女神に拾われた俺は女神の為に頑張ろうと思う

熊きち

第23話 雷の魔術

俺達はランクの更新のためガタラさんの後に続いて1階に戻ってきた

「それじゃこの列に並んでいてくれ」

そう言うとガタラさんは奥の方に行ってしまった

「更新ってどうやるのかな?」

「さぁどうなのでしょうか、私も更新した事ないので分からないです」

しばらくシトネルと雑談をしていると自分の番が回ってきた

「あら君は今朝冒険者登録をしたシロ君じゃないですか……ガタラさんからは聞いています、冒険者ランクの更新おめでとうございます!この調子で頑張ってくださいね!」

「ありがとうございます!頑張っちゃいますよ〜!」

「調子に乗らない!」

シトネルにツッコミを入れられる

「クスクス、仲がいいのですね、ランクの更新をしますのでギルドカードを渡してください」

「はーい」

言われた通りにギルドカードを渡した

「あとこの水晶に手を乗せてください」

水晶に手を乗せた、すると水晶が小さく光った

「これで更新の完了です、ランクが上がったらからといって無茶しないようにしてくださいね!」

「任せてくださいよ!」

ランクの更新が終わりガタラさんとの手合わせで使った雷の魔術の練習をしたかった

「シトネルーちょっと雷の魔術の練習をしたいんだけど何処かいい場所は無いか?」

「そうですねー、それならルーキーダンジョンの近くに少し開けた所がありますよ?」

「じゃあそこに行くか!」

「はーい」

頭にヒスイを乗せてシトネルと一緒にルーキーダンジョン近くの開けた所まで歩いた

「結構広いね」

「そうですねー何故か分からないんですけどここだけ何も無いんですよ」

「そんなもんなのか、早速練習に取り掛かるぞ!」

「すぐそこの日陰でヒスイちゃんと待ってますね」

「助かる」

流石に魔物化する訳にもいかないのでそのまま雷の魔術の練習をする

「とりあえずあの時みたいにやってみるか」

俺は下半身に雷の魔術をかける
すると体が軽くなる

「何回やってもすげぇなこれ」

とりあえず目の前の木に向かって走るか

軽く走っただけなのにフルで魔物化した時並のスピードが出た

「やっぱり速すぎるよなこれ…」

「シロさん速すぎでーーす」

「キュピーー!」

でもこれ極めたら相当強いんじゃね?
ワクワクしてきましたよ〜〜

その後もひたすら雷の魔術を練習した

「次は少し本気出して走ってみよう」

さっきよりも少し力を込めて走った
すると全身魔物化より早かったが練習したおかげで何とか走れる

「これめちゃめちゃ楽しいぞ!!」

しばらく走っていると急にクラっときた

「やべっ…!」

勢い余ってコケてしまった
痛てぇ!擦りむいた!

「ヒスイ!治してくれるか?」

「キュピ!」

ヒスイに傷を治してもらい練習を終わらせた

「全身魔物化とかもそうだけどたまにクラっと来るんだよな…」

「それ魔術の使いすぎなんじゃないですか?」

「なるほどなステータス見てみよう」

(鑑定)


シロLv15

生命力190/190
魔法力80/230
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スキル:人間化
    魔物化
    格闘術Lv5
    威圧Lv2
    剣術Lv3
    鑑定LvMAX
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魔術  :闇、雷
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おお!レベル上がってるしスキルのレベルも上がってるな…けど魔法力がだいぶ減ってる
てことは魔術の使い過ぎであってるな…

「やっぱり魔術の使い過ぎだなー」

「魔術って短時間で一気に使うと頭クラクラするんですよね」

「そんなものなのかー、てことは全身魔物化は大分体に負荷かけてる訳か」

なんでクラクラするか分かってよかった

「外の日もだいぶ落ちてきたしそろそろ帰ろうか?」

「そうしましょう」

「キュピ!」

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