女神に拾われた俺は女神の為に頑張ろうと思う

熊きち

第27話 大会の内容

魔術の特訓を一通り終え、シトネルの家に帰ってきた

「まだ夜まで時間あるな」

「そうですね、夜ご飯の時間まで寝ていてはどうですか?」

「そうだな、魔術使い過ぎて少し疲れた、ご飯できたら起こしてくれるか?」

「えぇ、もちろんです」

「ありがとう、おやすみ」

それからシトネルはヒスイを連れて夜ご飯の買い出しに行ったり街中を散歩したりして時間を潰した、ある程度時間が経ったので家に帰りご飯の用意をした

「シロさん起きてくだい、ご飯できましたよ」

「んん、ふぁ〜、おはよう…ご飯何?」

「少し奮発して肉料理ですよ」

「おぉ!それはありがたい」

テーブルに並べられていた肉料理はどうやら生姜焼きみたいな感じだ、凄く美味しそうだ

「いただきます!」

やはり凄まじく美味い、もうなにこれって位美味しい

「相変わらずシトネルの作る料理は美味いな!」

「えへへ、そんな事無いですよありがとうございます」

料理を食べ終わった後は皆で川の字になって寝た、隣にシトネルがいて落ち着かなかった…

「おはようございます、朝ですよ、起きてくだい」

気付いたらヒスイを抱きしめて寝ていた様だヒスイは凄く落ち着く

「おはようシトネル」

「今日は大会の内容聞きに行くので早く用意してください」

「はーい」

寝癖を治してヒスイを頭に乗せてギルドに向かった
ギルドの周りに人集りができていた

「もう結構人集まってるな」

「そうですね、皆そわそわしてるんですよ」

「大会の内容はなんだろうな」

「そろそろ発表だと思いますよ」

しばらくするとギルドマスターが出てきた

「「皆!よく集まってくれた!さて早速だが今回の腕試し大会の内容を発表する!」」

「「おおおおおお!!!」」

ギルドの周りに集まっていた冒険者達が声を上げる

「「今回の大会は例年より参加人数が多い、よって今回の腕試し大会は対人形式にする!」」

「対人形式か、トーナメント戦って所かな」

「まぁ、そうでしょうね」

「「尚、今回の大会参加人数は64人だ!よって予選と決勝戦の2日に分けて行う!」」

「「予選の内容はまず4つのグループに別れてもらいそのグループの勝者4人が決勝戦に進出だ!!」」

「「おぉーーー!!!」」

「予選で一気に絞られるんだな」

「そうですねー、でも面白そうじゃないですか?」

「それもそうだな」

「「優勝賞品についてだが…今回の優勝賞品は転移碑、転移石付きの豪邸をプレゼントしよう!!」」

「シトネル、転移碑と転移石ってなんだ?」

「転移石はですね、簡単に説明すると転移碑に合う転移石を持っていればどんなに離れていてもすぐ転移碑の前まで転移できちゃうんですよ」

「なにそれすごくない?」

「めちゃめちゃ凄いですよ、転移碑付きの家なんて…相当お金かかってますよこれ」

「まじか、なら全力で優勝しに行かないとな」

「頑張って来てください」

シトネルは普通に喋っているようだが明らかに動揺していた、転移碑…欲しい、これは是非とも入手しておきたい

「「受付に行ってグループ決めをしてくれ!!」」

そうギルドマスターに言われて皆受付に並んだ
自分の番に回ってきて箱に入った紙を引いた、紙には3と書かれていた

「第3グループって所かな?」

「「自分がどこのグループか分かった物はこのトーナメント表の空いてる所に自分で書いてくれ」」

言われた通りにトーナメント表に自分の名前を書いた、どうやら初戦の相手はアディと言うらしい

「お前さんがシロかい?」

「えぇ、そうですアディさん?」

「おうとも俺がアディだよろしく頼むぞ」

「お手柔らかにお願いします」

「ははっ、面白いやつだ、じゃあまた予選で会おう」

そう言うとどこかへ行ってしまった
軽く見た感じではそこまで強くは無さそうだったが、一応冒険者だ油断はできない

「「よーし!全員書き終わったな、予選は今大会の為に用意した会場で行う、着いてきてくれ!」」

ギルドマスターに着いていくと5つの舞台が用意されていた
周りに4つ中央に1つだ、

「予選は周りの4つで決勝戦が中央って事か」

「「予選は午後から行う!各自しっかり用意するように!」」

「「おおおおーー!」」

冒険者達が解散して行く

「俺達も1回家に戻るか」

「そうですね、まだ何も食べてないですし」

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