名探偵の推理日記〜囚人たちの怨念〜

耕一

エピローグ

翌日、俺は小林刑事の話を聞くために警察署を訪れていた。
「小林刑事、田中さんがあいつは裁きを受けるべき人間だったんだって言ってましたけど、過去に何かあったんですか?」
俺はあれからずっと気になっていた疑問を小林刑事に投げかけてみた。
「田中さんは1年前に奥さんを自殺で亡くしてたんですよ。奥さんはあのアメリカ人の詐欺にあって家のお金を使い込んでしまったらしくて、それを誰にも相談できずに旦那さんへの申し訳なさで自殺してしまったらしいです。」
 「そうだったんですか。でも1人の人間を殺すために1ヶ月前から現場に潜入してチケットまで用意するなんて用意周到ですね。」
そう言うと小林刑事が得意げな表情を見せた。
「田中さん曰くこの計画はある推理小説からインスピレーションを得たものだそうですよ。いゃー犯罪者の心理って分からない事だらけですね。」
「分かりたくないですよ。犯罪を平気で実行出来てしまうような人間の心理なんて。」
俺はそう言って警察署をあとにした。

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