幽霊な僕と幽霊嫌いな君と

神寺雅文

第一談 奇人変人でも美人9

 生前……、まだ死んだと認めた訳では無いが、俺にはやろうとしていた事があった。こんなところで恐怖に震えている暇などない難題を抱えていた。いや、きっと今も抱えているに違いない! だから――
「なんだ……と?」「こんなとこで消える訳にはいかない。俺にはやり残した事があるんだ」
 よもや人間には不可能な停まり方をし踵を返し、俺へと振り落とされた刃先と眼球に直撃しかけるお札を、ただの気合いだけで地面に叩き落とす。
「そもそも俺はまだ死んだつもりはない。記憶が全部戻り結末がはっきりするまでは、ここに残らせて貰うぞ」「バカな、単なる浮遊霊に霊斬剣が防がれるとわ……。そこまでこの世界に思い入れがあるのか? 毎日ダラダラ過ごしていたくせに」
 と、地面に叩きつけられても刃こぼれ一つしない霊斬剣? をしかめっ面で凝視した鈴宮司が、気持ち良い程に冷めた瞳で、ピンボケレベルまでに透明度を昇格させた俺にガンくれている。
「人間そう簡単に消されるかよ。毎日怠けてい様が、授業をサボってい様が、俺は毎日木更津とダラダラするのが楽しかった。それをいきなり死んだからって奪われる理由にはならない、お前が例え幽霊や妖怪とか常人に見えない者を退治するのが使命でも」
 こんな体になって初めて鈴宮司と対等に話が出来るとはな。しゃーない、臆する事なく今までこいつに感じた事を、昨日体育館裏で一緒に体験したあの事の反論を改めてするか。
「お前に一人の人間の思いを踏みにじる資格はない! 例えそれが幽霊だって同じだ! 俺らの最期は俺ら自身が決めるべきだ! 自分の命の始末くらい自分でやる」
 鼓膜に幻聴だろうか、あの体育館裏で娘に会いに来たと言い残し消えた女性の悲痛な叫び声が蘇る。
「……、全てを分った様な事をぬかすな。少し特異体質で私の攻撃をかわしたとこで、お前が見えない人間なのには変わりないんだ――、好きにしろお前なんか大嫌いだ。どこへなりと現れて私達見える人間からシカトされろ――」
 彼女も何か深く思う事が有る口調をしたが、口角を張って歩き去る。どこか苦虫を噛むような表情が印象的な去り姿であった。
「なんで上手くいかないんだろな、俺達はよ」
 そんな彼女と分かり合おうとしたんだホントは。でも、人間の魂はそれが見える人間にはそんなに不快なモノなのか? 俺にはそう思えないから少し頭に血が上って強く反論してしまった。
 こんな体をしている今だからこそ分かる事もある。昨日、体育館裏であいつと話をしていた女性はきっと俺と同じ存在だったに違いない。ただ、娘に会いたい一心で死んでもココに残り続けた。自分が数十年間生きた地で。
 その、お前が容赦なく斬り付けこの世から消したであろう女性も、元は人間だったんだぞ? 俺だってこんな体で浮遊してるけど、昨日まではお前や今頃教室でテスト範囲の最終確認している生徒やそれを作った教師と中身は違えど肉体構造は一緒だったんだぞ? 同じ人種だったんだぞ?
