世界最強が転生時にさらに強くなったそうです
魔道具作り
今回からは、魔法学園編を一時中断します。
今日から夏季休暇に入った。
俺は、この休みを使って前からしたいことを考えていた。
それは、魔道具作りだ。
魔道具とは、その道具に付与された魔法やスキルを魔力を通しただけで使える道具のことだ。
でも、エンチャントとは、少し違うようだ。
エンチャントは、魔法の初級や中級のようなものを使いその級の使える魔法をすべて使うことが出来る。だが、魔道具は付与されている魔法しか使うことが出来ない。
こう考えると 魔道具は不便に感じるからもしれないが、魔道具は誰でも使えるという強みがある。それにスキルも使える。エンチャントは、その魔法を付与したものしか使えないからな。
魔道具を作ると言っても結構簡単そうだ。
神様からもらった本には、魔道具が書かれた本もあったのでそれも見ていたが作るのには結構簡単な風に書かれていた。でも、近くの本屋とか図書館で見てみるとすごい複雑で難しそうに書かれていた。
俺は、神様からもらった本でまず、比較的簡単そうな魔道具を作ってみた。
最初に作ったのは指輪ふたつを作りその二つにこの前手に入れた《念話》というスキルを付与した。
この魔道具の効果は、指輪をつけた者同士が念話をすることが出来るという魔道具だ。
用意するのは指輪だけだったのですぐに《鍛冶》スキルを使って作った。
まだ試作品だしどこまでの距離使えるか試してみたいな。誰かいないかな~。
そう思いキョロキョロしていると、グレイさんとソフィアさんがお茶をしていた。
「あの、すいません。少しいいですか?」
俺は、そう尋ねた。
「ん?なんだ、シン君か。どうした?」
「魔道具を作ってみたので試したいなと思いまして、どちらか手伝ってもらえませんか?」
俺は、そう言うと二人とも驚いていた。
「シン君、魔道具も作れるの!?」
ソフィアさんは、少し前のめりになりながらそう聞いてきた。
「え、ええ、でも、まだ始めたばかりなので簡単なものしか作っていませんが。」
「あ、すいません。少し興奮してしまったみたいです。」
そう言ってソフィアさんは戻った。
「で?何を作ったのかね?」
グレイさんは、そう聞いてきた。
「この指輪です。」
俺は、そう言って【亜空間倉庫】からさっき作った指輪を取り出した。
「ん?指輪。これに付与したのかい!?」
「はい。」
なんか、二人ともすごい驚いているぞ。
「それで、何を付与したのかね?」
「それは、《念話》というスキルを付与しました。《念話》とは、自分が考えていることを声に出さないで、頭で思っただけで話せるスキルのことです。」
「その《念話》というスキルは、どこまでの距離を使えるのかね?」
「まだ試したことがありませんのでどこまでかは、分かりません。なので今から試そうと思っていたんですけど、試してもらってもよろしいですか?」
「うむ、分かった。」
そう言ってグレイさんは、指輪をつけた。
「それでは、移動していきますね。まずは、10メートルほど移動します。」
そう言って俺は、10メートル離れた。
『グレイさん、聞こえますか?』
『おお、聞こえておるぞ!』
まずは、成功のようだ。
『それでは、次はもっと遠くに移動しますね。』
俺はそう伝え、《ワープ》で移動した。
移動したのは、王都の門から少し離れた場所。ここでも使えるかな?
『グレイさん、聞こえますか?』
『ああ、聞こえておる。どこまで移動したんだ?』
『王都の門から少し離れたところです。』
『な、なに!?もうそんなに離れたのか!?』
『はい。それじゃ次は、もっと遠くに移動しますね。』
俺は、また《ワープ》で移動した。
俺が移動したのは、オリビアが住んでいた街だ。
『聞こえますか?』
『うむ、まだ聞こえておるぞ』
『少しでも変なことがあったら伝えてくださいね。それじゃ移動してきます。』
今度来たのは、【古の森】に来ていた。
ここで使えたら十分に魔道具としては、使えるだろう。
『グレイさん、聞こえますか?』
『問題ないぞ。』
『そうなんですね。それじゃ戻ります。』
結界がかけられているこの森でも使えるのか。魔道具って結構便利だな!
