異世界転生思い出したら彼女を探そう。

ノベルバユーザー48014

8歳の誕生日⑤

話を聞いたエリオットの父親はエリオットの為にとアンディ・ルビーの元へ向かった。「アンディ殿。」「どうしましたか?レオナルド殿」「少し話をしても良いだろうか。」「大丈夫出だが突然どうしたのだ?」「こちらから頼みたい事がある。場所を変えても良いだろうか?」「分かった。少し待ってくれ。ルーシー」ルーシーを呼ぶといつの間にかルーシーが目の前に現れた。「どうなさいましたか?」「少しこの場を外すからルーシーと家のメイドを中心にこの会場をまとめておけ。」「かしこまりました。」「では行こうか。レオナルド殿。」そう言ってアンディはレオナルドを応接間へと連れていった。応接間に着いて椅子に座ると「それでレオナルド殿。頼みとは何かね。」「単刀直入に言わせてもらおう。私の娘のエリオットをレオン君の許婚にしてもらいたい。」「それは何故かな。恐らく、家の伝統は知っているよな。」「それを承知の上での頼みだ。」「なら、何故だ?」「娘の頼みなのだ。」「どういうことだ?」と聞かれたのでエリオットから聞いたことを伝えた。「なるほど。私としてはエメラルド家とは交流を深めたいが将来的にもその方が良いだろう。だかこれは君の娘と私の息子の問題だ。だから私は息子が良いと言えば反対はしない。」「ありがたいのですが、伝統の方は良いのですか?」「確かに伝統は大切だが絶対ではない。それにレオンは次男だ。いずれこの家を去らなければならない。問題は無いと思うがな。」「わかりました。それではレオン君の意志の確認が取れれば良いということですね?」「そうだ。少し待ってくれ。ルーシー!」「はい。」「レオンをここに連れてきてくれ。出来るだけ早くな。」「かしこまりました。」しばらくして、僕は応接間へとテレポートで飛んだ。「お父様!呼びましたか?・・・こちらの方は?」「こちらはレオナルド・エリオット殿だ。」「エリオットのお父様ですか?」「そうだ。よろしくレオン君。」「こちらこそよろしくお願いします。」「それでは単刀直入に聞こうか。レオン君!」「はい!」「エリオットの許婚になっては貰えないだろうか?」「僕にはメルシーという許婚がいますが。」「それは承知の上で聞いている。」「僕は構いません。でもメルシーがなんて言うか。」「おい!レオン!」「はい!お父様!」「私はレオンの好きなようにすればいいと思う。メルシーの説得は私も手伝おう。許婚にするならだが。」「本当ですか!お父様!なら、僕はエリオットの許婚になりたいです。」「それは何故だ。レオン!」「僕はエリオットと会話をしていると、とてもいい気持ちになります。だから一緒にいられるようにしたいです。」「そうか。ではレオナルド殿。これからもよろしく頼む。」「こちらこそ。それとレオン君。ありがとね。エリオットをこれからも頼むよ。」「はい!レオナルド殿!」8歳の誕生日に思いもよらぬプレゼントが僕には届いたのであった。

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