神速の生まれ変わり
ステータス
「よく来てくれた、勇者殿よ。」
 確かに玉座に座るじいさんはそう言った。皆も戸惑っている。
 「ゆ、勇者?」 「ここどこだよ!」 「嫌、家に返して!」「…………」
反応は人それぞれだった、泣き崩れる人、怒りに任せ喚き散らす人、何故か薄く笑う人。
俺?俺はこういう展開は大好物だよ。
やがてこのクラスの委員長で超が付く程のイケメンの、白鳥 斬零が言った。
「皆!落ち着いてくれ!……王様?ですよね、説明は貰えますよね?」
そう言うと皆は静かになり、王様は話だした。
……こいつの人望が羨ましいな。
「うむ、勇者殿達を勝手に呼び出したのはすまない。
だが、魔王が復活してな。魔族が勢力を着々と溜めているのだ。近いうちに戦争になるだろう。強制ではないがどうか、戦争に参加してくれないか?頼む。」
正直にバカかと思った。だって勝手に召喚して、勝手にそっちの意見を押し付けてきて、挙げ句の果てには危険な戦争に参加しろだって?都合が良すぎだ。だが強制じゃないだけいいとしよう。
 「戦争って……、俺達はただの高校生ですよ?何の戦力にもならないと思いますが。」
確かに白鳥の言う通りだ、だがオタクの人なら分かる、この後の展開を。ステータスとかを見たりするのだろう、そして俺達は勇者だきっと強いに決まっている。
「うむ、今からその事を説明しよう。勇者殿よステータスと念じてくれないか?」
――――――ステータス。
 すると頭の中に直接浮かび出てきた。
────────────
名前: 速風   瞬
種族:人間
職業:未開放
レベル:1
体力:50
魔力:50
筋力:50
防御力:50
敏捷力:90
幸運力:24
スキル
  [言語理解]  [鑑定]
────────────
……これは強いのか?基準がわからないから何とも言えないな。
「念じることで他人に見せたりできるぞ。」
 王様いいこと言った!どれどれ、白鳥のステータス見せて貰おうかな。
 「白鳥、ステータス見せてくれないか?」
 「ああ、わかったよ」
 白鳥のステータスが頭に浮かぶ
────────────
名前:白鳥   斬零
種族:人間
職業:勇者
レベル:1
体力:240
魔力:100
筋力:200
防御力:180
敏捷力:180
幸運力:63
スキル
  [言語理解]       [鑑定]   [全属性魔法]   [成長補正・中]   [真の勇者]   [聖剣召喚]
────────────
……えぇ。俺のステータスと全然違うのですが。
 まず職業、白鳥のは勇者だけど俺の未開放って何?
次、スキル多くないっすかね?しかも真の勇者とかなんだよ、羨まし過ぎだぞ?ちゃっかり全属性の魔法使えるし。
1番の問題は……ステータスの差がおかしいよね!?
俺のステータス大体が50だぞ?ま、まぁ平均がわかんないからまだ大丈夫。まだ俺TUEEEEEできる。
 「うむ、ちなみにレベル1の平均は100ぐらいじゃぞ。」
詰んだー。俺の2倍あるじゃん。世界は不条理に満ちているね。
 「召喚された者には必ず鑑定のスキルがついているはずじゃ。鑑定は知りたい物を視界にいれて念じれば使えるぞ。」
 鑑定はあるな使ってみよう。何か調べたいものあるかな?キョロキョロしていると友達と話ている寸賀を見つけた。鑑定使えるかな?
――――――鑑定
────────────
名前:中澤   寸賀
種族:人間
職業:拳闘士
レベル:1
体力:200  
魔力:25
筋力:200  (350)
防御力:180  (260)
敏捷力:100  (200)
幸運力:38
スキル
   [言語理解]   [鑑定]     [炎拳]    [身体強化]
────────────
うわ、こいつも白鳥程ではないがチートだな。
(  )の中の数字は身体強化したときの数値かな?てかスキルも鑑定できるんじゃ?