俺は、《ワープ》で最初の場所に戻って来た。
「結構な距離を移動しましたけど異常は、ありませんでしたね。」
「……あの、シン君、いったいどこまで移動したんですか?」
ソフィアさんが恐る恐る聞いてくる。
「えっとだいたい約3000キロくらいですね。」
「「3000キロ!?」」
二人は、そう聞いてすごい驚いた。
「は、はい。」
「「……」」
2人とも無言になる。
「シ、シン君、この魔道具だが、これは、絶対に人に教えてはいけないよ!こんな魔道具が悪いことをするやつに渡ればどれだけ危険なことか分かるだろ?」
「た、確かにそうですね。気をつけます。」
「ああ、そうしてくれ。」
「あ、でも、皆さんには渡してもよろしいですか?これがあると結構便利なこともあるので。」
「そうだな、助かるよ。でも、人数分用意できるのかね?」
「簡単ですよ、ただ指輪を作るだけなんで。あ、でも、王族に渡すものだからもう少し華美にした方がいいですかね?」
俺は、そう言って宝石をいくつか取り出した。
「……シン君は、たくさん宝石を持っていますね。」
「ええ、少し宝石を取りに行くつもりだったのですが、沢山手に入ってしまいました。良かったらいくつか差し上げますよ。俺が持っていてもあまり役に立たないので。」
俺がそう言うとソフィアさんは、すごい喜んだ。
「本当にいいの!?ありがとうシン君!!」
「いえいえ結構沢山ありますのでお好きに取ってください。」
「うむ、シン君ありがとう。」
「それで、この魔道具に宝石をつけるなら何がいいですか?」
「そうだな、私は、これがいいな。」
「私は、これがいいです!」
そう言って二人は、宝石を手に取った。
「分かりました。では、ここで付けますね。すぐに終わりますから。」
俺はそう言って《鍛冶》スキルで宝石を付けていった。ついでにみんなの分も俺が宝石を決めて付けた。
そして、数分後
「これでどうでしょか?」
「うむ、完璧な仕上がりだ!こんな短時間で宝石をつけるなんて大したものだな。」
そう言ってグレイさんは、満足そうに指輪をつけた。
「シン君、ありがとね。大切にするわね。」
そう言ってソフィアさんも指輪をつけた。
「それじゃ俺は、みんなに配ってきますね。」
そう言って俺は、二人の元から離れた。
それからみんなを探していたらちょうどみんな揃っていた。
「みんな、これ受け取ってくれないか。俺が今日作った魔道具だ。」
「シン様が作ったのですか!?凄いですね!」
「シンお兄ちゃんってなんでも出来るです!」
「ありがとうございます、シン君。でも、どんなものを付与したのですか?」
俺は、みんなにこの魔道具について説明していった。
みんなもグレイさんたち同様、すごい驚いていた。
「本当にこんなすごいもの貰ってもいいのですか?これほどのものなら国宝レベルですよ。」
そうシルフィが念押しする。
へぇ~こんなものが国宝なのか。でも、簡単に作れるんだけどな。それに、今度は、もっと難しいものを作ろうと思ってるし。
「ああ、別に構わないぞ。これがあればすごい便利だからな。」
そう言うと3人ともすごい喜んだ。
「あ、ところで3人とも、その宝石で良かったかな?みんなに合いそうな宝石を俺が勝手に選んだけど別のものがいいなら変えるよ。」
俺は、そう言って宝石を出した。
「いえ、私はこれで大丈夫ですよ。シン様が選んでくださったものなんですからどんなものでも嬉しいです。」
「サリィもこれでいいです!」
「私もこれで大丈夫よ。」
3人とも気に入ってくれたみたいでなによりだ。
それから俺たちは、その魔道具を試してみた。
この魔道具は、特定の人と話したい時は、その人を想像すると念話できるようだ。それに、魔力を通さなくても念話は、話し手に聞こえるようだ。話す時だけ魔力を通せばいいらしい。後でグレイさんたちにも教えないとな。
さて、次は、何を作ろうかな。
今日から夏季休暇に入った。
俺は、この休みを使って前からしたいことを考えていた。
