腹下したせいで1人異世界転移に遅れてしまったんですが
49話 そして彼らは
「さあ…小宮陸…。そろそろ閉幕と行こうか…。貴様は私を存分に楽しませてくれた…。だが私は負けん。貴様を倒して私は…伝説になる。」
「伝説か…。君はもう伝説みたいなものだろう?それ以上の何が欲しいんだ?」
「私は勇者の称号にプライドを持っている。だからこそ私と並ぶ勇者である貴様は…ここで退場してもらおう。…ゼノ…。」
レイラは魔剣を構えると闇のオーラが収束する。
「私の最大の技を持って貴様を屠ってやろう…。」
「っ…!くっ…なんてエネルギーだ…。」
──リク、大丈夫か?
「…ふ…心配ない。僕と君で倒せない相手なんていない。そうだろう?レイ。」
──リク…そうだな…。
「ピルーク王国流剣術…奥義!」
陸の体を純白の力が包み込む。
「…天衣無縫。」
「ふ…ふはははっ!ふはははっ!いいぞ…いいぞ小宮陸!最後の決闘だ…。それぐらいはやってもらわねばな…!ゼノ…取っておきをやろうか…。アポカリプシス・ゼノ!」
辺りに闇の波動が撒き散る。
「引導を渡してやる…レイラ…。僕は君には負けない。」
「ほざけ!私はさらなる高みに上り詰める…!はあぁぁ!!」
「…レイ…行こう…。」
──ああ。
天衣無縫により陸のスピードは光速を超える。
「聖剣術…奥義。…最後の聖剣!」
聖剣が純白に輝き闇の力と衝突する。
「うおおおおぉ!!」
「バカなっ!この…エネルギーは…!」
「うおおおおぉ!!!!」
ビシッ!!
ゼノにヒビが入る。
──そう…か…。これが私の手放した…君の力…か…レイ。
──それは違うよレイラ…。私達の力だよ…。
──そうか…。いい主と出会えたね…。最後に名を呼ばせておくれ…。エクスカリバー…。
──今までご苦労さま…レイラ。君と旅をした時間はかけがえのないものだった。でも私にはリクが居る。
──そうだね…。もう…心配はいらないね…。私達はもう行こうか…ゼノ。
「感謝する…小宮陸。貴方と戦えて…本当によかった。貴方に敗れたことを誇りに思うよ。」
「長い間ご苦労だった。あとは任せろ。」
「ふ…。」
そのままレイラは純白の力に包まれた。
「はぁ…はぁ…っ…」
陸はその場に腰を着く。
──陸!
「大丈夫…だ。少し疲れた。」
「…ふ…」
レイラは実体化して陸の頭を膝に乗せる。
「…レイ?君も…疲れたろう?」
「主ほどではないよ。」
「そう…か。なら…しばらく君の膝を借りていいか?」
「もちろん。君は私の主だ。最果ての洞窟で私を抜いてくれたのがリク…主で良かった。」
「…ふ…こっちのセリフだ。最果ての洞窟で君に出会えて良かったよ。ありがとう…レイ。これからも…よろしく…頼…む…。」
そのままは意識を失った。
「ふ…やれやれ…敵陣で寝るなんて。私の主は随分と無防備なのだな…。…お疲れ様…リク。君は私の主で…真の勇者だよ。」
「そうか…レイラが負けたか。陸くんはかなりやるねぇ。」
「レイラってのが誰かは知らねえが小宮は強いぞ。」
「ふふ、知ってるよ。僕達もそろそろ始めようか。優くん。」
「そうだな。とっととミーシェに会いたい。」
「勝てると思ってるの?」
「勝つよ。ミーシェのためだったらな。」
「ふふふ…デレデレだねぇ。そのデレを僕にも少し分けてくれたらいいのに〜。」
「うるせぇ。俺にそんな趣味はない。」
「え?そんな趣味って何のこと?何を想像したのかなぁ?」
「てめぇ…マジぶん殴るぞ。」
「じょ、冗談だってば!メンゴメンゴ〜。」
「たく…これじゃお前に最初に助けられた時の会話と変わんねえじゃねえか。」
「ふふふ…懐かしいよね〜。」
「今でも俺はお前のこと友達だと思ってるよ。」
「…僕もだよ。」
「正直割と戦いたくないからな?」
「僕は優くんと戦ってみたいなぁ?」
「…そう言えばそんなこと言ってたな…。」
「じゃあ戦おうか。君はミーシェちゃんのために。僕はハーディスのために。僕はここで君を倒すよ。我が友藤山優。」
「俺だって容赦するつもりは無い。後悔すんなよ?エト…!」
最後の戦いが幕を開けた。
まるでじゃれ合うかのように。
これから先の未来を決める戦いが。
フォローorコメントよろしくお願いします!
