テイムの力が凄すぎました
10. ひねった名前が思いつかない…
「…う、うーん…?」
目が覚めたら、知らない部屋にいた…ということはなく自分部屋のベッドで寝ていた。
…そういえば。
「あの子犬はどうなったのかな。あいたた」
少し体を起こすとさっきほどじゃないけど頭痛がした。
でもとりあえず状況を把握しないと…。
モゾモゾ、モゾモゾ…
ん?なんで布団の中が動いてるんだろう?そういえば少し、お腹の上に何かが乗ってる感覚がする。
めくってみると、
「ワン!」
「え、あの時の!あはは、か、顔舐めないで。くすぐったいよ」
「あれ、目が覚めたようですね」
「加藤くん、大丈夫?」
「ミュートに、…く、黒華さん!うん、もう治ったよ。それと、黒華さん、あの時はありがとう。多分だけど介護してくれたんだよね?助かったよ」
黒華さんもいるとは思わなかった。
どうしても人見知りがとれない…。さっき恥ずかしいところを見せてしまったのもあるけど。
「どういたしまして、でもあの時は本当に焦り
ましたよ…」
あの時は黒華さんが通りかかってなかったら本当に危なかったからなぁ。
「わたくしも頑張ったのですが…」
「ご、ごめんごめん。ミュートもありがとう」
膨れっ面になってるミュートに戸惑いながら感謝を述べる。
「それにしても、フェンリルを懐かせるとは…流石ですね」
「えぇ!?この子犬、フェンリルの子だったの?」
「クゥーン?」
首傾げてる姿からみても、狼には全然見えないなぁ…。
「テイマーの力が大きかったかもなぁ」
「へー、加藤くんの職業ってテイマーだったんだ。で、でもでも加藤くんの助けたいっていう思いが通じた部分もあると思うよ!」
「そうだと嬉しいけどね」
「ワン!」
…これ、テイムされてるのかな?
「優樹様、この子に名前をつけたらどうでしょうか?」
「名前?名前か…。自分でも安直だと分かってるけど、ポチ、でどうかな?」
「ワンワン!」
喜んでくれたみたいだ。
すると突如、ポチの体がまばゆく光り出し…
首輪がポチについていた。
「こ、これって契約されたの?」
「そのようですね」
「すごい…」
驚き方は三者三様だった。いきなりでびっくりしたよ…。
「ポチ、これから先、僕と一緒についてきてくれるかい?」
「ワン!」
もちろん!という反応に思えた。
僕の旅路に頼もしい仲間ができた瞬間だった。
目が覚めたら、知らない部屋にいた…ということはなく自分部屋のベッドで寝ていた。
…そういえば。
「あの子犬はどうなったのかな。あいたた」
少し体を起こすとさっきほどじゃないけど頭痛がした。
でもとりあえず状況を把握しないと…。
モゾモゾ、モゾモゾ…
ん?なんで布団の中が動いてるんだろう?そういえば少し、お腹の上に何かが乗ってる感覚がする。
めくってみると、
「ワン!」
「え、あの時の!あはは、か、顔舐めないで。くすぐったいよ」
「あれ、目が覚めたようですね」
「加藤くん、大丈夫?」
「ミュートに、…く、黒華さん!うん、もう治ったよ。それと、黒華さん、あの時はありがとう。多分だけど介護してくれたんだよね?助かったよ」
黒華さんもいるとは思わなかった。
どうしても人見知りがとれない…。さっき恥ずかしいところを見せてしまったのもあるけど。
「どういたしまして、でもあの時は本当に焦り
ましたよ…」
あの時は黒華さんが通りかかってなかったら本当に危なかったからなぁ。
「わたくしも頑張ったのですが…」
「ご、ごめんごめん。ミュートもありがとう」
膨れっ面になってるミュートに戸惑いながら感謝を述べる。
「それにしても、フェンリルを懐かせるとは…流石ですね」
「えぇ!?この子犬、フェンリルの子だったの?」
「クゥーン?」
首傾げてる姿からみても、狼には全然見えないなぁ…。
「テイマーの力が大きかったかもなぁ」
「へー、加藤くんの職業ってテイマーだったんだ。で、でもでも加藤くんの助けたいっていう思いが通じた部分もあると思うよ!」
「そうだと嬉しいけどね」
「ワン!」
…これ、テイムされてるのかな?
「優樹様、この子に名前をつけたらどうでしょうか?」
「名前?名前か…。自分でも安直だと分かってるけど、ポチ、でどうかな?」
「ワンワン!」
喜んでくれたみたいだ。
すると突如、ポチの体がまばゆく光り出し…
首輪がポチについていた。
「こ、これって契約されたの?」
「そのようですね」
「すごい…」
驚き方は三者三様だった。いきなりでびっくりしたよ…。
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もちろん!という反応に思えた。
僕の旅路に頼もしい仲間ができた瞬間だった。
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