それは、魔道具作りだ。
魔道具とは、その道具に付与された魔法やスキルを魔力を通しただけで使える道具のことだ。
でも、エンチャントとは、少し違うようだ。
エンチャントは、魔法の初級や中級のようなものを使いその級の使える魔法をすべて使うことが出来る。だが、魔道具は付与されている魔法しか使うことが出来ない。
こう考えると 魔道具は不便に感じるからもしれないが、魔道具は誰でも使えるという強みがある。それにスキルも使える。エンチャントは、その魔法を付与したものしか使えないからな。
魔道具を作ると言っても結構簡単そうだ。
神様からもらった本には、魔道具が書かれた本もあったのでそれも見ていたが作るのには結構簡単な風に書かれていた。でも、近くの本屋とか図書館で見てみるとすごい複雑で難しそうに書かれていた。
俺は、神様からもらった本でまず、比較的簡単そうな魔道具を作ってみた。
最初に作ったのは指輪ふたつを作りその二つにこの前手に入れた《念話》というスキルを付与した。
この魔道具の効果は、指輪をつけた者同士が念話をすることが出来るという魔道具だ。
用意するのは指輪だけだったのですぐに《鍛冶》スキルを使って作った。
まだ試作品だしどこまでの距離使えるか試してみたいな。誰かいないかな~。
そう思いキョロキョロしていると、グレイさんとソフィアさんがお茶をしていた。
「あの、すいません。少しいいですか?」
俺は、そう尋ねた。
「ん?なんだ、シン君か。どうした?」
「魔道具を作ってみたので試したいなと思いまして、どちらか手伝ってもらえませんか?」
俺は、そう言うと二人とも驚いていた。
「シン君、魔道具も作れるの!?」
ソフィアさんは、少し前のめりになりながらそう聞いてきた。
「え、ええ、でも、まだ始めたばかりなので簡単なものしか作っていませんが。」
「あ、すいません。少し興奮してしまったみたいです。」
そう言ってソフィアさんは戻った。
「で?何を作ったのかね?」
グレイさんは、そう聞いてきた。
「この指輪です。」
俺は、そう言って【亜空間倉庫】からさっき作った指輪を取り出した。
「ん?指輪。これに付与したのかい!?」
「はい。」
なんか、二人ともすごい驚いているぞ。
「それで、何を付与したのかね?」
「それは、《念話》というスキルを付与しました。《念話》とは、自分が考えていることを声に出さないで、頭で思っただけで話せるスキルのことです。」
「その《念話》というスキルは、どこまでの距離を使えるのかね?」
「まだ試したことがありませんのでどこまでかは、分かりません。なので今から試そうと思っていたんですけど、試してもらってもよろしいですか?」
「うむ、分かった。」
そう言ってグレイさんは、指輪をつけた。
「それでは、移動していきますね。まずは、10メートルほど移動します。」
そう言って俺は、10メートル離れた。
『グレイさん、聞こえますか?』
『おお、聞こえておるぞ!』
まずは、成功のようだ。
『それでは、次はもっと遠くに移動しますね。』
俺はそう伝え、《ワープ》で移動した。
移動したのは、王都の門から少し離れた場所。ここでも使えるかな?
『グレイさん、聞こえますか?』
『ああ、聞こえておる。どこまで移動したんだ?』
『王都の門から少し離れたところです。』
『な、なに!?もうそんなに離れたのか!?』
『はい。それじゃ次は、もっと遠くに移動しますね。』
俺は、また《ワープ》で移動した。
俺が移動したのは、オリビアが住んでいた街だ。
『聞こえますか?』
『うむ、まだ聞こえておるぞ』
『少しでも変なことがあったら伝えてくださいね。それじゃ移動してきます。』
今度来たのは、【古の森】に来ていた。
ここで使えたら十分に魔道具としては、使えるだろう。
『グレイさん、聞こえますか?』
『問題ないぞ。』
『そうなんですね。それじゃ戻ります。』
結界がかけられているこの森でも使えるのか。魔道具って結構便利だな!