――――――鑑定
────────────
身体強化
身体能力を上げステータスを上げる。
近接戦闘向けのスキル
(  )の中の数値が身体強化を使ったときのステータス
────────────
ふむ、できたな。やはり予想通りか。こいつ脳筋ステータスだな。寸賀はガタイがいいからなお似合いだよ。
 と、考えていると寸賀がこちらを見ていた。
まさかと思った時には既に遅かった。
「ぶふっw。お、おい、皆こいつのステータス鑑定で見てみろよ。ぶはは、腹痛いw」
こ、こいつ。そう言うと皆がこっちを見て鑑定を使っている。すると皆笑いだしたり安堵したりしている。
なんだよ、皆して俺を笑い者にして。
 「べ、別にいいじゃないですか!ステータスが低くても仲間でしょう!」
 そう言ってくれたのは深月さんだ。彼女と話ていて良かったと思ったよ。でも、その発言で笑いが怒りになった、何であいつがと嫉妬の目線が突き刺さる。どうしようかと悩んでいると、助け舟は意外なとこから出た。
「もうその辺でよろしいか、勇者殿。これからのことを説明するからの。」
 確かに玉座に座るじいさんはそう言った。皆も戸惑っている。
 「ゆ、勇者?」 「ここどこだよ!」 「嫌、家に返して!」「…………」
反応は人それぞれだった、泣き崩れる人、怒りに任せ喚き散らす人、何故か薄く笑う人。
俺?俺はこういう展開は大好物だよ。
やがてこのクラスの委員長で超が付く程のイケメンの、白鳥 斬零が言った。
「皆!落ち着いてくれ!……王様?ですよね、説明は貰えますよね?」
そう言うと皆は静かになり、王様は話だした。
……こいつの人望が羨ましいな。
「うむ、勇者殿達を勝手に呼び出したのはすまない。
だが、魔王が復活してな。魔族が勢力を着々と溜めているのだ。近いうちに戦争になるだろう。強制ではないがどうか、戦争に参加してくれないか?頼む。」
正直にバカかと思った。だって勝手に召喚して、勝手にそっちの意見を押し付けてきて、挙げ句の果てには危険な戦争に参加しろだって?都合が良すぎだ。だが強制じゃないだけいいとしよう。
 「戦争って……、俺達はただの高校生ですよ?何の戦力にもならないと思いますが。」
確かに白鳥の言う通りだ、だがオタクの人なら分かる、この後の展開を。ステータスとかを見たりするのだろう、そして俺達は勇者だきっと強いに決まっている。
「うむ、今からその事を説明しよう。勇者殿よステータスと念じてくれないか?」
――――――ステータス。
 すると頭の中に直接浮かび出てきた。
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名前: 速風   瞬
種族:人間
職業:未開放
レベル:1
体力:50
魔力:50
筋力:50
防御力:50
敏捷力:90
幸運力:24
スキル
  [言語理解]  [鑑定]
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……これは強いのか?基準がわからないから何とも言えないな。
「念じることで他人に見せたりできるぞ。」
 王様いいこと言った!どれどれ、白鳥のステータス見せて貰おうかな。
 「白鳥、ステータス見せてくれないか?」
 「ああ、わかったよ」
 白鳥のステータスが頭に浮かぶ
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名前:白鳥   斬零
種族:人間
職業:勇者
レベル:1
体力:240
魔力:100
筋力:200
防御力:180
敏捷力:180
幸運力:63
スキル
  [言語理解]       [鑑定]   [全属性魔法]   [成長補正・中]   [真の勇者]   [聖剣召喚]
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……えぇ。俺のステータスと全然違うのですが。
 まず職業、白鳥のは勇者だけど俺の未開放って何?
次、スキル多くないっすかね?しかも真の勇者とかなんだよ、羨まし過ぎだぞ?ちゃっかり全属性の魔法使えるし。
1番の問題は……ステータスの差がおかしいよね!?
俺のステータス大体が50だぞ?ま、まぁ平均がわかんないからまだ大丈夫。まだ俺TUEEEEEできる。
 「うむ、ちなみにレベル1の平均は100ぐらいじゃぞ。」
詰んだー。俺の2倍あるじゃん。世界は不条理に満ちているね。
 「召喚された者には必ず鑑定のスキルがついているはずじゃ。鑑定は知りたい物を視界にいれて念じれば使えるぞ。」
 鑑定はあるな使ってみよう。何か調べたいものあるかな?キョロキョロしていると友達と話ている寸賀を見つけた。鑑定使えるかな?
――――――鑑定
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名前:中澤   寸賀
種族:人間
職業:拳闘士
レベル:1
体力:200  
魔力:25
筋力:200  (350)
防御力:180  (260)
敏捷力:100  (200)
幸運力:38
スキル
   [言語理解]   [鑑定]     [炎拳]    [身体強化]
────────────
うわ、こいつも白鳥程ではないがチートだな。
(  )の中の数字は身体強化したときの数値かな?てかスキルも鑑定できるんじゃ?
――――――鑑定
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身体強化
身体能力を上げステータスを上げる。
近接戦闘向けのスキル
(  )の中の数値が身体強化を使ったときのステータス
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ふむ、できたな。やはり予想通りか。こいつ脳筋ステータスだな。寸賀はガタイがいいからなお似合いだよ。
 と、考えていると寸賀がこちらを見ていた。
まさかと思った時には既に遅かった。
「ぶふっw。お、おい、皆こいつのステータス鑑定で見てみろよ。ぶはは、腹痛いw」
こ、こいつ。そう言うと皆がこっちを見て鑑定を使っている。すると皆笑いだしたり安堵したりしている。
なんだよ、皆して俺を笑い者にして。
 「べ、別にいいじゃないですか!ステータスが低くても仲間でしょう!」
 そう言ってくれたのは深月さんだ。彼女と話ていて良かったと思ったよ。でも、その発言で笑いが怒りになった、何であいつがと嫉妬の目線が突き刺さる。どうしようかと悩んでいると、助け舟は意外なとこから出た。
「もうその辺でよろしいか、勇者殿。これからのことを説明するからの。」
コメント
ダンまち好きだ~!!!!(特に疾風)
こういう始めからチートじゃないの好き
だんだんと強くなるのが一番良いな