 なのに、どうして不運にも見えない人間となった俺達を消す事になんの躊躇いもないんだ。 猫に逃げられただけで泣き出しそうな女がそんな事を平気で出来るもんなのかよ――。
「なんも納得できん、俺らの存在も、あいつの蛮行も全部納得できるまで調べてやるからな」
 鈴宮司が騒ぎ出した事が主な原因であり、ついでに予鈴ギリギリとあって人がいなくなった昇降口へと繋がる通路を、先に歩いて行った鈴宮司の後を追い俺も浮遊して進んだ。
 あれこれあり、読者への冒涜とも言える夢オチが否定されつつある体で、何時も通りに人っ子一人いないガラス戸が解放された昇降口を潜ろうとしたら問題発生、緊急事態だ。
「ん? 進めん」
 視界に障害物がある訳でも戸が閉鎖されて進めない訳じゃない。そもそもこの体は物理的な障害物を受け付けない事は今朝実感したばかりだ。なのに何だこの様は? 何もない空間に足止めされてんぞ。
 何度足を前に出そうが、俺の体はドアのレール上を通過出来ない。
「やべーこれは遅刻っしょ! 昨日約束ほっぽらかした剣市をどやす時間がなくなる」「あ、木更津」
 そんな理解不能な状況に頭を悩ます俺の真横を、今一番この身体状態を話したい親友が通り過ぎる。その途中で発した独り言に出て来た剣市こと俺に声を掛けられたにも関わらず、完全なスル―を決め込み階段を駆け上がって行ってしまう。
「な、なんで……やっぱりオレは」
 幽霊なのか? だから普通に姿がはっきりする木更津や他の生徒が通れた昇降口を、半透明で若干地面から浮く俺は通れないのか? 現代の昇降口ってこんなにセキュリティーシッカリしてんの? セ○ムしてるから? うは、セ○ムすげー俺の住むボロアパートにも――ああ、冗談真剣に考えます。 
 この際、俺が普通じゃないのは不本意だが認めよう。だが、都合良く幽霊を排除する昇降口を俺は断じて認めん! 人種差別だ、幽霊にだって人権もあれば勉強する権利もある! 意義は認めんぞ! でも、アルソ○クの方が制服カッコいいって思っちゃう自分が――
「ん? これは」
 と、それこそ都合の良い時だけ真面目面する俺の視界の右上隅、ガラス戸と校舎の外壁の境に見覚えのある長方形の半紙が貼られているのに気が付いた。
 またこれか。赤い文字で結と書かれた駐車場で見た紙よりは年期は感じられない綺麗なお札が、ここにはそれぞれ開閉口の四隅に貼られている。
 これってまさしくあれだよな、アレ。そうアレだ。
「ゲームの知識ってたまには役に立つな。さすが日本、こんなオカルトな秘術もゲームで表現するんだもんな」
 どうやらココには、かの有名な結界様が何故か施されていて、俺の様な基本的に常人には認知されない存在をブロックしている模様であります。セ○ムめ~褒めて損したぞ。
 そこでちょっとチャレンジ精神に火が灯った。
「うぬぬ……見えないゴムがあるみたいだ」
 むろん、初めて結界とご対面してドギマギしているが、利き腕を視覚では何も捉えられない問題の空間に突っ込みたいと言う衝動には勝てなかった。パントマイムをするかの様に結界にいざ突入だ。
 すると、薄く広げたゴムの膜に指先をねじ込む感触を体感。うむ、初体験である。
 実験の結果、やはりここには結界が張られている。え、誰の仕業かなんて聞かなくても分るでしょ。こんなオカルトマニア向けの仕掛けを施すのは、我らが学園一奇人で電波の鈴宮司さんしかいない。断言しちゃうぞ。
「俺は悪霊なんかじゃない! 俺は寺嶋剣市だーッ」
 自分を全否定された悲しさと結界まで行使された怒りを目の前のゴム膜状の空間にダイレクトアタック。粘っこい特大の蜘蛛の巣に全身が絡め取られて動きが止まり掛かる。そんで進む力に反動して後方に物凄い力で押し戻されるが、往生際が悪いのがこの俺だ。なんせこんな身体でも教室に行こうとしているんだ、ただでは成仏せんよ。
 自分が納得するまで人間として、ココの生徒として教室に行かせて貰うぞぉぉぉぉぉぉ――。
 パリーン。ガラス細工が割れた音が閑散とした昇降口に響いて、俺の行く手を遮っていた蜘蛛の巣が消えた、と言うか弾け飛んだ。粘着質にも関わらずパリーンとか奇怪過ぎる。マジファンタジー。
「うわあぁぁぁぁ」
 突拍子もないタイミングで結界が消滅したせいで勢い余って俺は、ダイナミックで、でもエレガントな前転を繰り返し最後は三点倒立を誰も見ていないのに披露しちまった。
 一体何が起きたんだ? 結界が消滅したのか? どうして? 
