テイムの力が凄すぎました
29. 聖章祭
「先生、知ってたんですよね」
「いや、俺はただお前のためを思ってだな」
「知ってたんですよね」
「…あぁ。勧めたのはモモ先生と俺だ」
なんでモモ先生まで…? 僕は優等生な風に見えてる訳無いと思うけど。
「僕なんかが上級生に、それもしっかり選ばれた代表の人に勝てるわけがないですよ…」
「お前に勝てる見込みがあるから勧めたに決まってんだろ。予定では1週間後だ。契約した生き物達との連携は充分とれてきている。だから、これからお前自身の強さを磨いていく」
「は、はい」
…流石に僕は恵まれすぎじゃないかなぁ。反動で、一気に悪いこと起こる気がするし自分の力じゃなくなっていくような。
「…あのな、みんながみんな上手くできる訳じゃねぇんだ。扱える才能を見込んでるんだから、いいのかななんて悩まずさっさとトレーニングをれ!」
「は、はい」
…ほんと、僕は思ってることが顔に出やすいみたい。
「よし、それじゃあ特訓再開すっか」
大会当日…
パンッ!パンッ!
「さぁ!始まりました!第57回、聖章祭。今回はどのような展開で大会が進んでいくのか!
司会は私、み〜んなのアイドル、マリンがお伝えします!よろしくね〜!」
「「「うぉー! マリンちゃーん!」」」
早いものであっという間にこの日が来てしまった。最初に学年別の個人トーナメントがあり、その後に学年混合代表トーナメントが始まる。
ちなみに対戦相手はまだ知らされていなくて直前で発表される。
…できるだけ上級生とかと当たりたくはない。特に生徒会のメンバーとか。
まぁ、とりあえず個人トーナメントが先だからアレン達を応援しよう。高木さんと黒華さんもこっちに出場するみたい。
「ルールを説明します。今回は1対1の対戦であり、相手を降参させる、もしくは戦闘不能、場外に出したら試合は終了です。もちろんのこと不正、オーバーキル等は反則として失格になるので気をつけてください」
…すぐに降参って言っても終わるのか。しっかり頭に入れておこう。
「さぁ。ついに運命の、対戦ルート公開です!ここでだいぶ明暗を分けるかもしれません。では、いきます。あなたの対戦相手は…この人だ!」
会場にある大きなモニターから、トーナメントの表が現れ、そこには各々の名前が連なっている。…やっぱり多いな。
アレンはここの会場の第4試合だけど、高木さんと黒華さんは別会場でこの集客具合だとそこへ移動するのは難しいか…。
「続いて、職業:魔法使いのギリス選手対こちらも魔法使い、アレン選手です!」
相手も魔法使いなのか。単純に力比べになりそうだけど。
「では、始め!」
「先手必勝だ!いけ、火炎球!」
「…ここは1発にかけたほうが良さそうですね。獄炎の矢、発射!」
炎の球体を、矢が貫き、そのまま相手へヒットする。
…なんとその攻撃であっさりと戦闘不能へ追い込んだ。アレン、強すぎない…?
「な、なんと! アレン選手、一撃必殺!魔法のぶつかり合いを制し、堂々の初戦突破です!」
会場も驚きの歓声に包まれる。
その後も激しい対戦は続く。
トーナメントはどんどん熾烈を極めていった。
「いや、俺はただお前のためを思ってだな」
「知ってたんですよね」
「…あぁ。勧めたのはモモ先生と俺だ」
なんでモモ先生まで…? 僕は優等生な風に見えてる訳無いと思うけど。
「僕なんかが上級生に、それもしっかり選ばれた代表の人に勝てるわけがないですよ…」
「お前に勝てる見込みがあるから勧めたに決まってんだろ。予定では1週間後だ。契約した生き物達との連携は充分とれてきている。だから、これからお前自身の強さを磨いていく」
「は、はい」
…流石に僕は恵まれすぎじゃないかなぁ。反動で、一気に悪いこと起こる気がするし自分の力じゃなくなっていくような。
「…あのな、みんながみんな上手くできる訳じゃねぇんだ。扱える才能を見込んでるんだから、いいのかななんて悩まずさっさとトレーニングをれ!」
「は、はい」
…ほんと、僕は思ってることが顔に出やすいみたい。
「よし、それじゃあ特訓再開すっか」
大会当日…
パンッ!パンッ!
「さぁ!始まりました!第57回、聖章祭。今回はどのような展開で大会が進んでいくのか!
司会は私、み〜んなのアイドル、マリンがお伝えします!よろしくね〜!」
「「「うぉー! マリンちゃーん!」」」
早いものであっという間にこの日が来てしまった。最初に学年別の個人トーナメントがあり、その後に学年混合代表トーナメントが始まる。
ちなみに対戦相手はまだ知らされていなくて直前で発表される。
…できるだけ上級生とかと当たりたくはない。特に生徒会のメンバーとか。
まぁ、とりあえず個人トーナメントが先だからアレン達を応援しよう。高木さんと黒華さんもこっちに出場するみたい。
「ルールを説明します。今回は1対1の対戦であり、相手を降参させる、もしくは戦闘不能、場外に出したら試合は終了です。もちろんのこと不正、オーバーキル等は反則として失格になるので気をつけてください」
…すぐに降参って言っても終わるのか。しっかり頭に入れておこう。
「さぁ。ついに運命の、対戦ルート公開です!ここでだいぶ明暗を分けるかもしれません。では、いきます。あなたの対戦相手は…この人だ!」
会場にある大きなモニターから、トーナメントの表が現れ、そこには各々の名前が連なっている。…やっぱり多いな。
アレンはここの会場の第4試合だけど、高木さんと黒華さんは別会場でこの集客具合だとそこへ移動するのは難しいか…。
「続いて、職業:魔法使いのギリス選手対こちらも魔法使い、アレン選手です!」
相手も魔法使いなのか。単純に力比べになりそうだけど。
「では、始め!」
「先手必勝だ!いけ、火炎球!」
「…ここは1発にかけたほうが良さそうですね。獄炎の矢、発射!」
炎の球体を、矢が貫き、そのまま相手へヒットする。
…なんとその攻撃であっさりと戦闘不能へ追い込んだ。アレン、強すぎない…?
「な、なんと! アレン選手、一撃必殺!魔法のぶつかり合いを制し、堂々の初戦突破です!」
会場も驚きの歓声に包まれる。
その後も激しい対戦は続く。
トーナメントはどんどん熾烈を極めていった。
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