異世界はガチャで最強に!〜気づいたらハーレムできてました〜

Wrath

( ´ ▽ ` )ノ仲間

6話

目を開けるとそこは俺が転生をしてきた大岩がある場所だった。
俺は周りを確認した後、麻袋を下ろし中のものを出す。
麻袋から出てきたのは、
白銀色のロングヘアに身長は140ほどで肌は白く顔も整っている超美少女だった。
少女はまだ目を覚ましておらずぐったりとしている。
彼女は、EXダンジョンの三層目の隠し扉にいて何重もの鎖で繋がっており見捨てることが出来ずに連れてきた。

「はぁ、また厄介ごとになりそうだ」

俺は彼女のステータスを見て深々とため息を吐く。
ーーーーーーーーーー
アリネ・コーリア・パルアウンデ
314歳   女  種族 吸血鬼族
職業 なし
=====
レベル67
HP239/72000
MP0/81000
STR48200
DEF43100
AGI41700
MGA76100
MGD75800
LUK200
=====
スキル
気配察知レベル7、魔力察知レベル6、魔力制御レベル8、詠唱破棄レベル6、同時展開レベル5
エクストラスキル
吸血、魔力眼、
魔法
元素魔法(火.水.風.土.光.闇.無)
レベル7
上位元素魔法(火炎.氷河.暴嵐.大地.神聖.暗黒)レベル5
特殊魔法(血.影.時)レベル6
上位特殊魔法(古代.重力)
レベル2
固有能力
魔法模倣
加護
魔導神の加護
=====
称号
元吸血鬼国パルアウンデ王国王女、
歴代王女最強、
ーーーーーーーーーー

「んっ、ふんん~。ん?ここは」
「おう、やっと起きたか」
「ふひゃっ、あ、あなたは」

目覚めたアリネは俺を見るや女の子らしく驚き麻袋で身体を隠した。
アリネの瞳の色はカーディナルレッドほどの色だった。
因みに俺の赤眼はサタンズスパークほどの色だ。
こう言ってはなんだが俺…別に色とかどうでもいいんだわ。
転生するときに言った赤の色で詳しい色とか別にどれでもいいんだわ。
これは後からわかったことだがシルフィ曰く、俺の瞳の細かい部分はくじ引きで決まったらしい。

「俺はミn…じゃなくてシグルズだ。君は今までのことを覚えてるか?」

危うくミナトって言いそうだったな。これからは気をつけないと。
理由は特にないが、転生者っていうことであまり目立ちたくはないからだな。

「ほとんど…覚えてない。今まで暗いとこで…ずっと一人だった」
「たしかに暗かったな。なんせ洞窟の隠し扉の中だもんな」
「どうしてわたしはここにいるの?」
「そんなの決まってるだろ。俺がお前をここに連れてきたんだよ」
「どうして連れて来たの?」
「放って置けなかったからだよ」
「どうして放って置けなかったの?」
「だあぁもう!。そんなことよりさ。ご飯食べない?」
「ご飯?」

するとどこからともなく可愛いお腹の虫が鳴いた。

「ほら、さっさと作ってやるから大人しくしてるんだぞ」

俺はその後魔物の肉で作ったシチューを作りアリネに手渡した。
この世界では魔物はふつうに食料とされていて豚とか牛とかの家畜は存在しないらしい。
だが馬だけは馬車として使われているみたいだ。

「ほら、食え」
「食べて、いいの?」
「ん?あぁ勿論だ。そのために渡したんだからな」
「ありがと」

アリネはシチューを一口食べると眼を見開きだんだんと眼の端に涙を浮かべ泣いてしまった。

「お、おい。どうしたんだ。泣くほど美味しくなかったか」
「ううん。違う。おいしかった、から、こんなに、おいしいりょうり、はじめて、で。うれしく、て」
「そうか……大変だったな」

俺はそう言ってアリネの頭に手を置いて撫でてやった。
そのあとはアリネが気がすむまで泣かせて気がすむまでシチューを食わせてやった。
そしてアリネは最後の一口を食べ終わると疲れていたのか横にパタリと倒れて寝息をたてて寝だした。

「大変だったんだな。アリネも」

俺はそうしみじみと思いながらテントを用意してアリネを中に入れ周りに結界を張って俺もテントに入り睡眠をとった。                            

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