蝶々結び

永麗

ー4ー



(好きな子・ ・ ・ ・なら居るかな。)


モヤモヤモヤモヤ…。

だああ!!!!なんで今思い出すの!!



部活が始まってからもう一時間
ほとんど手につかず

相沢先生の言葉がリピートされる


なんで…?



「ここをこうすると…。ほら
綺麗に出来ますよ」


晴風ちゃんにあれこれ丁寧に教えて
あまりにも綺麗な所作に

「見とれちゃうよね…。」


??????


なんて言うことを私は口走った!!!


「白華さん??どうした?」


聞こえてたあ!!!!!


「何も、ないです。」


赤くなる頬と耳を隠すため
耳にかけていた髪をそっと下ろす


「なんか悩んでんの?」


隣にそっと座る先生との距離は
肩が触れてしまいそうな程


「っ、、。大丈夫ですっ、」


お願いっ、、!!
それ以上近づかないでっ!!!


「顔赤いけど、熱でもあるんじゃ…」


先生の大きな手が私のおでこに触れる瞬間


「やっ!!!!」


パシッ


振り払ってしまった。。。



「ごめん。」


その言葉に耐えられなくなり
部室を飛び出す








私に触れないで…。



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