 人間マッチ棒刑に処された頭部を擦りつつガラス戸に近づき四隅を確認――、あれま一枚目から全て剥がれてちゃってるぜ。
 もしかして俺のせいか? 古株に乗るリスの様に周囲を見渡してみるけど依然人っ子一人いない。もちろん俺みたいな半透明な輩も。
 「誰だ!」
 そこで、四隅を確認していたら外から昇降口を潜って何者かの無数の気配がすれ違ったのを感じて慌てて無人の昇降口を階段方向へ振り返った。
「なにもいないか。気のせいだったのか? ま、いっか」
 だが、そこには下駄箱と階段が見えるだけで、カンコドリの替わりにチャイムが鳴ったから、若干破れた四枚のお札をそのまま放置し階段を経由して教室へと向かいますか。
「今回のは簡単かも知れないなバカでも出来る範囲だ」「これが終われば後は夏休みだ~」
 優等生と劣等生、真面目と不良の戯言が飛び交う各教室。俺がこんな体になったにも関わらず、学園全体は何時もとなんら変わり映えのないたんなる試験直前の風景だった。流石に予鈴が鳴り廊下には誰もいない、いるのは浮遊した俺くらい。
 それはそれで、もはや特記する事態でもないが、自分の教室を目視した辺りで、トイレへ急ぐ知り合い何人かとすれ違った。その時点で分かる様に、挨拶はおろか俺に気が付く奴は皆無であった。今だってそんな彼らを指導する男性教師と視線を交えたのに、五臓六腑をすり抜けられちまった。
 何故だ! 自称話しかけ難さナンバーワンである不良の俺が、ここぞとばかりに教師の視線を奪おうとクラブのDJみたく両食指と両親指で軽快にリズムを刻み、俺には良く分らん円盤を回す動作をしてから「チェケチェケチェー、遅刻だYO!」って全身全霊でラッパーの真似をした。なのに、恥ずかしさのあまり赤面する俺を誰も気付かないから無駄な抵抗は止めた。
「ああ、またか」
 と、やさぐれ始めた俺の前に何かがまた立ちはだかった。あと教室まで五メートルだってのに性懲りもなくまた前方に見えない蜘蛛の巣出現だ。
 で、一つ気になるモノがある。ココのガラス窓から見える猛暑を予感させる風景と隣のクラスの風景。以前もここで同じ風景を見た気がする。そんで今と同じ様に動きを止めたはず。
「カラクリが分かればこっちのモンよ」
 昇降口の一件から学び、周囲に怪しい紙切れが貼られていないか巡視する。
「ああ、またこれか。こんな所にも貼る必要あるのか?」
 俺の進路を塞ぐように張られた見えない蜘蛛の巣を壁方向に手繰ると、末端に昇降口と同じ方式で張られたお札を発見。んで、一番近い足元のそれに触れたら――
「ん~、また剥がれた」
 一枚剥がれたら他の三枚も音もなしに床に伏してしまう。
「ま、これがゲームだったら間違いなくボス戦突入だな。ま、生憎ここは現実でシビアな進学校だ、何が起きると言うんだ」
 昇降口同様に蜘蛛の巣もとい結界が消え再度進軍開始。芸人並みの見事な前振りを、まさか自分がしているとは毛程も思わなかった。
 バーン。おいおい、この音もいつぞや聞いたぞ。
