂いたじゃないですか〜」
「まぁ、そうですけど、、、」
話をまともに聞こうとしない俺に、へメットさんは痺れを切らしたのか、それを見せた。
背中に生える白く輝く羽を、、、
「本当は初対面の方に見せるものではないんですからね〜」と少し恥ずかしそうに言った。
とても作り物には見えない美しさだった。
触ろうとしたら怒られた。
「人々の願いを聞くには、人々を知らなければいけません。喜びを、楽しみを、悲しみを、苦しみを、憎しみを、そのためのまぁホームステイだと思って頂ければ〜」
「まぁ、話はわかりましたけど」
納得はしてないが、
「でも、なんで俺の家なんですか?ばぁちゃんも知ってるみたいだし」
「以前私がお世話になったんですよ〜。やっぱり知っている方だと安心ですし今回もお願いさせて頂いたんです〜」
「マジですか!?ばぁちゃん神様と知り合いだったの?」
「まぁ私は神様ではないですが〜」
そうだとしても驚きだ。
ばぁちゃんこんな知り合いいたのかよ。
「まぁそんなわけなんで〜。よろしくお願いします〜」
「はぁ、、、」
帰る気もないみたいだし、取り敢えずばぁちゃんが帰って来るまでいてもらうか。話はそれからだな。
それより気になるのが、、、
「でもあの子、とても神様候補?には見えないんですが、、」
どう見ても普通の子に見える。
初対面の人の家とは思えないほどくつろぎながらアニメを観ていること以外普通の子だ。
「まぁ色々ありまして〜。まだ未熟なのでそう見えるかもしれませんね〜。年も人間で言うと17歳くらいでしょうか〜」
いや、17歳だとしても幼く見えるぞ。
思わずマジマジと見つめていると、
「ねぇ、これ次のやつないのー?」
「え!?な、なに?つぎ?」
いきなり振り返って目が合ったので吃ってしまった。
「だからー、ミクロスの次やつだよー!25話ー!」
「あ、あぁ次な。あるよ。観るのか?」
「うん!ミクロスは25話が熱いんじゃん」
なるほど、大分話せるやつかもしれない。
てか神様はミクロス観るのか。
「人の願いを聞くわけですし、アニメに限らず色々勉強しますよ〜。まぁあの子のアニメのハマり具合は異常ですが〜」
まぁ、ばぁちゃんが帰って来るまではまだ時間があるし、これで時間を潰すのもありだろう。
そう思い俺は次の巻をとりに自分の部屋へ向かったのだった。
へメットさんと言うらしい女性は、未だ状況を飲み込めていない俺に対して説明を始めた。
100年に一度、神様は政権交代?的な事が行われるらしい。
「ほら、100年もあれば時代も変わってくるじゃないですか〜。それに伴って人々の考え方も変わってきますし〜」
神様は人の願いを聞くのが仕事。
時代によって適任を選ぶ必要があるらしい。
「本当だったらまだシュミト様、、今の神様は現役の方なんですが〜。お体が弱いこともあって次の選定を急いでまして〜」
なるほどそれで俺の家に、、、っていやいや
「話を聞いても何で来たのかわからないんですが、、、そもそもいきなり神様の話とかされても」
「え〜?少なくとも普通の人間でない事はさっき見て頂いたじゃないですか〜」
「まぁ、そうですけど、、、」
話をまともに聞こうとしない俺に、へメットさんは痺れを切らしたのか、それを見せた。
背中に生える白く輝く羽を、、、
「本当は初対面の方に見せるものではないんですからね〜」と少し恥ずかしそうに言った。
とても作り物には見えない美しさだった。
触ろうとしたら怒られた。
「人々の願いを聞くには、人々を知らなければいけません。喜びを、楽しみを、悲しみを、苦しみを、憎しみを、そのためのまぁホームステイだと思って頂ければ〜」
「まぁ、話はわかりましたけど」
納得はしてないが、
「でも、なんで俺の家なんですか?ばぁちゃんも知ってるみたいだし」
「以前私がお世話になったんですよ〜。やっぱり知っている方だと安心ですし今回もお願いさせて頂いたんです〜」
「マジですか!?ばぁちゃん神様と知り合いだったの?」
「まぁ私は神様ではないですが〜」
そうだとしても驚きだ。
ばぁちゃんこんな知り合いいたのかよ。
「まぁそんなわけなんで〜。よろしくお願いします〜」
「はぁ、、、」
帰る気もないみたいだし、取り敢えずばぁちゃんが帰って来るまでいてもらうか。話はそれからだな。
それより気になるのが、、、
「でもあの子、とても神様候補?には見えないんですが、、」
どう見ても普通の子に見える。
初対面の人の家とは思えないほどくつろぎながらアニメを観ていること以外普通の子だ。
「まぁ色々ありまして〜。まだ未熟なのでそう見えるかもしれませんね〜。年も人間で言うと17歳くらいでしょうか〜」
いや、17歳だとしても幼く見えるぞ。
思わずマジマジと見つめていると、
「ねぇ、これ次のやつないのー?」
「え!?な、なに?つぎ?」
いきなり振り返って目が合ったので吃ってしまった。
「だからー、ミクロスの次やつだよー!25話ー!」
「あ、あぁ次な。あるよ。観るのか?」
「うん!ミクロスは25話が熱いんじゃん」
なるほど、大分話せるやつかもしれない。
てか神様はミクロス観るのか。
「人の願いを聞くわけですし、アニメに限らず色々勉強しますよ〜。まぁあの子のアニメのハマり具合は異常ですが〜」
まぁ、ばぁちゃんが帰って来るまではまだ時間があるし、これで時間を潰すのもありだろう。
そう思い俺は次の巻をとりに自分の部屋へ向かったのだった。
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コメント
たかし
「神様を育てる」という内容とテーマが、日々の生活でも、
神様は「日々頑張っている人達を応援する」という感じがして、
学びになったような気がしました。