「伝説か…。君はもう伝説みたいなものだろう?それ以上の何が欲しいんだ?」
「私は勇者の称号にプライドを持っている。だからこそ私と並ぶ勇者である貴様は…ここで退場してもらおう。…ゼノ…。」
レイラは魔剣を構えると闇のオーラが収束する。
「私の最大の技を持って貴様を屠ってやろう…。」
「っ…!くっ…なんてエネルギーだ…。」
──リク、大丈夫か?
「…ふ…心配ない。僕と君で倒せない相手なんていない。そうだろう?レイ。」
──リク…そうだな…。
「ピルーク王国流剣術…奥義!」
陸の体を純白の力が包み込む。
「…天衣無縫。」
「ふ…ふはははっ!ふはははっ!いいぞ…いいぞ小宮陸!最後の決闘だ…。それぐらいはやってもらわねばな…!ゼノ…取っておきをやろうか…。アポカリプシス・ゼノ!」
辺りに闇の波動が撒き散る。
「引導を渡してやる…レイラ…。僕は君には負けない。」
「ほざけ!私はさらなる高みに上り詰める…!はあぁぁ!!」
「…レイ…行こう…。」
──ああ。
天衣無縫により陸のスピードは光速を超える。
「聖剣術…奥義。…最後の聖剣!」
聖剣が純白に輝き闇の力と衝突する。
「うおおおおぉ!!」
「バカなっ!この…エネルギーは…!」
「うおおおおぉ!!!!」
ビシッ!!
ゼノにヒビが入る。
──そう…か…。これが私の手放した…君の力…か…レイ。
──それは違うよレイラ…。私達の力だよ…。
──そうか…。いい主と出会えたね…。最後に名を呼ばせておくれ…。エクスカリバー…。
──今までご苦労さま…レイラ。君と旅をした時間はかけがえのないものだった。でも私にはリクが居る。
──そうだね…。もう…心配はいらないね…。私達はもう行こうか…ゼノ。
「感謝する…小宮陸。貴方と戦えて…本当によかった。貴方に敗れたことを誇りに思うよ。」
「長い間ご苦労だった。あとは任せろ。」
「ふ…。」
そのままレイラは純白の力に包まれた。
「はぁ…はぁ…っ…」
陸はその場に腰を着く。
──陸!
「大丈夫…だ。少し疲れた。」
「…ふ…」
レイラは実体化して陸の頭を膝に乗せる。
「…レイ?君も…疲れたろう?」
「主ほどではないよ。」
「そう…か。なら…しばらく君の膝を借りていいか?」
「もちろん。君は私の主だ。最果ての洞窟で私を抜いてくれたのがリク…主で良かった。」
「…ふ…こっちのセリフだ。最果ての洞窟で君に出会えて良かったよ。ありがとう…レイ。これからも…よろしく…頼…む…。」
そのままは意識を失った。
「ふ…やれやれ…敵陣で寝るなんて。私の主は随分と無防備なのだな…。…お疲れ様…リク。君は私の主で…真の勇者だよ。」
「そうか…レイラが負けたか。陸くんはかなりやるねぇ。」
「レイラってのが誰かは知らねえが小宮は強いぞ。」
「ふふ、知ってるよ。僕達もそろそろ始めようか。優くん。」
「そうだな。とっととミーシェに会いたい。」
「勝てると思ってるの?」
「勝つよ。ミーシェのためだったらな。」
「ふふふ…デレデレだねぇ。そのデレを僕にも少し分けてくれたらいいのに〜。」
「うるせぇ。俺にそんな趣味はない。」
「え?そんな趣味って何のこと?何を想像したのかなぁ?」
「てめぇ…マジぶん殴るぞ。」
「じょ、冗談だってば!メンゴメンゴ〜。」
「たく…これじゃお前に最初に助けられた時の会話と変わんねえじゃねえか。」
「ふふふ…懐かしいよね〜。」
「今でも俺はお前のこと友達だと思ってるよ。」
「…僕もだよ。」
「正直割と戦いたくないからな?」
「僕は優くんと戦ってみたいなぁ?」
「…そう言えばそんなこと言ってたな…。」
「じゃあ戦おうか。君はミーシェちゃんのために。僕はハーディスのために。僕はここで君を倒すよ。我が友藤山優。」
「俺だって容赦するつもりは無い。後悔すんなよ?エト…!」
最後の戦いが幕を開けた。
まるでじゃれ合うかのように。
これから先の未来を決める戦いが。
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コメント
全員助かるハッピーエンドキャモン❗❗
ノベルバユーザー312492
カッコイイ
かつあん
とうとうこの時が来ましたね。どんな戦いが繰り広げられるか楽しみです!
イルネス
どっちにも負けられない理由があるからなぁ…どっちにも勝ってほしい!
ミーシェもハーディスも助かってほしい!
KIA
とうとうエトVSユウ!
どっちが勝つのかドキドキです!