 結果、前振りは成功。自然界の蜘蛛の巣に主がいる様に、人為的に作られた特定の獲物を捕える結界にも、それはそれはすえ恐ろしい狩人が、無知な獲物が罠に掛かるのを涎を垂れ流しながら待っていたのだ。
「消えろ残りカスがぁぁぁぁぁぁ」
 どうやら俺の場合は、おぞましい殺気を出し煌めくドスを鞘から抜いた郎蜘蛛だった様です。マジで消されそうだから嫌になる。ああ、これからは絶対に邪魔だからと言っても結界然り蜘蛛の巣さえも壊さない様にしよう。
 そう心に誓い、俺は片腕を飾り物の如く勢いで綺麗に斬り落とされたとさ。
「ふざけんなよ! 俺を何だと思ってやがんだあぶねーだろ!」「残りカスが何を言う。よくここまで来れたな」「あぁぁあ? ここは俺の学校だぞ来れてとうぜ――」「こんな煙の腕をしてよくぬかす。人間の腕が血も噴出さないで転がってたまるか」
 斬り落とされ消えかける生々しい程に生々しい人間の腕を拾い上げ不気味に微笑む鈴宮司は、それを持ち主の俺に生臭い雑巾でも扱う様に投げつける。もし鮮血が切り口から噴射していたらと思うと悪寒が……。
「なんでお前ごとき浮遊霊が私の結界を抜けられたのだろうな? 何故だ? ああん?」「知るかよ! 俺が死んでないだけだろ?」「死んでる死んでない。白、黒は私が決めることだ。私が死んでいると言ったら死んでいるんだ」
 どこの縦社会だココは。学園の廊下で極道映画を再現するんじゃない。
「それより、いい加減認めて治癒に集中しないと本当に消えるぞ」「な、ここで消える訳にいくか!」
 決して自分が幽霊なのを認めた訳じゃないが、人に情けを掛ける事を知らないオカルト電波に脅された後に珍しく苦言を呈されたので、俺は急いで金粉をまき散らし浮上し始めた腕を元の位置に当てて取り敢えず困った時のお約束――純粋に気合いを注入した。
「ぜぇぜぇ……、マジで危なかった」「私が手を下す必要もないかもな。自分の置かれた状況を自覚しないと第二の人生も長生き出来ないぞ?」「うるせー」
 人の腕を斬り落とした当事者がよく言うぜ。本来ならお前がこんな俺を少しは労わっても良いんじゃないのか。その、送り人って言う聞いたこともない仕事をしているならさ。
「あ、あの……、そろそろ始めたいんだけど……」
 どうにか腕の昇天を防いでこいつの正体を問いただそうとしたが、まぁ案の定弱腰の教師が俺に摸擬刀の先を向ける鈴宮司の背後から脂汗を拭きながら現れて消えそうな声量でそう呟いた。
「……」「んだよ、俺は俺だ、好きにさせて貰う」「ふ、構わん好きにしろ」
 と、鞘に刀身を戻した鈴宮司が踵を返しながら言ったら、
「あ、ありがとうございます!」
 それに俺が応える前に、サバンナの弱者が周囲を警戒する様に強者の機嫌を窺う教師が勘違いで応えた。会話が初めて成立したと思ってあからさまに声色を弾ませるのは良いが、残念だが鈴宮司にあんたの言葉は届いていない様だぞ? 嬉し涙を拭く前に早くあいつの後を追えよ、そろそろテストが始まるんだろ? 
