腹下したせいで1人異世界転移に遅れてしまったんですが

けん玉マスター

55話 2人で

作者です。
期間が空いてしまい申し訳ねっす。
最後にお知らせがあります。
ではどうぞ。




彼は嫌われていた私に手を差し伸べてくれた。

居場所をくれた。
温もりをくれた。
傍にいてくれた。


普通・・をくれた。

私はそれだけで十分。
だから…だからね…自分を責めないで。
あなたは何も悪くない。悪いのは私。こんな力を持って生まれた私。
自分に復讐なんて考えないで欲しい。
あなたと居れただけで私は幸せだったよ。
こんな争い…なんの意味もない。互いに悲しみを生むだけ。


「…エーテリア…お願い…!もう…やめて…!」

1人の少女は結界の中から激戦を見ながら悲しそうに呟いた。
しかしその声は…届かない…



「がっ!…ぐあぁっ!」
「優君…まだやるのかい?」
「はぁ…はぁ…」
優は剣を杖にしながら立ち上がる。
「言った…だろ…?ミーシェの…ためだったら…なんでもする…!うおぉぉ!!」
「ふ…諦めない人は嫌いじゃないよ。でもね…」
ザンッ!
「!…ぐっ…」
優の胸に剣が一閃。
「それは蛮勇。無駄な抵抗だよ。」
「うる…せぇ…。」
「ふ…ならまだまだ行くよ?」
「…っ…があぁぁぁ!!」
剣の連撃が優を襲う。
「っ…エビルスラッシュ!」
「よっと。どこ狙ってるのかな?ほいっ!」
「っ!」
エトの蹴りを優は剣で受け止める。
「創造魔法。」
10体の竜が優に襲いかかる。
「舐めんじゃ…ねえ…!」
優はマシンガンを2丁作り出す。
「ヒュ〜…さすが優君。」
とめどない弾幕にあたりは包まれた。




「はぁ…はぁ…」
辺りには竜の死体が転がっている。
「っ…。」
優は肩を押さえて立ち上がる。
「さすがに弱ってる優君じゃ10体倒すのに無傷とは行かないね。」
「はぁ…はぁ…クソ…」
「ねえ…いい加減諦めなよ。」
「誰が…。」
「そこまでミーシェちゃんが大事かい?」
「…」
「元々君はこの世界の住人じゃない。」
「…」
「この世界は滅んでもらわなきゃ行けない。どうせ死する運命なんだよ。どうしてそこまでミーシェちゃんを助けようとするのかな?」
「そんなの…今までの俺を見てきたお前になら分かるはずだ…。」
「…」
「ミーシェは…俺の生きる意味だ。ミーシェがいない世界なんて…生きていく価値は無い。…地球にいる時は…いつもなんでこんな…何も無い人生を生きているんだろうなって思ってた。そしてこの世界に来てからも。生贄にされかけた時…俺は生きてる意味なんかないって感じられた。…でも…ミーシェに出会った。なんの意味もない俺の人生に…生きる意味をくれた!」
「優君…。」
「助けるのが…当たり前なんだよ!ミーシェは…もう…俺の一部なんだ!絶対に助ける!邪魔は…させない…!」
「!…まだそんな力を…」
「うおぉぉ!!」
「…」
エトはひらりと避ける。
「気持ちだけで…気持ちだけで変えられるわけないじゃないか。僕だって…僕だって…ハーディスを守ってやりたかった。ハーディスに…この世界で…普通の生活を与えてやりたかった!!この世界は…作った僕にすら試練を与えてくる…。残酷なんだよ…。変えるしか…ないんだよ!!…この…僕が!!」
「絶対に止める…!ミーシェは…ミーシェは…殺させねぇ!!!」
2人の剣がぶつかり合う。



…折られたのは優の剣だった。






…あれ?俺はなんで…

意識はある。しかし体が動かなかった。

…そうか…俺はあのまま…負けたのか。


でも…諦められるわけ…ねえよな…。

優は体に力を入れる。

…立て…よ。

…動け…よ。



…ダメだ。




…死ぬ。






「…なーに、諦めてんの〜?ユウ!」
「!…ここは…」
「んふふ…私の心の中。」
「!…ミー…シェ?」
気付くと優は花畑の中にいた。
そして目の前にいたのはミーシェだった。