俺は、《ワープ》で最初の場所に戻って来た。
「結構な距離を移動しましたけど異常は、ありませんでしたね。」
「……あの、シン君、いったいどこまで移動したんですか?」
ソフィアさんが恐る恐る聞いてくる。
「えっとだいたい約3000キロくらいですね。」
「「3000キロ!?」」
二人は、そう聞いてすごい驚いた。
「は、はい。」
「「……」」
2人とも無言になる。
「シ、シン君、この魔道具だが、これは、絶対に人に教えてはいけないよ!こんな魔道具が悪いことをするやつに渡ればどれだけ危険なことか分かるだろ?」
「た、確かにそうですね。気をつけます。」
「ああ、そうしてくれ。」
「あ、でも、皆さんには渡してもよろしいですか?これがあると結構便利なこともあるので。」
「そうだな、助かるよ。でも、人数分用意できるのかね?」
「簡単ですよ、ただ指輪を作るだけなんで。あ、でも、王族に渡すものだからもう少し華美にした方がいいですかね?」
俺は、そう言って宝石をいくつか取り出した。
「……シン君は、たくさん宝石を持っていますね。」
「ええ、少し宝石を取りに行くつもりだったのですが、沢山手に入ってしまいました。良かったらいくつか差し上げますよ。俺が持っていてもあまり役に立たないので。」
俺がそう言うとソフィアさんは、すごい喜んだ。
「本当にいいの!?ありがとうシン君!!」
「いえいえ結構沢山ありますのでお好きに取ってください。」
「うむ、シン君ありがとう。」
「それで、この魔道具に宝石をつけるなら何がいいですか?」
「そうだな、私は、これがいいな。」
「私は、これがいいです!」
そう言って二人は、宝石を手に取った。
「分かりました。では、ここで付けますね。すぐに終わりますから。」
俺はそう言って《鍛冶》スキルで宝石を付けていった。ついでにみんなの分も俺が宝石を決めて付けた。
そして、数分後
「これでどうでしょか?」
「うむ、完璧な仕上がりだ!こんな短時間で宝石をつけるなんて大したものだな。」
そう言ってグレイさんは、満足そうに指輪をつけた。
「シン君、ありがとね。大切にするわね。」
そう言ってソフィアさんも指輪をつけた。
「それじゃ俺は、みんなに配ってきますね。」
そう言って俺は、二人の元から離れた。
それからみんなを探していたらちょうどみんな揃っていた。
「みんな、これ受け取ってくれないか。俺が今日作った魔道具だ。」
「シン様が作ったのですか!?凄いですね!」
「シンお兄ちゃんってなんでも出来るです!」
「ありがとうございます、シン君。でも、どんなものを付与したのですか?」
俺は、みんなにこの魔道具について説明していった。
みんなもグレイさんたち同様、すごい驚いていた。
「本当にこんなすごいもの貰ってもいいのですか?これほどのものなら国宝レベルですよ。」
そうシルフィが念押しする。
へぇ~こんなものが国宝なのか。でも、簡単に作れるんだけどな。それに、今度は、もっと難しいものを作ろうと思ってるし。
「ああ、別に構わないぞ。これがあればすごい便利だからな。」
そう言うと3人ともすごい喜んだ。
「あ、ところで3人とも、その宝石で良かったかな?みんなに合いそうな宝石を俺が勝手に選んだけど別のものがいいなら変えるよ。」
俺は、そう言って宝石を出した。
「いえ、私はこれで大丈夫ですよ。シン様が選んでくださったものなんですからどんなものでも嬉しいです。」
「サリィもこれでいいです!」
「私もこれで大丈夫よ。」
3人とも気に入ってくれたみたいでなによりだ。
それから俺たちは、その魔道具を試してみた。
この魔道具は、特定の人と話したい時は、その人を想像すると念話できるようだ。それに、魔力を通さなくても念話は、話し手に聞こえるようだ。話す時だけ魔力を通せばいいらしい。後でグレイさんたちにも教えないとな。
さて、次は、何を作ろうかな。
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コメント
苓
774の狐さんのアドバイスは的確ですね
ノベルバユーザー252836
もう神波の能力だなと思った
774の狐
「だいたい」か「約」だけで良いですよ
重複になっているので
満天の星空と同じ感じのミス