「しまった」
 ところで俺の出席はどうなるんだ? どーせあんた達常人者には砂糖水人間の俺は見えてないんだろが――あ、ドア閉めんなよ俺がまだ残ってるぞ――。 
×××「なんだまだ来てないのか? 寺嶋の奴こんな日も遅刻か? まったくどうしようも無い奴だ」「お、おい! 俺ならずっとここにいるぞ」「木更津、なにか聞いてないのか?」「んにゃ、なんも聞いてないっすよ。もち電話も掛けたけど出ないんす」「へ、電話なんかきてないぞ」「そーか……どうするつもりなんだろな。まぁ良いそろそろ始めるぞ」「剣市、どうしたんだろなぁ……」「俺はここにいるだろ! 見えないのかよ!」
 そんな会話が行なわれてから二時限目の期末試験が始まった。
 可笑しなもんだよな、俺はちゃんと自分の席に座って姿勢を正しているのに、俺の机の上には当然の様にテスト用紙はない。前の席の男子が俺の体に用紙を貫通させて一個飛ばして後ろに座る寡黙な男子にそれを渡したんだ。
 俺は普通に受け取ろうと手を伸ばしたんだが、現在の俺は空気となんら変わらん材質で出来ている事を痛感したよ。俺は物には触れられないし、傍から見たら椅子に座っている様に見えるが数ミリ浮いている。
 そんで斜向かいに座る親友が試験監督の担任教師と、まさにその会話の主役が二人の視線に気付き身ぶり手ぶりで自己主張しているのに会話を終わらせた。今じゃシャーペンの走る音が快速だったり超鈍行だったり各自様々なリズムで聞えるちんけなテスト風景が横たわっている。
 なぁ、ホントに俺は死んだのか? そんなの信じられる訳が無い。
 だからワザと静まり返る教室で騒ぐ事にしたんだ。
「なぁ! 俺はここにいるぞ」って怒鳴り声で言い前の男子の肩に手を置く。
 うわ……わかんね……ヤマが外れたな……。大学行けっかな……。
 へ? 
 そしたら誰かの声が頭の中に入り込んできた。当然だが、現在は試験中なので誰も声を出してはいないしましてやこんな事をハッキリした声で言わない。唯一騒ぐバカは砂糖水の俺だけだ。
 なら今のは誰の声だ? 確かに俺が半透明の手を置いた男子が脳に入って来た言葉通りに試験に苦戦しているのが見れば分る。もしかして―― もう一度だけ明治の文豪を四人出す設問を両手で頭を抱えながら睨む男子の肩に手を置いた。
 おいおい、四人もかよ……俺明治嫌いなんだよな。やっぱり男なら戦国時代だろ! 徳川四天王なら楽勝なんだけどな~――。
 そいつのペンが回答欄に本多忠勝と書いたのを見て手を離す。どうやら触れた人間の思考が読める様だ。これで俺がまともな人間じゃないと証明されたのだが――。
 ああ、昨日木更津くんが言ってた女の子と話が盛り上がる十個のコツが気になって勉強出来なかったよ……。
 俺は次の標的を何時も相対性理論とか難しい本を読んでいる知的な雰囲気を醸し出す銀縁眼鏡の男子に決めた。こいつ、普段女に興味無い素振りしときながら腹ではこんな事考えてたのかよ。見た目の雰囲気で話掛け難いって木更津と話してたんだが、どうやら勘違いだった様だな。
「恥ずかしがらず木更津に聞けよ? 誰も笑わないからよ」
 って満面の笑みで言ってやったが、思考とは裏腹に軽快に走るペンは止まらなかった。
 んじゃ、次は女子の頭ん中を覗くか! 彬音はどんな事考えて試験受けてるのかな~。
 もはや背徳心すら透けて消えてしまった様で、俺は人間として最低な暴挙に出るべく窓際の席に座るちょっとタイプな弱電波さんの席にズカズカと気分的には歩いて近寄り、艶やかな襟足が軽く付く下着が若干透ける純白のブラウスの肩周りに魔の手を近付け様とした――んだが、
「うわあぁぁぁぁぁあぁぁぁぁぁぁぁ腕が腕があぁぁぁぁぁぁぁー」
 後少しで風に揺れるチューリップの様な華奢な肩に触れようとした手が手首から肘の間で骨ごと切断されちゃった。それも、今度はめちゃくちゃ痛いから金切り声で叫びつつ負傷個所を押さえて床に膝をついた。本日三度目の人体切断だよ……馬鹿野郎……。

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