「なん…で?お前…ここ…は?」
「だ〜か〜ら〜!私の心の中だよ。」
「何言って…なんでお前がここに…?」
「私の心の中なんだから私がいてもおかしくないでしょ?」
「そう…だけど…。…はぁ…。もういいや。…ていうか俺は死んだはずだろ?なんで…ってことはまさか…ミーシェ…お前も…。」
「あ〜…違うよ?私もユウも死んでないよ?」
「なら…なんで…」
「ほら!ユウの復讐が終わった時に称号が進化したでしょ?」
「ああ…確か…絆を信じしもの…だったか…。」
「そうそれ。私もよく分かんないんだけど…まあいいじゃん!」
「…俺は…これからどうすればいい…。あいつには…勝てないよ。」
「…そうだね…ユウじゃ…勝てない。」
「…」
「…ユウ1人じゃね?」
「ミーシェ…。」
「私も戦う。そのための…称号だよ?行こう?ユウ!…私たちで皆を助けるの。お姉ちゃんも…この世界も…!勝とう!…2人で…!」





なんかこの2人からお知らせがあるみたいですw



「読者の皆様、どうもどうも。藤山優です。」
「ミーシェだよ〜!」
「なんかどこかで見たなこの流れ。」
「そうだね。私たち二人ってことは〜?」



「「人気キャラ投票〜!!」」



「ハイハイやって参りましたよ〜。」
「これは最後の人気キャラ投票になります!」
「いや〜…もう最後かぁ…。」
「長かったな。」
「ふふ…そうだねぇ…。」
「というわけで最後の人気キャラ投票、今回も男女で分けようかな。キャラはこちらです!」




・藤山  優「どうも。主人公です。」

・小宮  陸「ふん…。」

・天城  光祐「当然俺だよな。」

・橘  賢治「天城には負けねえ!」

・セバスツァン「こんな老いぼれも出てもいいんですか?」

・エーテリア「よろしくねぇ。」

・マシュマロ「わん!」

・アレス(武神)「俺とタイマンはろうや。」




・ミーシェ「よ、よろしくね!」

・松山  由希「…よろしく。」

・江ノ島  菜々「1票でも入れてくれないかなぁ…。」

・サラ「どうぞよろしくね。」

・ベルフェゴール(ベル)「次も私が勝つんだから。」

・カナ「わ、私も?が、頑張ろ〜!」

・レイ「よ、よろしく頼む!」

・ハーディス「よろしくねっ!」



「…はいっ!以上の8キャラずつになります!」
「男女それぞれ2票ずつに入れてください。間違えないでくださいね?2票ずつ・・・・です!つまり男の方を2キャラ、女の方を2キャラ、合計4キャラ選んでください。」
「2キャラずつね〜。4キャラも選べるんだよ〜。」
「期限は最終話を投稿するまでです。今月中なら大丈夫です。」
「いや〜2回目は票数少なかったからなぁ…。」
「最後だからなぁ…。読んだ人みんな投票してくれるんだろうなぁ…。」
「待ってます!」
「よろしくお願いします!」



以上、2人からでした。
というわけで最後の人気キャラ投票行います!
大事なことなので何度も言いますが、男女2キャラずつで!
つまり男2人、女2人の計4人選んでください。
この話のコメント欄にお願いします。
期限は最終話までです!
皆さんの投票お待ちしております。


…まあ?最後の人気キャラ投票だから?さすがにみんな投票してくれるでしょ。

待ってますwww

最近投稿できてなくてすいません。
明日は本編も特別編もどっちも投稿します。死んでもします。お楽しみに。


フォローorコメントよろしくお願いします!

「腹下したせいで1人異世界転移に遅れてしまったんですが」を読んでいる人はこの作品も読んでいます

「ファンタジー」の人気作品

コメント

  • ノベルバユーザー257810

    男性 優、陸
    女性 由希、ハーディス

    いつも楽しく読ませてもらってます!
    もうすぐ終わりと言うことで
    寂しい気持ちもありますが簡潔までの更新を毎日楽しみにしてます!

    これからも頑張ってください!

    1
  • ノベルバユーザー317741

    男 ユウ
    女 ハーディス

    1
  • ノベルバユーザー225733

    男 優、小宮
    女 ミーシェ、由希

    1
  • 桜花 時雨

    男 優 小宮
    女 ミーシェ ハーディス

    1
  • タマホーム

    男性は優 女性はハーディスですね

    2
コメントをもっと見る / 書く