テイムの力が凄すぎました
9. 出会い
そんなトラブルが何度か続いて数日が経ち、ミュートが部屋を掃除すると言い、何故か追い出された僕は1人で王宮の庭を散歩していた。
ガサガサッ
「うわ!?」
いきなり隣の草原が揺れたのでビクッと驚いてしまった。情け無い…。
怖いけど、このままだと気になったままだし、そぉっと草を掻き分けて除いた。すると、
「か、かわいい…」
チワワ?はいるわけないか。でもそんな見た目の子犬がうずくまっていた。
ん?これ凄い大ケガしてない!?
ど、どうしよう。なんとかしたいけど…
「そういえば…」
服のポケットに入ってた、前回作ってもらった自分のステータスカードを見てみる。
加藤 優樹  lv1
種族  人間         
職業  テイマー
         体力   2000
         魔力    500
         俊敏    100
         攻撃    100
         防御    1000
     ☆豪運    1000
特殊能力 テイム lv5  回復魔法lv1  召喚lv1
                早読み lv1
称号 異世界から来たりし者  自然に愛される者
        人々に愛される者  不器用    朴念仁   
やっぱり、回復魔法がある。
でもどういう風につかえばいいんだろう。
ここは、それっぽく言ってみるしかないか。え、えっと…物語でよくあるのはヒール、とかだっけ? とりあえずやってみるしかない。
「回復!」
ど、どうだろうか。
「うわ、手が光ってる!?」
発動したのかな!子犬の体も光り始めてる。
でも、まだ苦しそう。
「回復! 回復! 回復! な、治って!
   回復!!!」
自分の身体から力が抜けて頭痛がするけど、そんなことは構ってられない。立て続けに回復をかけ続ける。
「クゥーン…」
最初子犬はこちらを威嚇していたが、敵じゃないと分かったのかこちらに身を委ねていた。
徐々にひどかった傷が閉じていく。
「も、もう限界…」
尻もちをついてしまう。けど子犬をこのままにする訳にもいかないので、すぐ立ち上がって子犬を抱え、ミュートのもとへ行けばなんとかなるかもしれないとか考えながら急いで走る。
貧血のような感覚が続いて、何度も倒れそうになる。
「え、加藤くんと、こ、子犬?ってど、どうしたの!?顔真っ青だよ!?」
意識がなくなる直前、黒華さんらしき姿がこちらに近づいてくるのに気づいた。
よかった…あとは、申し訳ないけど黒華さんに任せれば…。
「こ、この子をお願いします…」
「か、加藤くん!しっかりして!」
誰かに会い安心してしまったためか、気を緩め倒れそうになるが、目の前にいた黒華さんがなんとか支えてくれた。
なにか声が聞こえるが、反応する力も無く、どんどんその声が遠くなるのを感じながら、僕は意識を失ってしまった。
ガサガサッ
「うわ!?」
いきなり隣の草原が揺れたのでビクッと驚いてしまった。情け無い…。
怖いけど、このままだと気になったままだし、そぉっと草を掻き分けて除いた。すると、
「か、かわいい…」
チワワ?はいるわけないか。でもそんな見た目の子犬がうずくまっていた。
ん?これ凄い大ケガしてない!?
ど、どうしよう。なんとかしたいけど…
「そういえば…」
服のポケットに入ってた、前回作ってもらった自分のステータスカードを見てみる。
加藤 優樹  lv1
種族  人間         
職業  テイマー
         体力   2000
         魔力    500
         俊敏    100
         攻撃    100
         防御    1000
     ☆豪運    1000
特殊能力 テイム lv5  回復魔法lv1  召喚lv1
                早読み lv1
称号 異世界から来たりし者  自然に愛される者
        人々に愛される者  不器用    朴念仁   
やっぱり、回復魔法がある。
でもどういう風につかえばいいんだろう。
ここは、それっぽく言ってみるしかないか。え、えっと…物語でよくあるのはヒール、とかだっけ? とりあえずやってみるしかない。
「回復!」
ど、どうだろうか。
「うわ、手が光ってる!?」
発動したのかな!子犬の体も光り始めてる。
でも、まだ苦しそう。
「回復! 回復! 回復! な、治って!
   回復!!!」
自分の身体から力が抜けて頭痛がするけど、そんなことは構ってられない。立て続けに回復をかけ続ける。
「クゥーン…」
最初子犬はこちらを威嚇していたが、敵じゃないと分かったのかこちらに身を委ねていた。
徐々にひどかった傷が閉じていく。
「も、もう限界…」
尻もちをついてしまう。けど子犬をこのままにする訳にもいかないので、すぐ立ち上がって子犬を抱え、ミュートのもとへ行けばなんとかなるかもしれないとか考えながら急いで走る。
貧血のような感覚が続いて、何度も倒れそうになる。
「え、加藤くんと、こ、子犬?ってど、どうしたの!?顔真っ青だよ!?」
意識がなくなる直前、黒華さんらしき姿がこちらに近づいてくるのに気づいた。
よかった…あとは、申し訳ないけど黒華さんに任せれば…。
「こ、この子をお願いします…」
「か、加藤くん!しっかりして!」
誰かに会い安心してしまったためか、気を緩め倒れそうになるが、目の前にいた黒華さんがなんとか支えてくれた。
なにか声が聞こえるが、反応する力も無く、どんどんその声が遠くなるのを感じながら、僕は意識を失ってしまった。
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